検察事務官は、検察庁に勤務し、検察官の補佐役をつとめます。事務官という名称が表している通り、業務の中心は検察官の事務管理が中心となりますが、実際におこなう仕事の内容は多岐にわたります。検察官が司法と警察をつなぐ仕事ですから、その補佐をする検察事務官も、事件の捜査、懲役刑の執行手続き、さらには事件の容疑者宅の張り込み、家宅捜査、資料押収といった業務をおこなうことになります。これらの仕事はどれも高い専門技術と深い専門知識を要するものばかりなので、補佐役と言っても単なる検察官のアシスタントではなく、時には現場でリーダーシップをとることも求められます。