幼稚園教諭は、三歳から小学校へ入学するまでの子供の教育をおこないます。保育士が子供を安全に預かることが一番の仕事にしているのに対して、幼稚園教諭は子供の教育に重きを置きます。幼稚園は小学校に入る前の「学校」ですから、保育園が子どもたちの自由意思を尊重する自由保育が主流であるのに対して、幼稚園では一定の目的に沿ったカリキュラムである設定保育をおこないます。この設定保育では、運動や音楽、お遊戯、散歩、遊びなどを通じて、園児たちの社会性、身体性を伸ばす手伝いをします。園児が小学生になった時、その環境に適応できるような成長を促すのが幼稚園教諭の大切な仕事です。