社会との関わり
桜井寝具リースは布団やオフィス用の機器などをレンタルしている会社です。現在,最も多いレンタル先は,ビルなどを造る建築工事や,道路,ダムなどを造る土木工事の現場近くに設けられる宿舎です。現場が働く人たちの家から遠くにあったり,街から離れていたりするので,作業員が泊まれる宿舎が必要になり,宿舎では布団が必要になります。この布団を貸し出すのです。また,工事現場近くに,工事の進行管理などの業務をするための事務所が設けられる場合もよくあります。桜井寝具リースでは,こうした事務所で使う机やロッカーなどの事務備品,パソコンやファックスなどのオフィス用機器の貸し出しもしています。
私たちの会社は1953年に創業しました。そのころ,ストライキで電車やバスなどの公共交通機関が止まることがよくありました。そうなると会社にたどり着けなくなるため,ストライキの前日から会社に泊まりこむ人がたくさんいたのです。そういう人たちのために布団を貸し出したのが,この会社の最初の仕事でした。
1980年ごろになるとストライキは減ってきましたが,会社の寮や宿舎への布団レンタルの依頼が増えてきました。地方から東京にたくさんの人が働きに来ていて,寮を提供している会社が多かったのです。また,東北や北陸などの地方の農家の人が,雪で働くことのできない冬の間,都会の建設現場などに現金収入を求めて数か月,働きに来ました。こうした出稼ぎの人たちのための宿舎もたくさんあり,布団の需要がありました。建設業の工事現場の宿舎では,布団だけでなく,テレビや電気ポット,冷蔵庫や洗濯機など,生活に必要な電化製品も必要とされるため,レンタルするアイテムはどんどん増えていきました。
創業当時は売り上げのほとんどが布団レンタルでしたが,現在は電化製品や事務備品のレンタルが70%を占め,布団は売り上げの30%になりました。それでも社名の通り,いまも仕事の中心に布団レンタルがあるという意識をもって仕事をしています。
私たちの会社は1953年に創業しました。そのころ,ストライキで電車やバスなどの公共交通機関が止まることがよくありました。そうなると会社にたどり着けなくなるため,ストライキの前日から会社に泊まりこむ人がたくさんいたのです。そういう人たちのために布団を貸し出したのが,この会社の最初の仕事でした。
1980年ごろになるとストライキは減ってきましたが,会社の寮や宿舎への布団レンタルの依頼が増えてきました。地方から東京にたくさんの人が働きに来ていて,寮を提供している会社が多かったのです。また,東北や北陸などの地方の農家の人が,雪で働くことのできない冬の間,都会の建設現場などに現金収入を求めて数か月,働きに来ました。こうした出稼ぎの人たちのための宿舎もたくさんあり,布団の需要がありました。建設業の工事現場の宿舎では,布団だけでなく,テレビや電気ポット,冷蔵庫や洗濯機など,生活に必要な電化製品も必要とされるため,レンタルするアイテムはどんどん増えていきました。
創業当時は売り上げのほとんどが布団レンタルでしたが,現在は電化製品や事務備品のレンタルが70%を占め,布団は売り上げの30%になりました。それでも社名の通り,いまも仕事の中心に布団レンタルがあるという意識をもって仕事をしています。
どんな職場
布団や事務備品のレンタルの受注と配送の手配など,すべての事務は東京都足立区にある東京営業本部で行っています。布団は営業本部の近くの倉庫に,電化製品や事務備品は埼玉県八潮市の倉庫に保管しています。
布団は全部で3000組あります。レンタルしてお客さまから回収した布団は,千葉県の茂原市にある当社の工場に運んで,一度解体します。カバーの布は高温洗浄し,中身の綿も高温で処理してから製綿をやり直します。一度ほぐした綿を薄くシート状にして何層も重ね合わせてから,カバー布をミシンで縫いあわせて,再び布団ができあがります。こうした作業を行うことで布団は何回でも再生でき,綿がふかふかの,新品同様の布団になります。茂原工場では新品の布団も作っていて,当社がレンタルする布団はすべて自社で製造したものです。事務用品や電化製品は,レンタル先から戻ってくると,八潮市の倉庫で汚れを落としたり,塗装を塗り直したり,壊れたところの修理をしたりしています。
レンタル用の製品は,何がいくつ,どんな状態で出荷されていて,いつ戻ってくる予定なのか,をきちんと管理しています。布団も電化製品も,当社の10台のトラックでお届けしています。外注の運送業者に依頼することはありません。お届けしたものはそのまま置いてくるのではなく,運転していった社員が,梱包を解いて設置まで行うからです。このようなときにお客さまに声をかけていただき,顔なじみになるのも私たちの仕事では大切なことです。
私たちは布団や事務備品などをレンタルしていますが,ただ物品をレンタルしているだけとは考えていません。きれいな布団やきちんと使える電化製品を気持ちよく使っていただけるように,しっかり手入れされたものを直接,お客さまのもとへお届けするといった,サービスの部分も含めてお客さまに提供するのが私たちの仕事だからです。
布団は全部で3000組あります。レンタルしてお客さまから回収した布団は,千葉県の茂原市にある当社の工場に運んで,一度解体します。カバーの布は高温洗浄し,中身の綿も高温で処理してから製綿をやり直します。一度ほぐした綿を薄くシート状にして何層も重ね合わせてから,カバー布をミシンで縫いあわせて,再び布団ができあがります。こうした作業を行うことで布団は何回でも再生でき,綿がふかふかの,新品同様の布団になります。茂原工場では新品の布団も作っていて,当社がレンタルする布団はすべて自社で製造したものです。事務用品や電化製品は,レンタル先から戻ってくると,八潮市の倉庫で汚れを落としたり,塗装を塗り直したり,壊れたところの修理をしたりしています。
レンタル用の製品は,何がいくつ,どんな状態で出荷されていて,いつ戻ってくる予定なのか,をきちんと管理しています。布団も電化製品も,当社の10台のトラックでお届けしています。外注の運送業者に依頼することはありません。お届けしたものはそのまま置いてくるのではなく,運転していった社員が,梱包を解いて設置まで行うからです。このようなときにお客さまに声をかけていただき,顔なじみになるのも私たちの仕事では大切なことです。
私たちは布団や事務備品などをレンタルしていますが,ただ物品をレンタルしているだけとは考えていません。きれいな布団やきちんと使える電化製品を気持ちよく使っていただけるように,しっかり手入れされたものを直接,お客さまのもとへお届けするといった,サービスの部分も含めてお客さまに提供するのが私たちの仕事だからです。
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