• 東京都に関連のある仕事人
  • 1985年 生まれ

    出身地 愛知県

れーしんぐどらいばーレーシングドライバー

中嶋なかじま 一貴かずき

  • 仕事内容

    レースではやはしるためにけんさん

  • 自己紹介

    レーシングドライバーとして,こくないこくがいのレースにしゅつじょうしています。小学生のころからカートにはじめ,大きさやスピードのことなるさまざまな車にり,こうこうせいになるとしょうらいしょくぎょうとしてレーシングドライバーをすようになりました。

  • 出身高校

    星城高等学校

  • 【このページに書いてある内容は取材日(2016年03月02日)時点のものです】

中嶋 一貴


仕事人記事

レースにしゅつじょうすることがいにもさまざまなごとがある

レースに<ruby><rb>出</rb><rp>(</rp><rt>しゅつ</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>場</rb><rp>(</rp><rt>じょう</rt><rp>)</rp></ruby>すること<ruby><rb>以</rb><rp>(</rp><rt>い</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>外</rb><rp>(</rp><rt>がい</rt><rp>)</rp></ruby>にもさまざまな<ruby><rb>仕</rb><rp>(</rp><rt>し</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>事</rb><rp>(</rp><rt>ごと</rt><rp>)</rp></ruby>がある

わたしは“TOYOTA GAZOO Racing”というチームにしょぞくし,レーシングドライバーとしてさまざまなレースにしゅつじょうしています。レースはこくないおこなわれることもあれば,かいがいおこなわれることもあります。シーズンオフといって,レースがかいさいされないかんがあるのですが,そうしたときにはたとえば,トヨタどうしゃかいさいする,どうしゃについてってもらうためのイベントに出ておはなしすることもあります。テレビなどのしゅざいけることもあります。また,さいきんは小学校でこうえんをすることもありました。レースしゅつじょうがいにもさまざまなごとがありますが,小学生から大人まで,たくさんの人にモータースポーツのことをってもらいたいとおもっています。

まちじゅうがおまつりになるレース「ル・マン」

<ruby><rb>街</rb><rp>(</rp><rt>まち</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>中</rb><rp>(</rp><rt>じゅう</rt><rp>)</rp></ruby>がお<ruby><rb>祭</rb><rp>(</rp><rt>まつ</rt><rp>)</rp></ruby>りになるレース「ル・マン」

「ル・マン」というレースにしゅつじょうしているのですが,このレースは1年に1フランスでおこなわれるレースで,コースはこうどう使つかっています。だんいっぱんしゃはしっているみちなので,じっさいのコースでれんしゅうできるのは,ほんばん2しゅうかんまえのテストそうこうの1日だけです。テストそうこうあと,レースで使ようする車にもんだいないかけんがあるのですが,それもまちなかおこなわれます。しゃけんえると,れんしゅうねたせんおこなわれ,車のさいしゅう調ちょうせいをしながらいタイムも出さなければなりません。そしてほんばんちょくぜんには「ドライバーズ・パレード」とばれるイベントがあり,しゅつじょうする車でかくチームがパレードします。こうして,「ル・マン」のレースがかいさいされるときはまちぜんたいがおまつりのようになります。
レースはよう3はじまり,翌日の3までつづきます。3人のドライバーがこうたいで,24かんはしるので,1人8かんそうこうすることになります。ドライバーはぶんそうこうするかんがいは休むこともできるのですが,メカニック(車のせいをする人)やスタッフの中にはじゅうぶんやすむことができない人もいます。40かんちかない人もいて,おまつりのようなはなやかさだけではなく,こくなレースでもあります。

カーレースはチームスポーツ

カーレースはチームスポーツ

カーレースは,ドライバーだけではり立ちません。メカニックやスタッフ,さらにレースにきょうりょくしてくれるスポンサーの人たちもいます。こうしたいろいろな人たちとのコミュニケーションときょうりょくがとてもたいせつです。このように,カーレースはドライバーがいにたくさんの人がかかわっているので,チームワークのスポーツなのです。そうしてチームのもくひょうたっせいされたときは,「やっていてよかった」とこころからおもいます。それとどうに,まわりの人たちにぶんたちがやっていることをかいしてもらいながらレースをすることのひつようせいかんじます。

レースでつちかったじゅつは,みなさんがる車にも

レースで<ruby><rb>培</rb><rp>(</rp><rt>つちか</rt><rp>)</rp></ruby>った<ruby><rb>技</rb><rp>(</rp><rt>ぎ</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>術</rb><rp>(</rp><rt>じゅつ</rt><rp>)</rp></ruby>は,<ruby><rb>皆</rb><rp>(</rp><rt>みな</rt><rp>)</rp></ruby>さんが<ruby><rb>乗</rb><rp>(</rp><rt>の</rt><rp>)</rp></ruby>る車にも

カーレースは,はやさをきそうためだけにおこなっているわけではありません。はやさをきそうにはとうぜん,車がこうりつてきであることがじゅうようです。車のおもさをかるくしたり,すくないねんりょうながきょはしれたり,エネルギーがにならないように車を調ちょうせいすることがひつようとなります。じっさいいまのレーシングカーは,10ねんまえくらべてすくないねんりょうで,ぜんよりもはやはしれるようになっています。レースでみがかれたじゅつは,じつはみなさんがだん,おとうさんやおかあさんとっている車にもかされています。エンジンのこうりつくなれば,すくないガソリンではしれるようになりますし,そうするとかんきょうにもやさしいですよね。レーシングカーのじゅついっぱんの車のかいはつつたえるやくわりは,おもにメカニックチームがたんとうしているのですが,じっさいにドライバーがうんてんしてみてかることもたくさんあるので,そういうことをつたえることもわたしごとだとおもっています。

