仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

愛媛県に関連のある仕事人
1978年 生まれ 出身地 愛媛県
シェフ
子供の頃の夢: シェフ・調理師
クラブ活動(中学校): 野球部
仕事内容
洋菓子を作る
自己紹介
明るく活発な性格せいかく趣味しゅみり・温泉おんせん。休日はりに出かけたり、家族サービスをしたりしています。

※このページに書いてある内容は取材日(2010年10月08日)時点のものです

洋菓子店ようがしてんのパティシエ

洋菓子店のパティシエ

わたしは「れじゅーる」という洋菓子店ようがしてんでパティシエをしています。"レジュール"は,フランス語で「喜びや楽しみをあたえる」という意味です。わたしのお店では,35種類の生菓子なまがしと40種類の焼き菓子がしを作り,販売はんばいしています。お店には1日に平日で70~100人,週末やイベントがある時などは150人ぐらいのお客様が来られます。毎月25日がサービスデイで,お店に来られたお客様に焼き菓子がしをプレゼントしています。

ケーキを作る

ケーキを作る

お店は10時~19時まで営業えいぎょうしています。ケーキを販売はんばいする人は朝9時に出勤しゅっきんしますが,ケーキを作る人は7時30分に出勤しゅっきんして,まずその日に販売はんばいするお菓子かしの仕上げをして,開店時間の10時には全ての商品がショーケースにそろうように準備じゅんびをします。シュークリームの中身をめたり,ロールケーキをいたり…それが終わると,翌日よくじつのケーキ作りに向けて仕込しこみをします。ケーキは1日200~300作っていて,お誕生日たんじょうびケーキは月100~150台作っています。12月は1年の中で最もいそがしい時期で,去年のクリスマスは500台のクリスマスケーキを作りました。今年は600台のクリスマスケーキを作る予定です。ケーキ作りは,いくつもの工程こうていを同時進行で行っています。例えばイチゴのショートケーキを作る時は,最初から最後までイチゴのショートケーキを作ることに専念せんねんするのではなく,ショートケーキのスポンジを焼く時に,ロールケーキの生地も一緒いっしょに焼いてケーキを仕上げていきます。

衛生面えいせいめんには気をつけています

衛生面には気をつけています

お店の商品は直接ちょくせつお客様の口に入る物なので,衛生面えいせいめんには気を付けています。お客様がお店で商品を買ってからし上がるまでには時間がかかるので,実際じっさいに商品がお客様の口に入るまでのことはとても気になりますね。ですから,お客様が商品をお持ち帰りになるさいに,おし上がりになるまでの時間や状態じょうたいをなるべく細かく聞くようにして,保冷ほれいざいを付けるなどして商品がいたまないように気を付けています。

お客様の顔を見ながら商品を作れる

お客様の顔を見ながら商品を作れる

この仕事の魅力みりょくは,お誕生日たんじょうびや記念日のケーキ,またウエディングケーキなどお祝いの時に食べていただけるところです。お客様に直接ちょくせつ喜んでいただけているのを感じやすい仕事です。ですから,そういう部分ではやりがいを感じますね。実際じっさいにお店に来て商品を買っていただけるお客様の顔を見ながら商品を作れることも,この仕事の魅力みりょくだと思います。

妥協だきょうしない・コミュニケーションを取る

妥協しない・コミュニケーションを取る

仕事で大切にしていることは,妥協だきょうをしないということです。新商品を作る時は,頭の中でイメージをしながら試作をり返して,必ず従業員じゅうぎょういんで食べて意見を出し合います。1回で商品が完成する時もあれば,何回試作しても商品にならなくて試作だけで終わることもあります。おいしくても,自分が納得なっとくできない商品は店頭には出しません。最近は,地元・西条さいじょう市の米粉を使ったシフォンケーキの販売はんばいに向けて研究・試作を重ね,ついに完成させることができました!そして,もう一つ大切にしていることがあります。それは,お客様とのコミュニケーションです。例えば,デコレーションケーキをご予約いただく時は,商品をおわたしする時に,注文した物とおわたしした物がちがっていたというようなことがないように,注文時にお客様から細かくイメージを伝えていただくようにしています。もちろんお店のスタッフ同士のコミュニケーションも大切にしています。ケーキを作るスタッフとお客様の間に,注文を受けるスタッフが入ることもあるので,スタッフ同士でも細かい確認かくにんを取るようにして,お客様が思っている以上に喜んでいただけるような商品を提供ていきょうできるようにつね心掛こころがけています。

料理に関わる仕事がしたかった

料理に関わる仕事がしたかった

わたしは小さいころから料理を作る仕事をしたいと思っていました。この仕事を始めて14年目になりますが,わたしがこの仕事をしようと思って,勉強のため調理師ちょうりし専門せんもん学校に行こうと決めたのが高校3年生の夏でした。そのころは,私自身わたしじしんパティシエという言葉を知りませんでしたし,まだ地元の西条さいじょう市に洋菓子ようがし専門店せんもんてんもあまりありませんでした。専門せんもん学校を卒業後,松山で5年,新居浜にいはまで3年,広島で4年修業しゅぎょうをしました。30さいの時に独立どくりつして自分のお店を開きました。この仕事にくのに特に資格しかくは必要ありませんが,多くの人は調理師ちょうりし専門せんもん学校の製菓せいか部門で勉強した後,洋菓子店ようがしてんなどで修業しゅぎょうをします。

料理をするのが好きだった

料理をするのが好きだった

子どものころは,イタズラばかりしていましたね。学校の屋上に勝手に上がって,おこられてしまったこともありました(笑)。勉強もそこそこに遊ぶことに一生懸命いっしょうけんめいでしたね。元気がありあまっているような感じで,とにかく外で遊ぶことが大好きでした。中学校の時は,兄の影響えいきょうもあって野球部に入りましたが,高校では以前から好きだったサッカーをしていました。わたしは,小さいころから料理をするのが好きで,土曜日になるとよく料理をしていました。例えば,即席そくせきラーメンには野菜いためやたまごを入れたり,レトルトカレーはバターライスにしたり,目玉焼きを乗せたり…。一手間加えて,どうやったらもっと美味しく食べられるのか考えて作るのが好きでした。

好きなことをおもいっきりやってみよう!

好きなことをおもいっきりやってみよう!

自分がやりたとい思うことをやってみてください。そして,できるようになるまでやってみてください。もし,やってみて上手くいかなかったり,ゆめかなえられなかったりしても,それで終わりではありません。人生はやってみないと分からないことがほとんどです。だから,新しいものにどんどんチャレンジして,自分に向いているもの,自分が頑張がんばれると思えるものをさがしてみてください。自分がやりたいことがどんなものかを知ることも大切です。そして,自分がやりたいことを明確めいかくに持って,自分が好きなことを思いっきりやってみてください。

ファンすべてを見る

(宮崎県 小6)
(愛知県 中2)
(山梨県 中1)
(京都府 小5)
(静岡県 中1)
(茨城県 小6)
※ファン登録時の学年を表示しています

私のおすすめ本

取材・原稿作成:西条市商工労政課 森川、編集:(c)学校ネット株式会社