歯科衛生士の仕事は,大きく分けて3つあります。1つ目は「歯科診療補助」で歯科医師の手伝いをする仕事です。2つ目は「予防処置」。虫歯予防のためにフッ素を塗ったり,歯石を取ったりします。3つ目は「歯科保健指導」。みなさんも受けたことがあると思いますが,歯みがきの仕方の指導や,食事や生活習慣についての指導をする仕事です。昔は「歯科診療補助」が歯科衛生士の主な仕事だったのですが,最近はチーム医療を行うところがほとんどになってきたので歯科衛生士の役割がとても重要になってきました。例えば,この十数年の間にとても伸びてきている歯周治療の分野でも,歯科衛生士が担当するところがたくさんあります。プラークコントロール(=ハミガキ)をしたり,食生活や生活習慣の見直しをしたり,歯石を取ることは歯科衛生士の担当です。治療が終了すればそれで終わりではなくて,治療が終わった後のメンテナンスも私たちの大切な仕事です。患者さんにとって私たち歯科衛生士は,口の中の健康を維持するためのパートナーのような存在なんですよ。