れんしゅうかんかぎられている

<ruby><rb>練</rb><rp>(</rp><rt>れん</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>習</rb><rp>(</rp><rt>しゅう</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>時</rb><rp>(</rp><rt>じ</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>間</rb><rp>(</rp><rt>かん</rt><rp>)</rp></ruby>は<ruby><rb>限</rb><rp>(</rp><rt>かぎ</rt><rp>)</rp></ruby>られている

レースはつうじょうようにちようおこなわれます。そして,ほんばんそうこうするコースでれんしゅうするためのかんかぎられています。とくにトップレベルのマシンになると,車をはしらせるためのようおおくなってくるので,まいにちのようにるわけにはいきません。ほんばんちかじょうたいれんしゅうできるかいすうかぎられているので,ほんばんがいかん使つかかたは,レーシングドライバーにとってはとてもじゅうようなことです。ぶんを律して,かずすくないじっせんてきれんしゅうさいだいげんこうてきなものとなるよう,さまざまなトレーニングをしています。だんがんりがかならずしもけっに結びつかないこともあるのですが,ぎゃくだんからがんっていないとチャンスのときに力をはっしきれなくなってしまうため,つねに100%の力でれんしゅうやトレーニングをしているのです。

くやしいおもいが7わり

<ruby><rb>悔</rb><rp>(</rp><rt>くや</rt><rp>)</rp></ruby>しい<ruby><rb>思</rb><rp>(</rp><rt>おも</rt><rp>)</rp></ruby>いが7<ruby><rb>割</rb><rp>(</rp><rt>わり</rt><rp>)</rp></ruby>

レースにしゅつじょうするたびに,たくさんのくやしいおもいをしました。ぶんさいこうじょうたいでレースに臨み,じっさいはしってみるととてもいペースではしれた。しかし,タイヤこうかんきゅうり,いタイムが出せなかったということもありました。そのぎゃくで,チームのメンバーがとてもうごきをしてくれたにもかかわらず,ぶんのちょっとしたミスでじゅんを落としてしまったこともありました。いままでのけいけんのうち,7わりくやしいおもいだったかもしれないです。しかし,のこり3わりさいこううれしいものでした。ほんこくないのレースでゆうしょうできたことも,その一つです。くやしいおもいのほうおおいですが,いこともたくさんあるので,だからこそここまでレーサーをつづけることができたのだとおもいますね。

ぶんきびしいかんきょういてみること

<ruby><rb>自</rb><rp>(</rp><rt>じ</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>分</rb><rp>(</rp><rt>ぶん</rt><rp>)</rp></ruby>を<ruby><rb>厳</rb><rp>(</rp><rt>きび</rt><rp>)</rp></ruby>しい<ruby><rb>環</rb><rp>(</rp><rt>かん</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>境</rb><rp>(</rp><rt>きょう</rt><rp>)</rp></ruby>に<ruby><rb>置</rb><rp>(</rp><rt>お</rt><rp>)</rp></ruby>いてみること

ヨーロッパでせいかつし,F1レースにさんせんしていたがありましたが,そのときほんとうにたくさんのろうをしました。まずはえいろうがありました。学校でならったえいしき使つかってげんはなして,なんとかつうじましたが,ることやかいのリズムにれるには3年くらいかかりました。ことぶんことなる中で,まいとしのようにあたらしく,パワーも大きな車にることになっていました。あたらしいことがつづき,あれこれかんがえているかんもないくらいでした。中でもはじめてF1マシンにったとき,そのパワーにたいへんおどろきました。きゅうはっしんきゅうそくで,ぶんからだがついていかないとかんじました。はんにちればぜんしんきんにくつうになっていました。
ほかにも,からだをならすのもたいへんです。の大きなかいさいされるレースにさんするときは,3,4日早くにげんき,調ちょうせいをすることもあります。それじょうに暑さにもろうします。オーストラリアで,おん40の中1かんはんはしるというレースがありましたが,暑さばかりはどうしようもないので,とにかくえるしかありませんでした。

もくひょうかってぜんりょくはし

<ruby><rb>目</rb><rp>(</rp><rt>もく</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>標</rb><rp>(</rp><rt>ひょう</rt><rp>)</rp></ruby>に<ruby><rb>向</rb><rp>(</rp><rt>む</rt><rp>)</rp></ruby>かって<ruby><rb>全</rb><rp>(</rp><rt>ぜん</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>力</rb><rp>(</rp><rt>りょく</rt><rp>)</rp></ruby>で<ruby><rb>走</rb><rp>(</rp><rt>はし</rt><rp>)</rp></ruby>る

みなさんにはもくひょうたいして,ぜんりょくがんって欲しいです。わたしがレーシングドライバーになろうとめたのはこうこうせいのころでした。それまでもくひょうができず,まえだいをこなしているだけのもありました。しかし,いざもくひょうができると,もくひょうたっせいするためにひつようなことはなにかんがえながらこうどうできるようになりました。ひとりで,かいがいくこともていこうがありましたが,もくひょうがあったからこそにがえいこくふくし,うまくいくことができました。すべてのもくひょうたっせいできないかもしれませんが,それにけてがんったことはいっしょうのこりますし,べつもくひょうができたときにかならかすことができるのです。

  • 取材・原稿作成:東京書籍株式会社

私のおすすめ本

  • 図書館戦争シリーズ

    有川 浩

    海外遠征の時などによく読んでいました。ストーリーが面白いだけでなく,教訓として学べることが多く書かれています。気軽に読めるので,おすすめです。