• 東京都に関連のある仕事人
  • 1983年 生まれ

    出身地 東京都

  • 子供の頃の夢

    若いお母さん

  • クラブ活動(中学校)

    茶華道部

  • 仕事内容

    アクセサリーや雑貨のデザイン企画

  • 自己紹介

    仕事には一生懸命いっしょうけんめい。ONとOFFのえができる。仕事ではきちんとしているが、家ではリラックスしている。ファッションや買物が大好き

  • 出身高校

    東京都立足立高等学校

  • 出身大学・専門学校

    山脇学園短期大学 家政科

  • 【このページに書いてある内容は取材日(2015年05月13日)時点のものです】

はる


仕事人記事

アクセサリーとファッション雑貨ざっかのデザイン・企画きかく

アクセサリーとファッション<ruby><rb>雑貨</rb><rp>(</rp><rt>ざっか</rt><rp>)</rp></ruby>のデザイン・<ruby><rb>企画</rb><rp>(</rp><rt>きかく</rt><rp>)</rp></ruby>

イヤリングやネックレス,指輪や髪飾かみかざりなどのアクセサリー全般ぜんぱんとファッション雑貨ざっかのデザインと企画きかくわたしの仕事です。ファッション雑貨ざっかというのは,スマートフォンのケースやジュエリーケース,名刺入めいしいれなどのことです。商品を売る相手はアクセサリーの卸会社おろしがいしゃで,卸会社おろしがいしゃから各地のファッションビルなどに売られていき,それがみなさんのお手元にとどきます。取引先の卸会社おろしがいしゃは数社あり,そこから全国にひろがっていくわけですから,デパートや量販店りょうはんてん専門店せんもんてんなどたくさんの場所でアクセサリーが売られます。わたしはそういうアクセサリーや雑貨ざっかのデザインを考えたり,サンプル商品を作成したり,海外にある生産工場へ作成を依頼いらいしたりしています。

作品作りには必ず納期のうきがある

作品作りには必ず<ruby><rb>納期</rb><rp>(</rp><rt>のうき</rt><rp>)</rp></ruby>がある

わたしには3さいの子どもがいるので,朝は子どもを保育園ほいくえんにあずけてから出社します。8時40分に出社し,掃除そうじをして9時には仕事開始となります。毎日やることはことなりますので,営業えいぎょう部とのミーティングと所属しょぞくする企画きかく部内でのミーティングで,その日の仕事の流れを確認かくにんします。その後は各自で仕事をしていきます。例えば,次の商談に向けたデザインについて,秋冬物のパーツの組み合わせを考えます。また,6月と11月には各アクセサリー会社が新作を発表する大きな展示会てんじかいが行われます。今後の商品の動向が決まる重要な場でもあるので,それに向けた作品の製作せいさくいそがしくなります。展示会てんじかいは大きな山場ですね。会社の終業時刻じこくは18時ですが,展示会てんじかいの時期はおそくまで残業することもあります。

アイデアの引き出しはたくさん必要

アイデアの引き出しはたくさん必要

つねにアイデアの引き出しをたくさん持っていないと,仕事の依頼いらいがあった時にすぐに商品を生み出すことができずに苦労します。デザイン案で足みしていると納期のうきに間に合わなくなり,会社の信用を落としてしまいます。お客様から,こんな感じのアクセサリーを作ってほしいという依頼いらいがあれば,何万もの種類のパーツを組み合わせて作ります。思った通りのパーツがない場合はイラストレーターというパソコンソフトでデザインを起こし,パーツから作り始めます。このイラストレーターがなやみの種で,わたしはまだまだ使いこなせていません。毎日使って早くれ,できるだけ多くのお客様の要望にこたえられるようにしたいです。

「それ,わたしがデザインした指輪です!」

「それ,<ruby><rb>私</rb><rp>(</rp><rt>わたし</rt><rp>)</rp></ruby>がデザインした指輪です!」

ファッションビルなどのアクセサリー売場で自分がデザインした商品を見つけたときはうれしいですね。もっとうれしいのは,そのアクセサリーを身につけている人を見かけた時です。思わず話しかけたくなります。「それ,わたしがデザインした指輪です!ありがとう!」って。テレビや雑誌ざっしで見かけた時も自分のデザインした商品はすぐに分かるので,目がはなせなくなります。そのアクセサリーがうつったシーンを録画したり,雑誌ざっし切り抜きりぬいたりしたいくらいです。また,おろし会社の担当者たんとうしゃきびしく,滅多めったなことではデザインをめてくれないのですが,「かわいい」と言ってくれる時があります。その時は本当にうれしかったですね。わたしのデザインがみとめられた感じがしました。

