仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

愛媛県に関連のある仕事人
1940年 生まれ 出身地 愛媛県
かまぼこしょくにんかまぼこ職人
山ちゃんやまちゃん
子供の頃の夢: 機械技術者
クラブ活動(中学校): 柔道部
仕事内容
かまぼこを製造し、販売する
自己紹介
人に何かを伝えることが大好きで、何事もあきらめずに根気強くて頑固がんこなところがある。一人で静かに座禅ざぜんをしながら考え事をしたい。

※このページに書いてある内容は取材日(2009年06月22日)時点のものです

かまぼこを作る仕事

かまぼこを作る仕事

わたしおくり物用や家庭用など,いろいろな「かまぼこ」や「ちくわ」,それから「じゃこてん」を作る仕事をしています。わたしが中心になって作っていますが,家族も魚のすり身を練ったり,調味したりしています。練り作業はかまぼこを作る作業の中で一番大事な所なので,お店の2代目に教えています。もし,はなれて仕事をしていることがあっても,心は練り作業に向けています。仕上げもほとんど2代目にまかせています。2代目にはアドバイスをしています。かまぼこはおめでたい品なので,結婚式けっこんしきの折りや正月など祝い事には絶対ぜったい欠かせません。製品せいひんを作る時には,温度管理に注意が必要です。

仕入れから製造せいぞうをします

仕入れから製造をします

朝6時30分ごろから市場に新鮮しんせんな魚を買いに行きます。お店を始めたころは,朝3時くらいから市場に行って,買いつけをしていましたが,もう50年も続けてきたので,市場で売っている人と信頼しんらい関係ができて,おそい時間に行っても魚を取っておいてくれるようになりました。季節や時期ごとのしゅんの魚も買いますが,かまぼこの材料の中心になる,ぐち・はも・にべ・太刀魚などを主に買って帰ります。わたしの家族は,7時頃じごろから開店の準備じゅんびを始めて,8時頃じごろにはお店を開けています。魚の頭を取り,内臓ないぞうを出し,よく水洗みずあらいし,下ごしらえなど準備じゅんびをします。そして,みなでかまぼこやちくわ,じゃこてんなど,順番に製造せいぞうしていきます。だいたい夕方までかけて作っています。

一年中同じ味を出すこと

一年中同じ味を出すこと

製品せいひんが食べ物なので,中にゴミが入らないように気をつけています。雨や風で漁師りょうしさんが海に出られない時は,新鮮しんせんな魚を仕入れることができないのでこまります。魚がたくさんある時は,たくさん買って帰ることもします。季節や時期によって仕入れる魚の種類や量がちがうので,添加物てんかぶつなどを使わないで,一年中同じ味を出すということはとてもむずかしいです。かまぼこが普通ふつうより少しやわらかくできあがったというような小さい失敗をした時は,勉強だと思うことにしています。次は失敗しないようにと努力しますからね。失敗しないと失敗した人の気持ちはわかりません。他の人にやさしくせっすることができるようになるためにも失敗は大切です。仕入れた魚をあらう時は,流水であらいます。水をためてあらうと水の量が少なくてみ,環境かんきょうにやさしいのですが,きんが流れないので必ず流水であらいます。手を使う仕事なので,長年この仕事をしていると手の形が仕事にあわせて変わってきました。これが『職人しょくにんの手』ですかね(笑)。

遠くの人からの注文があるとき!

遠くの人からの注文があるとき!

お客さんに喜んでもらえることが一番うれしいです。お客さんが「もう一度食べたい」と思ってくれるかまぼこ作りをしたいと思っています。旅行に来ていた人がお土産に買って帰って,「おいしかったのでもう一箱送ってください」と県外の方から注文があった時は,いちだんと「まじめにしないといかんな!頑張がんばらんといかんな!」と思います。お客さんの中には,接客せっきゃく絶対ぜったいわたしむすめつまでないとダメだという人もいます。こういう方から注文がくると,絶対ぜったいに味としつは正しく守ろうと思います。

衛生面えいせいめんに気をつける

衛生面に気をつける

お客さんがいつ買ってくれても同じ味を提供ていきょうできるように努力しています。わたしの作るかまぼこをいつも買ってくれているお客さんや,わたしの作るかまぼこの味をなつかしく思って,ひさしぶりに買ってくれるお客さんの期待を裏切うらぎらないようにしたいと思っています。練っている時の生地の見きわめや,弾力だんりょくを出しながら生地を固める作業には,魚の配合,鮮度せんどが大事です。こうした技術ぎじゅつは,先輩せんぱい職人しょくにんさんや昔働いていた所の親方が教えてくれたもので,今でもそれを忠実ちゅうじつに守りながら作っています。気温や湿度しつどによって練っている時の生地の状態じょうたいちがうので,自分の手でさわって確認かくにんします。素手すでで生地をさわっているので,手洗てあらいなど衛生面えいせいめんはとても気をつけています。仕事が短時間で効率こうりつ的にできる方法はないかとつねに考えています。考えることが好きなんです(笑)。生活をしていく中で,人に役立つことをしていきたい,人に好かれることをしたいなと思います。

手にしょくをつけるため

手に職をつけるため

この仕事を選んだ理由は,一生食べていけるように,手にしょくをつけたいと思ったからです。中学を卒業して,15さい大阪おおさかへ行き,職人しょくにんさんに弟子入りして,修行しゅぎょうをつみました。最初のころは店の準備じゅんびやそうじといった雑用ざつようばかりでしたが,何年も修行しゅぎょうをしているうちに調理をさせてもらえるようになりました。25さいまでには独立どくりつしたいと思っていたので,20さいから仕入れ伝票などを見せてもらい,経営けいえいの方法も一生懸命いっしょうけんめい勉強しました。そして,22さいで地元に帰って,5年後にかまぼこ屋を開店することができました。

けんかも手伝いもよくしていました

けんかも手伝いもよくしていました

子どものころは兄弟や近所の子と本当によくけんかをしていて,負けん気が強い子どもでした。6人兄弟の長男として生まれたので,母親からはいつも弟や妹のお手本になるようにと言われていました。だから,親の手伝いもよくしていました。早く大人になって家族をささえたいと思っていました。学生のころは,機械が好きだったので機械整備せいびの仕事をしたいと思っていました。今でも,かまぼこの製造せいぞうに使っている機械がこわれた時に,機械の音などで機械の様子がわかることもあるんですよ。あと,一人で静かに考えたい時もあるので,座禅ざぜんをしたいと思っていました。今でも機会があれば,お寺に行って座禅ざぜんをしてみたいと思っています。

好きな言葉「強く,正しく」好きな字「まことしん

好きな言葉「強く,正しく」好きな字「誠,伸」

親や先生の言うことを良く聞いて,両親に感謝かんしゃの気持ちを持って大きくなってしいですね。とにかくまじめに頑張がんばってもらいたいです。小さいころはのびのびとやんちゃ坊主ぼうずでいいと思いますが,他の人の意見や考えをよく聞いて学んでください。他の人のプラスの部分をどんどん自分のものにしてください。やさしい気持ちやまじめさを身につけて,心のまっすぐな人を目ざしてしいですね。自分で決めたことはいやなことがあっても絶対ぜったいげないでください。将来しょうらいゆめに向かって希望を持って一生懸命いっしょうけんめい進んでいってしいと思います。

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取材・原稿作成:西条市産業振興課 加藤、編集:(c)学校ネット株式会社