編集者は、書籍や雑誌といった刊行物の企画、制作をおこないます。一冊の書籍をつくるためには、まずその本の企画をたて、予算を組み、ライターやデザイナー、カメラマンなどのスタッフを選ぶ作業が始まります。企画が動きだすと、各スタッフの橋渡し役、調整役、さらに推進役として、本作りの中心となって働きます。すべての原稿ができあがると最終チェックをおこない、さらに出版後はその本の販売促進にもかかわります。これらの業務にどの程度携わるかは、その本の内容にもよりますが、編集者は基本的にこうした業務をすべてこなせなくてはなりません。そのため編集者はライターやデザイナーなど違って、出版にまつわるすべての仕事を把握している必要があります。