仕事人

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長野県に関連のある仕事人
1948年 生まれ
服田はった 邦夫くにお
子供の頃の夢: 学校の先生
クラブ活動(中学校): 野球部
仕事内容
料理を作ってお客さんに提供(ていきょう)する。
自己紹介

※このページに書いてある内容は取材日(2016年12月02日)時点のものです

料理をつくるためには()れが必要

料理をつくるためには慣れが必要

(わたし)は,お食事(どころ)「味のさかえや」で料理人をしています。お店を開くために,朝はおよそ5時半ごろに起きています。起きたらまず,町の保育園(ほいくえん)や共同調理場などに配達するお肉の準備(じゅんび)をしています。7時45分になったら配達をします。配達が終わって,8時45分くらいから食堂で野菜を(あら)ったり,食器を用意したりして,昼食と夕食の準備(じゅんび)をします。だいたい10時ごろまで行います。11時になると昼の営業(えいぎょう)が始まり,料理を作り始めます。お客様に料理をお出しするので,朝から夜まで仕事をすることになります。そのため,睡眠(すいみん)時間は4時間くらいになってしまいます。
(わたし)の店で取り(あつか)っている料理は,肉料理をメインにすえた物が多いです。なぜ肉料理がメインかというと,もとがお肉屋さんのため,お肉をおいしく調理する方法をよく知っているからです。また,メニューは約50種類作っています。一つひとつ作っていくのは(むずか)しく,そこを乗り()えていくためには()れが必要です。(わたし)も最初は一つひとつ作るのに大変苦労しましたが,そのおかげで()れてきて,スムーズに作れるようになりました。そして,お客様の要望に答えられるようになり,満足いただけるようになりました。

味を作るのは(むずか)しい

味を作るのは難しい

(つね)に同じ味を作ることは,とても(むずか)しいです。約50品を,自分の(した)だけで味を決めて作っています。自分の(した)だけを(たよ)りに,()さなどを整えていますが,これにはリスクもあります。風邪(かぜ)をひいたときや,のどの調子が悪い時は,基本(きほん)的に問題はありません。しかし,(した)をやけどしてしまった時など,味がしっかりと感じられないと,(した)が治るまで店を()めなければなりません。
(した)だけでは毎日同じ味を出すことは(むずか)しいと思う方もいると思います。(わたし)もその通りだと思います。(した)だけでは,毎日同じ味は出せません。ですので,そこは今までの経験(けいけん)をもとにして作っています。体調管理に加え,長年の(わざ)がないと,良い味をつくることができないのです。

お客様の喜ぶ姿(すがた)のために

お客様の喜ぶ姿のために

お食事(どころ)で働くうえで心がけていることが二つあります。一つ目は,衛生(えいせい)的なことで,ノロウイルスやインフルエンザなどの,人へと伝わっていく伝染病(でんせんびょう)予防(よぼう)です。そして,食中毒にも注意しています。(わたし)たち食事(どころ)で働いている店員一人ひとりが,肉への火の通り具合をいつも(たし)かめています。このように衛生面(えいせいめん)では,お客様に安心して安全な料理を食べてもらえるよう,日々(ひび)心がけています。
そして,二つ目は,やはりおいしさです。おいしさは,食事(どころ)で働いているうえで大事なことです。味の(うま)さは,人を笑顔にする効果(こうか)を持っています。食べに来てもらっている以上,お客様に満足して帰ってほしいので,毎日おいしい料理を出せるよう心がけて頑張(がんば)っています。
やりがいや成果,(うれ)しさを感じるのは,お客様に笑顔で食べていただけたときです。例えば,味つけやボリュームのわりに値段(ねだん)が高い店と,味つけが良く,ボリュームもあるのに,料理の値段(ねだん)の安いお店とでは,大違(おおちが)いだと思います。もちろんお客様は,必ず良い店を選びます。ですので,「味のさかえや」では,値段(ねだん)が安く,味つけがしっかりされて,さらに,ボリュームもある料理を出せるよう,意識(いしき)して毎日調理しています。お客様の喜ぶ姿(すがた)や笑顔を見るために,これからも頑張(がんば)ります。

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取材・原稿作成:飯綱町立飯綱中学校