木工芸家の仕事内容

木工芸家の仕事内容
木工芸家は、木材を使ったでんとう工芸品を作ります。でんとう工芸品というのは、長年にわたり、しょくにんのあいだでいできたじゅつで作られた、じゅつひんや生活道具のことで、木工芸品以外のでんとう工芸品としては、おりものせんしょく品、とうしっ、人形などがあります。着物などに使われる京都のおりもの西にしじんおり」や東京のガラス細工「きり」などは有名なでんとう工芸品です。日本各地にあるでんとう工芸のうち、じつようせいほうれきなど一定のようけんを満たしたものはけいざい産業大臣が「でんとうてき工芸品」として指定しています。

木工芸品には箱やぼんちゃどうなどの小さなものから、家具やたな類などの大きなものまであり、それぞれに必要なほうことなります。具体的には、神奈川の「箱根よせざい」や秋田の「大館曲げわっぱ」、新潟の「きりたん」、東京の「指物」、愛知の「名古屋ぶつだん」といったものがあります。近年、手作りの工芸品は大量生産品にされて少なくなってきてはいますが、大量生産では味わえない、作者ごとにことなる味わいがあることから、そのよさが見直されつつあります。

木工芸家になるために必要なめんきょかくはありませんが、木工ほうを身につける必要があります。ちょくせつ、木工芸家やこうぼう入りしてしゅぎょうするケースのほか、せんもん学校やしょくぎょう訓練校などで木材に関するしきを学んでから、しょくにんを目指すケースもあります。作家やしょくにんこうぼうで見習いとして働く場合、しばらくしゅうにゅうづかていで、せいさくまかされるようになってようやく会社員のしょにんきゅうていという場合も多いようです。木工芸家には、木材に関するしきはもちろん、長時間の作業でも持続できる集中力やにんたいが求められます。

「木工芸家」の仕事内容と共通点がある職業

「木工芸家」の仕事人インタビュー(木工芸家の仕事内容・木工芸家になるには)

丸山 一郎
箱根寄木細工の製造・販売・PRを通して、感動できる「時」をつくる。