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- 有限会社 奥進システム
会社に在籍しているのは12名。そのうち3名に身体障がいが、7名に精神障がいがあります。身体障がいでは、頚髄損傷のため車いすで生活している男性が2名おり、そのうち1名は役員を務めています。腎臓の障がいがあり約18年人工透析をしていた人、発達障がいで言語化が苦手な人など、さまざまな特性のある人が働いています。シングルマザーの社員も2名おり、全員が何かしらの事情を抱えながら、力を発揮しています。新しい社員が入ったときには、社員どうしが互いに自分の障がいや配慮してほしいポイントを全員の前で説明する「障がいプレゼン」を行い、配慮してほしいことを全員が理解し合い、適切なフォローをし合えるようにしています。
マネジャーは日報を通じてメンバーそれぞれの体調や業務状況を共有し、体調に応じて無理のないように業務を調整します。心身の状態を数値で記録して体調を可視化できる日報システム「SPIS(エスピス)」は精神障がいのある社員が開発し、社外にも公開しています。また、仕事への集中のしすぎを防ぐために1日2回、必ず10分間の休憩時間を設けたり、一つのことに悩みすぎてしまわないよう、30分悩んだら必ず他の社員に相談する「30分ルール」もあります。曖昧な表現をくみ取るのが苦手な人には明確な指示をする、落ちこみやすい人に指摘をするときは言い方をやわらげるなど、一人一人に合わせた指示やサポート、業務の割り振りをしています。