医師は、病院や診療所で患者の治療やリハビリテーションなどをおこなうのを主な仕事としています。臨床医と呼ばれるこの医師は、大きな病院では、外科、内科、眼科、小児科など専門の科にわかれて病気を診察しますが、小規模の診療所などではいくつもの科を兼任することもめずらしくありません。命に直接関わる仕事ですから、強い責任感と使命感が求められます。このように臨床医は患者と接して治療にかかわりますが、研究医と言って、原因や治療法などがまだ解明されていない病気を研究する医師もいます。研究医の成果を用いて、臨床医が医療の現場で患者にたずさわっているわけです。研究医と臨床医のどちらが欠けても、医療は成り立ちません。