左官の仕事内容

左官の仕事内容
左官は、住じゅう宅たくやビルなどの建けん設せつ現げん場ばで、壁かべや床ゆかなどを仕上げる職しょく人にんのことです。

自然素そ材ざいを使用した壁かべには、室内の温度を保たもったり、湿しつ度どを調整したり、燃もえにくくしたりなど、材料によってさまざまな効こう果かがあります。左官の仕事は、まず、モルタルなどの壁かべに塗ぬる材料を調合し、現げん場ばに運びます。その後「コテ(鏝)」という道具を使って、材料を壁かべに塗ぬっていきます。この工こう程ていを繰くり返かえし行います。例えば3回塗ぬる場合は、下地になる素そ材ざいを塗ぬる「下した塗ぬり」を行い、次に「中なか塗ぬり」を行ってムラ直しをしてから、最後に「上うわ塗ぬり」をして仕上げます。塗ぬり終わったら、乾かん燥そうさせ、はみ出した壁かべ材ざいを削けずり取とり、壁かべを完成させます。床ゆかの場合は、コンクリートなどの材料を流ながし込こみ、平らになるように仕上げます。

左官工事は、工事を請うけ負おう建けん築ちく物ぶつによって、2つに分けられます。木もく造ぞう住じゅう宅たくなど、小しょう規き模ぼな建けん築ちく物ぶつの工事現げん場ばを「町場(まちば)」、ビルや商業施し設せつなどの工事現げん場ばを「野丁場(のちょうば)」と呼よび、作業内ない容ようが異ことなります。町場は店てん舗ぽや一いっ般ぱん住じゅう宅たくなどの塗ぬり壁かべの仕上げが中心、野丁場は大だい規き模ぼ建けん築ちくやビルなどの下地づくりが中心となります。

左官になるには、左官業ぎょう務むを取とり扱あつかう工こう務む店てんなどに就しゅう職しょくしたり、左官職しょく人にんに弟で子し入りしたりする方法が一いっ般ぱん的てきです。就しゅう職しょくした後に、職しょく業ぎょう訓練校で学び、現げん場ばで作業をしながら技ぎ術じゅつを身に付けていくケースもあります。左官に必要な資し格かくや学がく歴れきはありませんが、「左官技ぎ能のう士し」という国家資し格かくを取しゅ得とくすると左官に関する知ち識しきや技ぎ術じゅつ力りょくを証しょう明めいすることができます。また、左官は重い材料を運んだり、壁かべに材料を塗ぬるときに立ったりしゃがんだりするため、体力が求められます。

「左官」の仕事内容と共通点がある職業

「左官」の仕事人インタビュー(左官の仕事内容・左官になるには)

柳田 竜幸
高層ビルや大型施設の建設現場で、左官工事を手がける。