<しいたけ栽さい培ばい>の仕事 長野県駒ヶ根市水みず上かみ 平へい八はち郎ろうさん 長野県駒こまヶが根ね市しで,原木しいたけ栽さい培ばいをしています。「原木栽さい培ばい」とは,人工的にキノコを発生させる「菌きん床しょう栽さい培ばい」とは違ちがって,天然の木を用いてキノコを栽さい培ばいする方法のことです。栄えい養よう剤ざいなどの化学物ぶっ質しつを一いっ切さい使っていないので,原木栽さい培ばいでできたしいたけは安全で,安心して食べることができ,香かおりが豊ゆたかで,とてもおいしいんです。 しいたけの種となる菌きんを植えつけた原木を「ほだ木」といいます。そして,ビニールハウスや山の中など,しいたけが育ちやすいように「ほだ木」を置いておく場所が「ほだ場」です。写真は,ほだ木を三角に組み,そのまま地面に置くシンプルな「三角積み」のほだ場。地じ震しんがあっても崩くずれないほど安定していて,収しゅう穫かく後の片かた付づけも簡かん単たんです。 原木にはクヌギを使っていて,自分の山から伐ばっ採さいします。伐ばっ採さいするだけでは山の木が減へっていくばかりなので,植林・育林もしています。そうした「山づくり」も大切な仕事です。山が本来持っている力を100パーセント発はっ揮きできるような環かん境きょうを作り出せば,山の力を借りて,より良いしいたけを栽さい培ばいすることができます。
キラリ仕事人 「森を育て,しいたけを栽培する」 原木しいたけ栽培 水みず上かみ 平へい八はち郎ろうさん あしたねインタビュー 聞き書き甲子園 第1回(2002年)参加作品 「駒ヶ根の椎茸名人」 記事を読む 寄付協力:株式会社ファミリーマート 協力:林野庁/公益社団法人国土緑化推進機構/NPO法人共存の森ネットワーク イラスト:平田 美紗子(林野図書資料館)
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