猟師は山などで鳥や獣を狩猟し、その肉を販売することで収入を得ます。企業などに入社したり、店舗を経営するといった必要はないので、猟銃等所持許可と狩猟免許をとれば、誰でもその日から猟師になることはできます。しかし、初心者が一人で山の中で獲物を見つけるのはほぼ不可能ですから、その地区の猟友会などに所属して教えを請うのが猟師になる近道です。つかまえた獲物の販売ルートを探すのは難しく、また狩猟が許可される期間は(北海道以外は)十一月十五日から二月十五日までと短いため、専業で猟師だけをして生計を立てている人はほとんどいません。飲食店などを経営するかたわら、自分の店で提供する肉を狩猟で手に入れるという形態をとる例もあるようです。