鳶職は、建設現場でその基礎となる仕事をおこないます。鳶職の仕事は大きく三つに分けられ、その中でももっともよく知られているのが建設現場の足場を組む「足場鳶」の仕事です。それ以外に建造物の鉄骨を組み立てる「鉄骨鳶」、大型機械などを据え付ける「重量鳶」があります。どれも高い技術を要する上に、とても危険な仕事です。鉄骨鳶の場合、鉄骨をワイヤーにかけ、クレーンで持ちあげ、設置します。一つ間違えば命も落としかねない作業ですが、鉄骨の建築物を建てるには欠かすことができません。高所での作業が中心となりますが、法律により十八歳未満の高所作業は禁止されています。