会社名
 株式会社セフト研究所・
株式会社空調服
従業員
約40名
場所
東京都板橋区舟渡1丁目8番3号 [地図]
業種
空調服製造・販売

社会との関わり

株かぶ式しき会社空調服では,「空調服」という,バッテリーとモーターで動く小型ファンのついた作業服を販はん売ばいしています。空調服は,服についた小型ファンを動かして服の中に外気を取り入れ,体の表面に大量の風を流すことにより,汗あせを気化させて,屋外での農作業や工事現げん場ばなど,エアコンが使えない状じょう況きょうでも涼すずしく快かい適てきに過すごせるという製せい品ひんです。

開発・製せい造ぞうは同じ敷しき地ち内ないにある株かぶ式しき会社セフト研究所で行っています。もともと,セフト研究所ではテレビなどに使われていたブラウン管の性せい能のうを評ひょう価かする装そう置ちを開発・販はん売ばいしていました。そのとき,現げん社しゃ長ちょうの市いちヶが谷や弘ひろ司しがよく訪おとずれていたのがタイやマレーシアといった暑い国々で,ビル全体を冷やすためにエアコンが使われていました。当然,電力消費量も莫ばく大だいになります。地球環かん境きょうを守るためにも,これをどうにか改かい善ぜんできないか……そう思ったのが空調服を開発するきっかけでした。その後,販はん売ばいを行うため株かぶ式しき会社空調服を立ち上げ,今に至いたります。

空調服は,「生理クーラー理り論ろん」という理り論ろんにもとづいた製せい品ひんです。人間の脳のうには,「暑い」と感じたとき,脳のうからの指令で必要な量の汗あせを出し,汗あせの気化熱で体温をコントロールするという機き能のうが備そなわっています。「空調服」を着ていると快かい適てきに過すごせるのは,ただ風が送おくり込こまれるからだけではなく,人間の体にもともと備そなわっている「体の温度を快かい適てきな状じょう態たいに保たもとうとする機き能のう」を利用しているからなのです。「空調服」によって無む駄だな発はっ汗かんを抑おさえることができ,熱ねっ中ちゅう症しょうや脱だっ水すい症しょう状じょうを予よ防ぼうすることができます。また,エアコンのように空間全体を冷やすのではなく,「個こ人じんを冷やす」しくみなので,使用するエネルギーがはるかに少なくて済すむというメリットもあります。

2004年に最初の商品を発売したときはなかなか世の中に受け入れられず苦戦しましたが,一度使い,商品の良さを実感してくれたリピーターのお客さまがだんだんと増ふえ,今ではさまざまなところで使用されています。工場や農作業など,暑い中で作業をしなくてはいけない業種や,工事現げん場ばや建けん設せつ現げん場ばなど,真夏でも安全のために肌はだを露ろ出しゅつできない業種が中心です。近年,こういった現げん場ばでは熱ねっ中ちゅう症しょうへの対たい策さくが不ふ可か欠けつであり,空調服のニーズも年々高まっています。

どんな職場

株かぶ式しき会社セフト研究所と株かぶ式しき会社空調服では,販はん売ばいや営えい業ぎょうの担たん当とう,より良い製せい品ひんを生み出すための技ぎ術じゅつ部ぶや企き画かく部ぶなど,合わせて約40名の社員が働いています。

開発を担たん当とうする株かぶ式しき会社セフト研究所では,日々,商品の改良や新しん製せい品ひんの開発に取り組んでいます。空調服の素そ材ざいや形によっても,身体を冷やす効こう果かが変わってきますし,ファンの羽の形が違ちがえば,風を送り出す効こう果かや,電力消費量などの効こう率りつも変わってきます。より良い製せい品ひんを作り出すことができるよう,開発室には3Dプリンターや,布ぬのなどを裁さい断だんできるレーザーカッターを取りそろえ,アイデアを思いついたらすぐ試作できる環かん境きょうを備そなえています。

空調服自体のデザインも,よりファッショナブルなものだったり,長なが袖そでだけでなく半はん袖そでやベストタイプのものも出したりと,ラインナップが増ふえてきています。ファンを回すために小型のバッテリーを服につけているので,作業をしていても漏ろう電でんなどすることがないよう,安全と品ひん質しつ管理には特に気をつけています。

空調服を使いたいという会社から「こういう製せい品ひんを作ることはできないか」という相談を受けることもあります。例えば,通つう常じょうの空調服は腰こしの後ろの部分にファンがついていますが,安全のために身体を支ささえるハーネスを取りつけなければいけない業種,運転作業で背せ中なかを座ざ席せきにつけている業種などでは,ファンが邪じゃ魔まになることもあります。そういう場合は,ファンの位置を変えた商品を開発し,提てい案あんします。今,空調服の需じゅ要ようが増ふえるとともに,こういったカスタマイズの要望も増ふえてきています。

セフト研究所と空調服では,空調“服”だけでなく,空調ヘルメットや空調リュック,空調ベッドなど,空調服の理り論ろんを応おう用ようしたさまざまな商品も開発・販はん売ばいしています。空調服をはじめ,こういった製せい品ひんは気温が高い場所では必ずニーズがありますし,そう考えると地球上の半分の地ち域いきで需じゅ要ようがあるはずです。今,アメリカで販はん売ばいをする話も進んでいます。いろいろとハードルはありますが,今後は本ほん格かく的てきに海外進出もしていきたいと考えています。

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