お客様が求めているものを予測よそくする

お客様が求めているものを<ruby><rb>予測</rb><rp>(</rp><rt>よそく</rt><rp>)</rp></ruby>する

自分がしいもの,作りたいものを作るのが仕事ではありません。もちろんわたしはアクセサリーやファッションが好きでこの道に進もうと決めました。しかし「好き」だけでは仕事として成り立ちません。会社の面接めんせつに来た人たちにも同じことを言います。「好き」だけでは続かないと。お客様が求めているものを考え,そこに自分のアイデアとセンスを入れて商品を作っていくことがこの仕事です。休日に買い物に行った時,家でくつろいでテレビを見ている時,会社でアクセサリー業界の情報じょうほう分析ぶんせきしている時,何をしていてもつねにデザインの参考になるものはないかと自然にアンテナをっています。そして,今の流行や世の中の流れを予測よそくしてデザインを考えます。自分の好みが入ることはありますが,それだけで商品を作ることはありません。

自分を見つめ直す機会を得て

自分を見つめ直す機会を得て

わたしは美大に行ったわけでもデザインの専門せんもん学校に行ったわけでもなく,短大の家政科かせいかを卒業して,ある会社でOLとして毎日同じような事務じむ作業にあくれていました。そんな同じ毎日が息苦しくなり,いったいわたしは何をしたいのだろうと考えるようになりました。自分を見つめ直すと,ファッションが好き,デザインにも興味きょうみがあるということがはっきりと分かり,2年間つとめた会社を辞める決心をしました。会社を辞める前に次の一歩は決めていて,職業しょくぎょう訓練校のアパレルプランニングコースに1年間通いました。そこで洋服の作り方の流れを勉強しました。その後みチラシでこの会社の募集ぼしゅうを知り入社しました。半年間はバイトでしたが,最初からデザインの仕事をさせていただき本当に感謝かんしゃしています。

習い事に没頭ぼっとうした小・中学校時代

習い事に<ruby><rb>没頭</rb><rp>(</rp><rt>ぼっとう</rt><rp>)</rp></ruby>した小・中学校時代

小さいころは,特になりたい職業しょくぎょうは無く,しいて言えば早くお母さんになりたかったですね。外で遊ぶより家の中で遊ぶことが好きで,スーパーのレジのおもちゃでお買物ごっこをしたり,レターセットやシールを集めては友達と交換こうかんしたりしていました。それでも学校では,お昼休みには友達と校庭でドッジボールをしていたので,まったく外で遊ばないというわけでもありません。小学校1年生から姉の影響えいきょうで水泳を習い始め,10年間続けました。小学3年生から選手コースになり,週6日で朝練・夕練にあくれました。そのほかにもピアノとソロバン教室に通い,小・中学校は習い事に没頭ぼっとうしていました。高校に入るとファッションに目覚め,月に3さつファッション雑誌ざっしを買い,ボロボロになるまで何度も読み返しました。そのころは,今の仕事にくとは思いませんでしたね。

続けることで自信が持てるようになる

続けることで自信が持てるようになる

継続けいぞくすることです。途中とちゅうあきらめずに続けることで持久力じきゅうりょく忍耐力にんたいりょくがつき,何より自分に自信がつきます。わたしは水泳を10年間続けましたが,練習がつらく,コーチもこわくて行きたくありませんでした。親は強要せず,いやなら休んでもいいよと言ってくれましたが,わたしは毎日熱をはかり,熱があれば練習は休んでもいいと自分に言い聞かせ,かえれば10年間続いていました。21さいころはホノルルマラソンに参加し,完走しました。参加したのは好奇心こうきしんからですが,長年続けた水泳のおかげで体力と持久力じきゅうりょくに自信があったから参加できたのです。同じことを10年続けた自信が精神面せいしんめんを強くしたのは間違まちがいありません。どんなことでも続けることは大変です。途中とちゅう挫折ざせつしたくもなります。しかし,それをえたら,以前の自分よりも,もっと成長して自信がついている自分に気づくはずです。

  • 取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社/協力:城北信用金庫