「お客さんへの心遣い」寿し甚
体験したこと
次にぼくたちが体験したことや見学したことです。まずはそうじをしました。そうじではメニュー表もふきました。
次に見学したことは魚を切ることです。魚は,同じ大きさに切らなければならないのでていねいに切っていました。
次に見学したことはシャリ切りです。おそく切ってしまうとシャリの中に空気が入っておいしくなくなってしまうので,すばやく切るそうです。
次はいよいよ寿司をにぎるところを見学しました。お寿司は,味の次に大事なのが見た目だとおっしゃっていました。本当にやさしくにぎっていました。
次に見学したことはなめろう作りです。なめろうというのは,アジやかんぱちのたたきと野菜とみそをよくまぜてとろのようにする料理です。なめろうというのはおいしすぎて皿までなめてしまうことからついた名前だそうです。みその色が見えなくなるまでよく混ぜることがポイントだそうです。
質問~答え
次に,インタビューしたことと,その答えです。
仕事をしている上で大切にしていることは,新鮮な魚を仕入れることだそうです。
なぜこの仕事についたかというと,もともと寿司屋さんでアルバイトしていて寿し甚さんに来たそうです。どんなお寿司屋さんを目指しているかというと,食べたみんなから「おいしい!」と言ってもらえるお寿司屋さんになりたいとおっしゃっていました。
仕事を続けている上で身についたことはがまんすることやお客さんの質問にもしっかりと答えられることだそうです。
お寿司屋さんは何年修行すれば一人前になるか,またどのような修行をしているか質問したところ,約10年で出前のお寿司がにぎれるようになるそうです。修行はそうじの仕方からはじまるそうです。お寿司の代わりにおからをにぎって練習していたそうです。どのような工夫をしてお寿司をにぎっているかというと,ずばりにぎり方だそうです。にぎり方は出前とお店でかえていて,出前はやわらかめに,お店ではかためににぎるそうです。
どのような思いで仕事をしているかというと,お客さんにまた来てもらえるようにと,おいしかったと言ってもらえるようにやっているそうです。とてもお客さんのことを思っていてさすがだなと思いました。
働くということは
最後に「働くということ」で学んだことです。私たちが学んだことは,「相手意識」です。どういう相手意識かというと,トイレのしょうしゅうざいの向きです。しょうしゅうざいの向きが反対だとだめだそうです。なぜかというと,少しでもお客さんに気持ちよくすごしてもらうためだそうです。少しの相手意識を私たちは学びました。もう1つ学んだことはいやがらずに「一生けん命」やるということを学びました。それをもとに,これからの課題はキーワードの「相手意識」を大切にして生活に生かすことです。
(※以下は個人ごとのまとめ)
○私が寿し甚で学んだことは「相手意識」です。トイレにしょうしゅうざいがあって,その向きが1つが表で,もう1つがうらでした。だれも気づかないことをしていたので,学校でも,それを生活で生かしていきたいです。
○ぼくは寿し甚に行きお客さんが気づかないような小さな相手意識をしていてすごいと思いました。メニューを作っているときの顔がしんけんでお客さんへの思いが伝わってきました。
○ぼくが寿し甚で学んだことは,まずお客さんが気づかなそうな相手意識を学びました。例えばしょうしゅうざいがうらを向いていれば表(きれいな方)に直すということでした。それを生活で生かしたいです。