国際公務員は国連を代表とする国際機関に所属する職員の総称です。国際機関の数は多く、その職務も機関の内容によってさまざまで、医療や保険に関しては世界保健機構(WHO)、貿易ならば世界貿易機関(WTO)、児童福祉であれば国際児童基金(UNICEF)、工業関連であれば国連工業開発機関(UNIDO)という具合に細分化されています。国際公務員を目指す人はまず自分の適性に応じた機関を選ばなくてはなりません。また、その機関での勤務にふさわしい学力も求められます。理念だけの国際感覚ではなく、ネイティブレベルの語学力といった具体的な能力が必須の仕事です。