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  • 出身地 埼玉県

くりえーてぃぶでぃれくたークリエーティブ・ディレクター

細川ほそかわ 直哉なおや

  • 仕事内容

    広告やCM、ポスターを作ったり、Webサイトを制作せいさくしたり、ロゴのデザインをします。

  • 自己紹介

    好奇心旺盛で、海外旅行が趣味です。シルクロードとか、一人で世界中のどこへでも出かけます。

  • 出身高校

    巣鴨高等学校

  • 出身大学・専門学校

    早稲田大学 理工学部 建築学科 大学院

  • 【このページに書いてある内容は取材日(2015年07月02日)時点のものです】

細川 直哉


仕事人記事

チームをまとめ,一番効果こうか的な提案ていあんをする

チームをまとめ,一番<ruby><rb>効果</rb><rp>(</rp><rt>こうか</rt><rp>)</rp></ruby>的な<ruby><rb>提案</rb><rp>(</rp><rt>ていあん</rt><rp>)</rp></ruby>をする

広告コミュニケーションの仕事で,TVのCM,グラフィック広告,Webサイトなどを制作せいさくするために,必要なメンバーをまとめてチームを作り,全体をディレクションします。ぼくはそこに建築けんちく的な要素ようそを入れ,屋外でのイベントなど,街の中での人の動きや流れをつくる企画きかくを考え,どんなメディアに乗せてどうPRしていくかという所までやるんですよ。一般いっぱんのクリエーティブディレクターよりは,仕事のはばが広いです。世の中に広めるためには,あるときはTVのCMを使い,あるときはイベントや映画えいがを作り,ときにはロケットを飛ばすという企画きかくまで,依頼人いらいにん条件じょうけんに合わせて一番効果こうか的な提案ていあんをするんです。広告のディレクターというよりは,ソリューションのディレクターと最近は言っています。ソリューションとは,解決かいけつしてあげるっていう意味です。

提案ていあんした企画きかくを形にして,世の中へ広める

<ruby><rb>提案</rb><rp>(</rp><rt>ていあん</rt><rp>)</rp></ruby>した<ruby><rb>企画</rb><rp>(</rp><rt>きかく</rt><rp>)</rp></ruby>を形にして,世の中へ広める

まず,依頼人いらいにんから,決まった費用の中でブランドイメージの向上や,商品を売る方法について依頼いらいを受けます。そこで社内外から,コピーライターやアートディレクター,デジタルプランナーなどを集め,プロジェクトチームを作ります。みんなで,映像えいぞうやコピー,イベントや映画えいがなど,企画きかくのアイデアを徹底てってい的に出し合い,取りまとめて依頼人いらいにんにプレゼンテーションします。OKが出たら,ぼくらは“エグゼキューション”と言うんですけど,今までの企画きかく部隊は,実行部隊に変わり,その案を実際じっさいに作って,世の中へ広めるように一斉いっせいに動き出します。依頼人いらいにんの話を受けてから,プレゼンテーションまでに3週間,そこから映像えいぞうで2ヶ月,イベントでも2ヶ月ぐらいで一気に仕上げるものから,何年もかるプロジェクトもあります。ルナ・ドリームプロジェクトもその一つですね。
会社には朝10時ぐらいに来て,打合せや企画きかくのアイデアを考えます。プレゼンも大事なので,その制作せいさくで夜中まで会社に残ることもあります。そしてエグゼキュージョンが始まると,ずっと現場げんばで,映像えいぞうならばロケ先,イベントならば会場にいます。社員は13名ほどで,色々いろいろなプロジェクトが10ほど,同時に進行しているんです。

条件じょうけんをクリアしつつ,生み出す苦しみ

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依頼人いらいにんから受ける仕事には,クリアしなくてはならない条件じょうけん沢山たくさんあります。例えば,やりたいことが予算におさまらないとか,商品のある部分だけを宣伝せんでんしてほしいといったことです。そのために,見せ方を工夫したり,新しい手法を取り入れたり,最初の計画とちがって我慢がまんしなければならない所もあるのです。それから,なんと言ってもプレッシャーですかね。時間がかぎられている中で,最良のものを世の中に出さなきゃいけない。良いアイデアがすぐにポンと出てくればいいんですけど,出てこないとあせってくるじゃないですか。うんうんうなってアイデアを生み出す苦しみは,とても大変ですよ。

世の中に出た瞬間しゅんかんが最高

世の中に出た<ruby><rb>瞬間</rb><rp>(</rp><rt>しゅんかん</rt><rp>)</rp></ruby>が最高

これだ!というアイデアを思いついたときは,すごくうれしいですね。行くぞと決めて,依頼人いらいにんに説明して,そのアイデアが世の中に出たときに,みんなはどんな反応はんのうをしてくれるんだろうって,ワクワクしながら制作せいさくしていくんですよ。そして,いよいよ世の中に出たときに,多くの人から「あれ見たよ!」と言ってくれたり,イベントでお客さんが絶叫ぜっきょうして感動していたり,なみだを流したりする姿すがたを見た瞬間しゅんかんは,やって良かったという達成感であふれます。言葉では言い表せないくらい,その瞬間しゅんかんが最高ですね。

