
私は,金属の部品を作るために必要な“金型”を作る工場の社長をしています。私の会社はそれほど大きな会社ではないので,社長の私も金型を作る仕事をしています。お客様からもらった製品の完成図を見て,「その製品を作るためにはどんな型が必要になるか」を考えて,CAD(キャド)というプログラムを使って設計図を作り,型を作る機械で作業を行い,数時間かけて型が出来上がります。型ができた後は,試しに使ってみて,お客様が求めるものが出来上がったかどうか確認してから渡します。注文されてから出来上がるまで,だいたい3週間くらいかかります。金属の製品のほとんどが,この金型がないと作れません。金型を使うと,切る・曲げる・潰す・しぼるなどの加工方法で製品を作ることができます。みなさんが知っているものだと,ジュース缶に使われているアルミ缶は,一枚の金属板をしぼり出してあの形が作られています。型を使うと,同じ製品を大量に作ることができるし,1つ型があればずっと使うことができるんですよ。