• 神奈川県に関連のある仕事人
  • 1986年 生まれ

    出身地 神奈川県

べんごし弁護士

岩﨑いわさき たかし

  • 仕事内容

    紛争ふんそう解決かいけつを通じて社会正義せいぎ実現じつげんする法律ほうりつ専門家せんもんか

  • 自己紹介

    やさしい,おだやか,話をよく聞いてくれると言われます。一方で,ものごとをあきらめないタイプです。最初にやると決めたことは最後までやり通します。

  • 出身高校

    東京学芸大学附属高等学校

  • 出身大学・専門学校

    首都大学東京 都市教養学部法学系

  • 【このページに書いてある内容は取材日(2015年11月04日)時点のものです】

岩﨑 崇


仕事人記事

さまざまな分野の法律ほうりつ問題をあつか

さまざまな分野の<ruby><rb>法律</rb><rp>(</rp><rt>ほうりつ</rt><rp>)</rp></ruby>問題を<ruby><rb>扱</rb><rp>(</rp><rt>あつか</rt><rp>)</rp></ruby>う

依頼者いらいしゃの代理人として交渉こうしょう裁判さいばん紛争ふんそう解決かいけつされるよう取り組んでいます。わたし所属しょぞくする事務じむ所では,離婚りこん問題,相続,交通事故じこ,不動産,損害そんがい賠償ばいしょう,労働問題,医療いりょう機関サポートなど,さまざまな法律ほうりつ問題を取り扱と あつかっています。事務じむ所によっては,一つの分野を専門せんもんにしているところもあります。法律ほうりつ問題には大きくわけて刑事けいじ事件じけんと民事事件じけんがあり,また,裁判さいばんや調停などいくつかの解決かいけつ方法があります。例えば交通事故じこの場合は,裁判さいばんいたる前に交渉こうしょう解決かいけつすることも多いですね。あるいは,遺言書ゆいごんしょを作成しておく,きちんとした契約書けいやくしょを作っておくなど,後々のちのち紛争ふんそうになることを予防よぼうするために,依頼人いらいにんにとって最適さいてきな方法を考えてアドバイスすることも弁護士べんごしの大事な仕事です。

つねに30けんほどの事件じけん担当たんとう

<ruby><rb>常</rb><rp>(</rp><rt>つね</rt><rp>)</rp></ruby>に30<ruby><rb>件</rb><rp>(</rp><rt>けん</rt><rp>)</rp></ruby>ほどの<ruby><rb>事件</rb><rp>(</rp><rt>じけん</rt><rp>)</rp></ruby>を<ruby><rb>担当</rb><rp>(</rp><rt>たんとう</rt><rp>)</rp></ruby>

通常つうじょう,出社は9:30ごろで21:00くらいまで事務じむ所にいることもあります。夜にお客様と会うことなどもありますが,働く時間はある程度ていど自由にできます。事務じむ所には,弁護士べんごしが4人と職員しょくいんが3人います。みな事件じけん情報じょうほうは共有しています。事務じむ所では,打ち合わせをしたり,書面を作成したり,文献ぶんけん調査ちょうさしたりします。事務じむ所は横浜よこはまですが,裁判さいばんはいろいろな所で行われるので,全国の裁判所さいばんしょ出掛でかけることもあります。一番遠いところでは札幌さっぽろ裁判所さいばんしょまで行きました。わたしつねに30けんくらいの事件じけん担当たんとうしています。内容ないよう証明しょうめいという書面を1通送るだけで解決かいけつする事件じけんもあれば,3年以上続いている裁判さいばんなどもあり,事件じけん解決かいけつまでの道筋みちすじはさまざまです。

お客様の信頼しんらいを得ることが一番

お客様の<ruby><rb>信頼</rb><rp>(</rp><rt>しんらい</rt><rp>)</rp></ruby>を得ることが一番

弁護士べんごしの仕事で一番大事なことは,お客様から信頼しんらいしてもらうことです。そのために,どうコミュニケーションをとるかということを考えています。「弁護士べんごしから連絡れんらくがないと不安だ」という方もあれば,「弁護士べんごしまかせたんだから,いちいち連絡れんらくはくれなくて良い。早く解決かいけつだけしてくれ」という方。いろいろな考えのお客様がいらっしゃいます。話し方はもちろんですが,メールの書き方一つにしても,つねに相手のことを考えてコミュニケーションをとるように心がけています。

感謝かんしゃの言葉がやりがい

<ruby><rb>感謝</rb><rp>(</rp><rt>かんしゃ</rt><rp>)</rp></ruby>の言葉がやりがい

わたしたちが提供ていきょうしたサービスによって紛争ふんそう解決かいけつできて,「ありがとうございました」と感謝かんしゃしてもらえることが,やはり一番の喜びであり,やりがいです。司法試験に合格ごうかくすると,司法修習しゅうしゅうの後,裁判官さいばんかん検事けんじ弁護士べんごしになる資格しかくが得られますが,お客様から直接ちょくせつ依頼いらいを受けて仕事ができるのは弁護士べんごしだけです。紛争ふんそうに直面してこまっているお客様から,仕事の対価たいかとして報酬ほうしゅういただくわけですから,むずかしい面もありますが,わたしにとっては一生懸命いっしょうけんめいに仕事することへの大切なモチベーションになっていると思います。

