会社名
のうりんすいさんしょう のうぎょうじょしぷろじぇくとじむきょく農林水産省 農業女子プロジェクト事務局
従業員
13名
場所
東京都千代田区霞が関1-2-1 [地図]
業種
行政

社会との関わり

「農業女子プロジェクト」は,じょせい農業者のアイデアを,さまざまなぎょうじゅつと結びつけ,新たな商品やサービスをつくり社会に発信していくプロジェクトです。

日本にいる農業者の4わりじょせいですが,じょせい農業者がかつやくするためには,社会や農業界でのそんざい感をもっと高めたり,自分からいろいろなことにチャレンジできるようにけいえいりょくをつけたりすることが必要です。また,しょうらいなりたいしょくぎょうとして農業を選んでもらえるように,わかじょせいに働きかけることも大切です。それらをじつげんするために,農林水産省では2013年に「農業女子プロジェクト」を立ち上げました。

このプロジェクトでは, “農業女子メンバー(メンバー)”と農業機械メーカーや自動車メーカーをはじめ,衣料メーカーに信用金庫や百貨店など,さまざまなぎょうが協力して,メンバーのアイデアを生かした新しい商品やサービスを生み出しています。たとえば農業機械メーカーのせきのうかぶしき会社さんとメンバーがれんけいして,の低いじょせいでも運転しやすいようにシートの位置を調整でき,日焼けぼうのサンバイザもつけた,じょせいが使いやすいトラクターを新しく開発しました。また,きんゆう機関であるじょうほく信用金庫さんはメンバーのためのけいえいえんセミナーをかいさいするほか, メンバーのニーズにおうじて,すぐれたじゅつりょくをもつ東京都内の中小ぎょうなどをしょうかいする“ビジネスマッチング”をおこなっています。また,ぎょうのほかにも高校や大学といった教育機関ともれんけいしており,高校生や大学生が,田植えや野菜のしゅうかくなどの体験ができるように,メンバーが協力しています。これからしょくぎょうを決めるわかい世代のじょせいたちに農業の楽しさを知ってもらうためです。そのほか,ウェブサイトやSNSなどを使ってこうした活動を社会に広く知らせることも,このプロジェクトの大切なやくわりです。

どんな職場

農林水産省は,日本に住んでいる人たちが生きていくために欠かせない食料を安定してきょうきゅうするための仕事をする役所です。農業女子プロジェクトきょくは農林水産省内にあり,主にメンバーと参画ぎょうだんたいがスムーズにプロジェクトをおこなっていけるように,間をつなぐ仕事をしています。

プロジェクトは2013年に,37名のメンバーと9社のぎょうによってスタートしました。2018年9月げんざいでは,メンバー706名,ぎょう36社,そして教育機関5校が加わるプロジェクトになっています。

つうじょうきょくの仕事は,ぎょうや教育機関からていあんされたかくに参加するメンバーを集めたり,メンバーにいろいろなれんらくをしたり,意見をまとめたりすることです。また,新しいぎょうにプロジェクトに参画してもらうように働きかけたりもします。そのほか,プロジェクトの進め方を話し合う会議を開いたり,イベントなどに出かけて写真をり,ウェブサイトやSNSで発信したりもしています。

また,最近では,自分たちで積極的に活動するメンバーも出てきました。たとえば,これまでに2回,ほんこんで「農業女子フェアinほんこん」を開きました。全国からゆうが集まり,ほんこんの百貨店やスーパーとのこうしょうや試食会もメンバー自らおこない,これをきっかけにほんこんへのしゅつをスタートするメンバーが出るなど,成果も上げました。こうしたかくの場合は,きょくはサポートをたんとうしています。

げんじょうの課題は,にんがまだ高いとは言えないこのプロジェクトを,多くの人にもっと知ってもらうことです。プロジェクトで活動するぎょうだんたいもさらにやしていきたいですし,じょせい農業者がもっとかがやく社会を目指して,よりいっそうの努力をしていきます。

※外部のWebサイトへリンクします

仕事人 (「農林水産省 農業女子プロジェクト事務局」で働いている人への職業インタビュー)

安田 加奈子
おいしい野菜を栽培し,楽しく農業をする。