私は病院に勤める管理栄養士として,200名以上の入院患者さんの「給食管理」と「栄養管理」の仕事をしています。給食管理とは,給食会社さんが調理してくださる食事が安全か,また患者さんの状況に相応しく,美味しく作れているかなどを確認することです。栄養管理とは,入院患者さんがきちんと食事を摂れているか,栄養状態が良いかを管理することです。骨折などで入院されている患者さんには「一般食」を出しますが,食事療法の必要な患者さんには「特別食」と呼ばれる食事,例えば糖尿病の方にはカロリーが制限された食事,心臓病の方には薄味の食事,腎臓病の方にはたん白質を控えた食事などを出します。病院には3名の管理栄養士がいて,毎日最低1名以上が仕事をしているので,休みは月に8~10日ほどです。