翻訳家は、外国語で書かれた文章を日本語に訳します。小説やノンフィクションの書籍を翻訳するケースがもっともよく知られていますが、それ以外にも研究書や仕事のための資料を訳したり、映画やテレビなどの翻訳をする場合もあります。専門とする外国語の能力が大切なのは言うまでもありませんが、それと同じくらい重要なのは日本語の能力です。とりわけ小説の翻訳などでは日本語でどれだけ魅力のある文章をつづれるかが翻訳家の技量とみなされます。また翻訳するジャンルについて、専門的な知識も必要ですから、語学力だけでできる仕事ではありません。