皆さんもレントゲン写真を撮ったことがあると思いますが,体の中の様子が分かると病気や怪我を発見したり,治療の方針を考えるのにとても役に立ちます。診療放射線技師は,医師の指示に基づいて診断に必要な撮影を行い,画像を作成する仕事をしています。最近では,一般撮影と呼ばれる皆さんがよく知っている普通のレントゲン撮影の他に,CT(X線をあてて体の内部を映し画像化する機器),MRI(磁気を使って体の内部を映し画像化する機器),PET(放射能の含まれた薬を飲んで癌細胞を映し出す機器)などの最新の機械を使って撮影を行い,体の中の様子がもっと詳しく分かる画像を作成しています。MRIは放射線ではなく磁気を使う機械ですが,「診断に必要な画像を撮影する」ということでは同じなので,私たち診療放射線技師の仕事になっています。撮影以外には,放射線を使ったがんの治療も私たちの仕事です。