依頼者いらいしゃずかしい思いをさせない

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弁護士べんごし依頼者いらいしゃの代理人として仕事をするので,依頼いらい者本人がずかしくならないような振る舞ふ まいをしなければいけないと心がけています。事務じむ所に入って1週間くらいったときに,「くつ綺麗きれいみがきなさい」と先輩せんぱい弁護士べんごしから言われました。身だしなみを整えることも大切な仕事です。 最新の法律ほうりつ知識ちしきを得ることも,とても大切です。月に1回,事務じむ所の弁護士べんごし近隣きんりん若手わかて弁護士べんごし数人で,勉強会をやっています。法律ほうりつはどんどん変わっていくものなので,司法試験を受験したころの知識ちしきが古くなっていることもあります。過去かこの同じような事件じけん裁判さいばん例(判例はんれい)も新しいものが次々つぎつぎと出てきます。受験期であれば試験に向けて勉強しますが,仕事にいてしまうとついつい後回しになってしまうことが多いので,勉強会が良い機会になっていますね。

きっかけは裁判さいばん傍聴ぼうちょう

きっかけは<ruby><rb>裁判</rb><rp>(</rp><rt>さいばん</rt><rp>)</rp></ruby>の<ruby><rb>傍聴</rb><rp>(</rp><rt>ぼうちょう</rt><rp>)</rp></ruby>

高校2年生の時,社会見学実習で裁判さいばん傍聴ぼうちょうに行ったことが,司法の仕事に興味きょうみをもつきっかけの1つになりました。大学では法学を専攻せんこうし,法科大学院へ進みました。幸い,法律ほうりつの考え方がしょうに合っていたようで,勉強は苦になりませんでした。行政ぎょうせい書士試験,国家公務員こうむいんⅠ種試験など法律ほうりつ関係の試験にも色々いろいろ挑戦ちょうせんし,司法試験にも合格ごうかくできました。その後司法修習しゅうしゅうを受けました。10ヶ月間で裁判所さいばんしょ検察庁けんさつちょう弁護士べんごし事務じむ所の3つの仕事を体験します。そして,司法研修けんしゅう所で2ヶ月間,修習生しゅうしゅうせい全員で勉強をします。最後に,すべての分野に関する法律ほうりつの試験を受けて,合格ごうかくすれば,それぞれ選んだ仕事につくことができます。裁判官さいばんかん検察官けんさつかんのほか,企業きぎょう法務ほうむ部の仕事,大学に残って法律ほうりつの研究者になる道もあります。どれも興味きょうみがあって正直まよいましたが,最終的に弁護士べんごしの道を選びました。

責任せきにんをもって何かをげる

<ruby><rb>責任</rb><rp>(</rp><rt>せきにん</rt><rp>)</rp></ruby>をもって何かを<ruby><rb>成</rb><rp>(</rp><rt>な</rt><rp>)</rp></ruby>し<ruby><rb>遂</rb><rp>(</rp><rt>と</rt><rp>)</rp></ruby>げる

子どものころから,曲がったことがきらいな性格せいかくだったように思います。小学校のころは,遊んでくれる人をさがして友達の家をよくめぐっていました。我が家わ やにはゲーム機がなかったので友達の家でゲームをしたり,外で遊ぶときはサッカーをしたりしました。中学校ではサッカー部に入りました。部活以外では,生徒会の役員に仲の良い友達がいて,放課後によく生徒会室で話をしていました。わたしは学級委員をしていましたが,クラスのみなからの信頼しんらいを得て,責任せきにんをもって何かをすることは,そのころから好きだったと思います。高校生の時,文化祭の実行委員長をしましたが,その経験けいけんわすれられないですね。学校中の生徒と先生が,全員同じ方向を向いて行動するときに,その中心にいられるということに感激かんげきしました。

チャレンジできる環境かんきょう感謝かんしゃ

チャレンジできる<ruby><rb>環境</rb><rp>(</rp><rt>かんきょう</rt><rp>)</rp></ruby>に<ruby><rb>感謝</rb><rp>(</rp><rt>かんしゃ</rt><rp>)</rp></ruby>

何事にもチャレンジすること,そしてチャレンジできる環境かんきょう感謝かんしゃすることが大切だと感じています。ずかしながら高校生くらいまでは分からなかったのですが,大学に入学して,経済けいざい的な事情じじょう授業料じゅぎょうりょう減免げんめん制度せいどなどを利用して通学している同級生にせっして,勉強できることへの感謝かんしゃわすれていたことに気づきました。父は祖父そふを戦争でくして,勉強するのに苦労したそうです。子どもにはそんな苦労はさせたくないと,わたしを大学,大学院にも行かせてくれました。そのおかげで,今こうして仕事にけています。みなさんにも,周りの人たちへの感謝かんしゃわすれず,積極的にやりたいことにチャレンジしていってしいと思っています。

  • 取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社

私のおすすめ本

  • 裁判官はなぜ誤るのか

    秋山賢三

    高校2年生の時、社会見学実習で裁判の傍聴に初めて行きました。そのときの予習の課題 がこの本でした。当時は、裁判のことはまったくわかりませんでしたが、実際に法律の仕事に就いている人がどういう仕事をしているのか、この本を読んでイメージをつかむことができました。著者は元裁判官で、今は弁護士をされている方で、当時の司法制度の問題点が指摘されています。法律の仕事に問題意識を持つきっかけになったように思います。

  • 働き方

    稲盛和夫

    事務所の代表弁護士が、稲盛氏が主宰する「盛和塾」という経営の勉強会に参加していて、薦め られました。人は何のために働いて、何のために生きるのか。書いてあることは、ある意味で当たり前のことですが、きちんと実践できているかということを自分に問いかけてくれる本です。たとえば、自分の仕事がどういう形でゴールに向かっていくのか、カラー映像 でイメージできるくらいまで考え抜くという文章があります。この本ではそれを「見える」と言う言葉で表現していますが、私の仕事にも重なると思っています。事件を引き受ける最初の段階で,解決する様子がクリアにイメージできるかということは、すごく大切なことですね。