刃物には,包丁や鎌,なた,はさみなど,さまざまなものがありますが,これらをつくるのが刃物職人の仕事です。刃物をつくる際は,金属を窯に入れて焼き入れし,十分に赤く熱したころに金づちなどで叩いて形をととのえ,水に入れて焼きもどしを行います。これを繰り返し,形が整ったら研いで,包丁やハサミといった製品ができあがります。名の知れた職人が作った刃物には,高い値段がつくものもあります。刃物の生産地としては,国内では岐阜県関市や大阪府堺市など,海外ではドイツのゾーリンゲンなどが有名です。
刃物職人になるには,刃物工房に弟子入りして親方のもとで指導を受け,技術を身につけていきます。一人前の職人になるには10年はかかると言われますが、職人として一本立ちしても,刃物づくりにゴールはありません。常に精進し続ける熱意が求められます。
刃物職人になるには,刃物工房に弟子入りして親方のもとで指導を受け,技術を身につけていきます。一人前の職人になるには10年はかかると言われますが、職人として一本立ちしても,刃物づくりにゴールはありません。常に精進し続ける熱意が求められます。