好奇心こうきしんねばづよさの両方を持つ

<ruby><rb>好奇心</rb><rp>(</rp><rt>こうきしん</rt><rp>)</rp></ruby>と<ruby><rb>粘</rb><rp>(</rp><rt>ねば</rt><rp>)</rp></ruby>り<ruby><rb>強</rb><rp>(</rp><rt>づよ</rt><rp>)</rp></ruby>さの両方を持つ

この仕事で大事なのは,好奇心こうきしんじゃないですかね。何にでも興味きょうみを持っていた方が良いです。広告業界だから広告だけを見るわけではなく,いろいろな分野ぶんやへアンテナを広げて興味きょうみを持ち,かじってみるということは必要だと思います。後はねばづよさですよね。ぼくもそうですが,好奇心こうきしんきっぽさと紙一重というところがあって,いろいろと目移めうつりして「もうこれはいいや」と思うこともあるんです。でも,これで行くぞと決めたときには,執念しゅうねんにも似た,ものすごいいきおいでき進みます。そこは何があってもあきらめません。その両方を持っていることが大事ですね。

多くのことを生み出せる広告業界ぎょうかい

多くのことを生み出せる広告<ruby><rb>業界</rb><rp>(</rp><rt>ぎょうかい</rt><rp>)</rp></ruby>へ

大学時代にデザイン事務じむ所のアルバイトで,建物やインテリアを使った広告の世界を知りました。建築けんちくでは,大きな会社に入ると,一棟ひとむねまかしてもらえるまでに10年,そして建物自体ができ上がるまでに,さらに数年かかります。その場合,自分が死ぬまでに,いくつの仕事にたずさわることができるかなと思ったんです。それにくらべて広告は,2ヶ月に1つ,1年間に10や20も制作せいさくできますから,世の中に沢山たくさん出して,多くの人に見てもらう方が楽しいだろうなと思い,広告会社へ入社し,マスコミの制作せいさくで,コピーライターを10年ほどやりました。そして,その間に専門せんもん学校へ通い,一級建築士けんちくし資格しかくを取得して,紙のCMよりも街の人の反応はんのうをダイレクトに感じたいと考えるようになり,屋外イベントやプロモーションを手けるようになりました。そのような時期を10年ほど続け,3年前に独立どくりつし,小数精鋭せいえいの会社をひきいるようになりました。

とにかく絵をいていた

とにかく絵を<ruby><rb>描</rb><rp>(</rp><rt>か</rt><rp>)</rp></ruby>いていた

小学生のときは,本を読むのが好きでしたね。あとは,とにかく絵をいていました。友達と空き地で遊んでいましたが,家では絵をいていましたね。父がコピー用紙を山のように持って来てくれて,それにたくさんいていました。中学生ではバスケットボール部を真面目にやって,結構けっこうきつかったです。高校時代はバスケを辞めてしまいましたが,建築学科の大学受験にはデッサンがあったので,また絵をきはじめました。放課後に美術びじゅつの先生の指導しどうを受けていたことは,今でもはっきりと覚えています。

今はうたがわず,好きなことをやるのがいい

今は<ruby><rb>疑</rb><rp>(</rp><rt>うたが</rt><rp>)</rp></ruby>わず,好きなことをやるのがいい

子どものころにやっていて良かったなと思うのは,1日に何十まいも絵をいていたことです。自分の考えていることを即座そくざいて目で見ていたことは,今の仕事にもつながっています。建築けんちくのデザインをするときに,頭の中でイメージして,こういう風に見えるから,ここにまどがあったら素敵すてきながめになるだろうな,と頭の中で想像そうぞうを広げたり,それを定着させたりすることもできます。自分の考えをまとめるときや,チームをまとめるときに,絵をくことがとても役に立っています。
それから,英語が得意ではないのに,一人で沢山たくさんの国々を旅したことは大きな経験けいけんでした。仕事でも一人で頑張がんばって,打開だかいしなきゃいけないときもあるんです。旅が自分をきたえてくれましたから,いい経験けいけんができたと思います。だから,みなさんも何か好きな事を見つけてください。音楽やアニメ,写真やサッカーだっていいです。大人になったら何の役に立つだろうなんて思わずに,今好きな事にち込んでください。それがつながって,きっと将来しょうらいの仕事に結びつくかもしれません。そういう仕事ができる人は,幸せな人だろうなと思います。

  • 取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社

私のおすすめ本

  • 深夜特急

    沢木 耕太郎

    中学生のころに読んで、旅行するのが面白そうだな、楽しそうだなと思いました。私が実際旅行へ行ったのは、大学生になってからでした。