社会との関わり
株式会社空調服では,「空調服」という,バッテリーとモーターで動く小型ファンのついた作業服を販売しています。空調服は,服についた小型ファンを動かして服の中に外気を取り入れ,体の表面に大量の風を流すことにより,汗を気化させて,屋外での農作業や工事現場など,エアコンが使えない状況でも涼しく快適に過ごせるという製品です。
開発・製造は同じ敷地内にある株式会社セフト研究所で行っています。もともと,セフト研究所ではテレビなどに使われていたブラウン管の性能を評価する装置を開発・販売していました。そのとき,現社長の市ヶ谷弘司がよく訪れていたのがタイやマレーシアといった暑い国々で,ビル全体を冷やすためにエアコンが使われていました。当然,電力消費量も莫大になります。地球環境を守るためにも,これをどうにか改善できないか……そう思ったのが空調服を開発するきっかけでした。その後,販売を行うため株式会社空調服を立ち上げ,今に至ります。
空調服は,「生理クーラー理論」という理論にもとづいた製品です。人間の脳には,「暑い」と感じたとき,脳からの指令で必要な量の汗を出し,汗の気化熱で体温をコントロールするという機能が備わっています。「空調服」を着ていると快適に過ごせるのは,ただ風が送り込まれるからだけではなく,人間の体にもともと備わっている「体の温度を快適な状態に保とうとする機能」を利用しているからなのです。「空調服」によって無駄な発汗を抑えることができ,熱中症や脱水症状を予防することができます。また,エアコンのように空間全体を冷やすのではなく,「個人を冷やす」しくみなので,使用するエネルギーがはるかに少なくて済むというメリットもあります。
2004年に最初の商品を発売したときはなかなか世の中に受け入れられず苦戦しましたが,一度使い,商品の良さを実感してくれたリピーターのお客さまがだんだんと増え,今ではさまざまなところで使用されています。工場や農作業など,暑い中で作業をしなくてはいけない業種や,工事現場や建設現場など,真夏でも安全のために肌を露出できない業種が中心です。近年,こういった現場では熱中症への対策が不可欠であり,空調服のニーズも年々高まっています。
開発・製造は同じ敷地内にある株式会社セフト研究所で行っています。もともと,セフト研究所ではテレビなどに使われていたブラウン管の性能を評価する装置を開発・販売していました。そのとき,現社長の市ヶ谷弘司がよく訪れていたのがタイやマレーシアといった暑い国々で,ビル全体を冷やすためにエアコンが使われていました。当然,電力消費量も莫大になります。地球環境を守るためにも,これをどうにか改善できないか……そう思ったのが空調服を開発するきっかけでした。その後,販売を行うため株式会社空調服を立ち上げ,今に至ります。
空調服は,「生理クーラー理論」という理論にもとづいた製品です。人間の脳には,「暑い」と感じたとき,脳からの指令で必要な量の汗を出し,汗の気化熱で体温をコントロールするという機能が備わっています。「空調服」を着ていると快適に過ごせるのは,ただ風が送り込まれるからだけではなく,人間の体にもともと備わっている「体の温度を快適な状態に保とうとする機能」を利用しているからなのです。「空調服」によって無駄な発汗を抑えることができ,熱中症や脱水症状を予防することができます。また,エアコンのように空間全体を冷やすのではなく,「個人を冷やす」しくみなので,使用するエネルギーがはるかに少なくて済むというメリットもあります。
2004年に最初の商品を発売したときはなかなか世の中に受け入れられず苦戦しましたが,一度使い,商品の良さを実感してくれたリピーターのお客さまがだんだんと増え,今ではさまざまなところで使用されています。工場や農作業など,暑い中で作業をしなくてはいけない業種や,工事現場や建設現場など,真夏でも安全のために肌を露出できない業種が中心です。近年,こういった現場では熱中症への対策が不可欠であり,空調服のニーズも年々高まっています。
どんな職場
株式会社セフト研究所と株式会社空調服では,販売や営業の担当,より良い製品を生み出すための技術部や企画部など,合わせて約40名の社員が働いています。
開発を担当する株式会社セフト研究所では,日々,商品の改良や新製品の開発に取り組んでいます。空調服の素材や形によっても,身体を冷やす効果が変わってきますし,ファンの羽の形が違えば,風を送り出す効果や,電力消費量などの効率も変わってきます。より良い製品を作り出すことができるよう,開発室には3Dプリンターや,布などを裁断できるレーザーカッターを取りそろえ,アイデアを思いついたらすぐ試作できる環境を備えています。
空調服自体のデザインも,よりファッショナブルなものだったり,長袖だけでなく半袖やベストタイプのものも出したりと,ラインナップが増えてきています。ファンを回すために小型のバッテリーを服につけているので,作業をしていても漏電などすることがないよう,安全と品質管理には特に気をつけています。
空調服を使いたいという会社から「こういう製品を作ることはできないか」という相談を受けることもあります。例えば,通常の空調服は腰の後ろの部分にファンがついていますが,安全のために身体を支えるハーネスを取りつけなければいけない業種,運転作業で背中を座席につけている業種などでは,ファンが邪魔になることもあります。そういう場合は,ファンの位置を変えた商品を開発し,提案します。今,空調服の需要が増えるとともに,こういったカスタマイズの要望も増えてきています。
セフト研究所と空調服では,空調“服”だけでなく,空調ヘルメットや空調リュック,空調ベッドなど,空調服の理論を応用したさまざまな商品も開発・販売しています。空調服をはじめ,こういった製品は気温が高い場所では必ずニーズがありますし,そう考えると地球上の半分の地域で需要があるはずです。今,アメリカで販売をする話も進んでいます。いろいろとハードルはありますが,今後は本格的に海外進出もしていきたいと考えています。
開発を担当する株式会社セフト研究所では,日々,商品の改良や新製品の開発に取り組んでいます。空調服の素材や形によっても,身体を冷やす効果が変わってきますし,ファンの羽の形が違えば,風を送り出す効果や,電力消費量などの効率も変わってきます。より良い製品を作り出すことができるよう,開発室には3Dプリンターや,布などを裁断できるレーザーカッターを取りそろえ,アイデアを思いついたらすぐ試作できる環境を備えています。
空調服自体のデザインも,よりファッショナブルなものだったり,長袖だけでなく半袖やベストタイプのものも出したりと,ラインナップが増えてきています。ファンを回すために小型のバッテリーを服につけているので,作業をしていても漏電などすることがないよう,安全と品質管理には特に気をつけています。
空調服を使いたいという会社から「こういう製品を作ることはできないか」という相談を受けることもあります。例えば,通常の空調服は腰の後ろの部分にファンがついていますが,安全のために身体を支えるハーネスを取りつけなければいけない業種,運転作業で背中を座席につけている業種などでは,ファンが邪魔になることもあります。そういう場合は,ファンの位置を変えた商品を開発し,提案します。今,空調服の需要が増えるとともに,こういったカスタマイズの要望も増えてきています。
セフト研究所と空調服では,空調“服”だけでなく,空調ヘルメットや空調リュック,空調ベッドなど,空調服の理論を応用したさまざまな商品も開発・販売しています。空調服をはじめ,こういった製品は気温が高い場所では必ずニーズがありますし,そう考えると地球上の半分の地域で需要があるはずです。今,アメリカで販売をする話も進んでいます。いろいろとハードルはありますが,今後は本格的に海外進出もしていきたいと考えています。
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