獣医師は、動物の病気や怪我の診察、治療をおこないます。獣医師が診る動物はイヌ、ネコなどのペットから、ウシ、ウマなどの家畜、さらに動物園や水族館で飼育している小型動物から大型動物までと、その範囲は人間の医師よりもはるかに広範囲におよびます。また、獣医師の場合は人間の医師とちがって、眼科、内科、外科などという具合に専門の診療科に分かれていません。そのため基本的には一人の獣医師が、さまざまな動物のあらゆる病気や怪我に対応することになります。動物全般に関する豊富な知識と医師としての技術と経験だけでなく、動物に対する愛情が何よりも必要とされる仕事です。