仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

静岡県に関連のある仕事人
1982年 生まれ 出身地 静岡県
山下やまぐち 洋一よういち
子供の頃の夢: 宇宙飛行士
クラブ活動(中学校): テニス部
仕事内容
ガスの工事・供給をする
自己紹介
自分の考えは必ず言う(自己主張はする)。言いたい事は言う。さっぱりした性格。休日はとにかく身体を休める。魚釣り(海)。時間を考えず、ゆっくり出来るから好き。釣る事よりも、釣りをやっている気分が好き。

※このページに書いてある内容は取材日(2006年09月27日)時点のものです

ガスを詰(つ)めて家に届ける

ガスを詰(つ)めて家に届ける

みな さんはガスボンベをたくさん積んだトラックを見たことはありますか?ガス管を通ってくる都市ガスという種類のガスを使っている家の人はあまり見たことがないかも知れませんが,あのボンベにはプロパンガスという種類のガスが液体えきたい になった状態じょうたい まっているんですよ。わたし 達は大きなガスタンクからそのガスボンベにガスを詰め替つめか えて,家やお店にとど けています。ガスコンロやガスストーブなどの器具を売ったり,修理しゅうり 点検てんけん もしているんですよ。

家の中のガス管の工事もします

新しく家を建てる人が ると,家の工事を取りまとめている工務店こうむてん の人からわたし 達のところに連絡れんらく が来ます。そして,新しく建てる家にどんなガス器具とガスボンベを取り付けるかを話し合います。ガスボンベは家の外に置きますが,どこに置いても良いわけではありません。日当たりの良い場所はダメ,火を使う場所の近くはダメ,とかいろいろ決まりがあるのです。ガスボンベが熱くなったらあぶ ないですからね。そして,家を建てる時には,家の中にガス管を通す工事もします。見えないところにかく れているけど家の中にはガス管が通っているんですよ。ガスを使い始める時には,ガス れがないかをしっかりと確認かくにん します。

安全第一

安全第一

みな さんの安心・安全のため に,ガスタンクは住宅街じゅうたくがい からはな れた所にあります。大きなタンクがあると,近くに住んでいる人は不安になりますよね?だから,家がたくさんあるところからはな れた場所にタンクがあるのです。また,わたし 達は安全に作業するために勉強もしています。わたし の会社では,会社に入るとガスを取り扱とりあつか える等ガスに関する資格しかく を取ってもらっています。他にも電気や水道の資格しかく を取っている人もいます。わたし は,昔はお客様からの要望を聞く事が大切だと思っていたのですが,今は自分の意見も言うようになりました。ことわ ることもお客様の安全のためには大切なことなんです。

24時間365日!

24時間365日!

わたし 達の仕事は8時から17時までですが,みな さんの生活をささ える仕事なので24時間365日対応たいおう できるようにしています。お風呂ふろ のお湯が出なかったり,ガスコンロの火が付かなかったり,そんな時に朝まで待つのはつら いですよね。ガス れしているのでは?と不安な時ならなおさらです。だから,わたし 達の会社では,早朝でも夜中でも,毎日だれ かが会社にいるんですよ。おぼん でも正月でも何かあればいつでも けつけられるようにしているんですよ。

慌(あわ)てないで対応する

仕事を始めたばかりのころ は,失敗もしました。火が付くかどうかの検査けんさ わす れたり,ガスのせん を開くのをわす れて めたまま帰ってしまったり・・・。でも失敗をしてもあわ てずに対応たいおう することが大切なんですね。あわ てても何もうまくいきませんし,あまり深刻しんこく 雰囲気ふんいき になると,お客さんの方が不安になってしまいますからね。経験けいけん 豊富ほうふ になると,あわ てずに対応たいおう できるようになります。お客さんから信頼しんらい してもらえるようになると,あの人に修理しゅうり に来て しい,と指名されることもあるんですよ。

「ありがとう」が嬉(うれ)しい

「ありがとう」が嬉(うれ)しい

修理しゅうり や新しい器具の取り付けをして「ありがとう」といってもらう時はこの仕事をやっていて良かったなぁ,と思います。よくおこ られていたお客さんから,修理しゅうり の仕事が終わった時に「お茶でも飲んでいけよ。ありがとな,ありがとな。」と何度もお礼を言われた時は特にうれ しかったです。今は仕事で会うことのない昔のお客さんから「なし が出来たから取りにおいで」などと,3年も4年も つのに電話をもらうこともあります。仕事で行かなくなってもお客さんとつな がっていられる,そう思うとうれ しいですね。

「ガス屋の息子」修行の日々(ひび)

「ガス屋の息子」修行の日々(ひび)

わたし の会社はおじいちゃんが作った会社で,今の社長はわたし の父なんです。わたし は中学のころ は卒業したら進学せずにどこかで働くつもりではいたのですが,まだガス会社を ぐとは決めていませんでした。でも,高校を卒業する前に父から「やるか?」と聞かれて後を ぐことを決めました。わたし が働くことが決まると,父がたの んだ愛知県のガス会社で修行しゅぎょう をすることになりました。4年半くらい働いたのですが,わたし はその間「ガス屋の息子」と ばれていました。跡取あとと りということで,周りの社員よりもきび しい目で見られましたねぇ。

外で遊んだ小学校時代

やっぱり夏休みや春休みなどの長い休みって楽しかったですね。小さいころ は特に理由もなく外で走り回っていました。外で遊ぶ事が大好きだったんです。同じ学校の友達や弟と野球などをしていましたね。中学校ではゲームや家でのんびり ごす方が好きになりましたけど。わたし の家は両親が共働きだったので,おばあちゃんと ごす時間も長かったです。その分,大人になってから,年配の方と話すのは気になりませんでした。

色んな人の話を聞こう

色んな人の話を聞こう

子どものうちはいっぱい遊んでおく事が大切ですよ。勉強が出来なくても,気にしすぎなくてもいいんです。社会に出ると,勉強ができるから仕事ができるか,というと,そうともかぎ りません。スポーツや遊びを通してでもいいので,色々いろいろ な人の話を聞いておくと,時間が ってから役に立つ事や気づく事もあります。最初は緊張きんちょう するかもしれないけれど,意識いしき して色んな人がいる所に出かけてみて下さい。大人になってからでも仕事で楽しい経験けいけん がたくさんできるけど,子ども時代に伸び伸のびの びと自由に楽しむ事はもっといい経験けいけん だと思います。でも,他人に迷惑めいわく をかけない程度ていど にですけどね。

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取材・原稿作成:(c)学校ネット株式会社(倉田)