社会との関わり
ワールド・プリンターは,シールをつくる会社です。シールはラベルやステッカーともいいますが,糊のついた紙やプラスチックフィルムにイラストや文字,写真などを印刷したものです。シールにはいろいろな用途があり,当社ではお客さまが希望する用途に応じて,さまざまなものをつくっています。アニメや漫画のキャラクターなど,絵柄を楽しむためのシールもあれば,商品に貼って,デザインの一部となって商品を目立たせたり,目につくところに貼って機能やしくみの紹介をしたりするシールもあります。また,上に貼って間違いを訂正したり,他人に見られたくない情報を隠して,必要な人だけが見られるようにするシールもあります。当社がつくっているものでふだん,みなさんの目に触れるのは,食品や化粧品に貼ってあるシールや,車のボディに貼るステッカー,電車の窓に貼ってある広告のシールなどです。
シール印刷を依頼してくださるお客さまで一番多いのは,同業の印刷会社です。同じ印刷業でもシール印刷は得意ではない会社から,私たちのノウハウと技術が必要とされています。また,広告制作会社からも依頼があります。その会社が売り出そうとしている商品やサービスをより目立たせるために,シールを使うことがあるからです。
私たちは日々,どんな紙や素材を使って,どんな糊を使って,どんな形にして,どんなインクを使えばお客さまの目的,要望にこたえられるかを考えています。シール一つ一つに合わせて機械を設定し,印刷する内容を版に起こし,形を切り取るための金属製の型をつくります。さらに,必要であれば,金箔を使った「箔押し」や,絵柄や文字などが浮き上がる「エンボス加工」など,加工が難しい技術を組み合わせることで,見た人の印象に残るシールづくりを心がけています。
シール印刷を依頼してくださるお客さまで一番多いのは,同業の印刷会社です。同じ印刷業でもシール印刷は得意ではない会社から,私たちのノウハウと技術が必要とされています。また,広告制作会社からも依頼があります。その会社が売り出そうとしている商品やサービスをより目立たせるために,シールを使うことがあるからです。
私たちは日々,どんな紙や素材を使って,どんな糊を使って,どんな形にして,どんなインクを使えばお客さまの目的,要望にこたえられるかを考えています。シール一つ一つに合わせて機械を設定し,印刷する内容を版に起こし,形を切り取るための金属製の型をつくります。さらに,必要であれば,金箔を使った「箔押し」や,絵柄や文字などが浮き上がる「エンボス加工」など,加工が難しい技術を組み合わせることで,見た人の印象に残るシールづくりを心がけています。
どんな職場
ワールド・プリンターは昭和46年(1971年)に創業し,当初からシール印刷を手がけてきました。現在の従業員のうち半数以上が,機械を操作する技術職,オペレーターです。機械の基本的なしくみは創業当時と同じで複雑なものではありませんが,スイッチを押しさえすればシールが出来上がるような自動化はできません。シールが進化し,またお客さまの要望も多様化してきたため,新しい技術にも精通している熟練のオペレーターによる操作が不可欠です。
一人前のオペレーターになるためには,3年以上の経験が必要です。しかし10年,20年のベテランでも,新技術をどんどん身につけていかないと,時代の流れについていけなくなります。そこが大変なところですが,やりがいでもあります。
私たちの仕事で一番大切なことは,お客さまの要望に沿ったシールを期日までに作り上げることです。印刷のデザインはお客さまから提案されることが多く,私たちがデザインを考えることはあまりありません。しかしたまに「こんなことはできますか?」と相談されることもあります。たとえば高級な洋酒のラベルには,プロであるわたしたちが見ても難しい加工技術を使ったものがありますが,「それに似たシールを」という依頼を受けたこともあります。そのときには従来の機械で対応しましたが,そういう凝った技術を使ったシールのために新しい機械を入れるべきかどうか,ということはつねに考えています。
私たちは芸術作品をつくっているわけではありませんが,言われたものが自動的にできる工業製品をつくっているわけでもありません。お客さまの要望と,自分たちの技術力と創造力がマッチしたよいものができると,とてもやりがいを感じます。
「モノづくりのものがたり」ページへ
一人前のオペレーターになるためには,3年以上の経験が必要です。しかし10年,20年のベテランでも,新技術をどんどん身につけていかないと,時代の流れについていけなくなります。そこが大変なところですが,やりがいでもあります。
私たちの仕事で一番大切なことは,お客さまの要望に沿ったシールを期日までに作り上げることです。印刷のデザインはお客さまから提案されることが多く,私たちがデザインを考えることはあまりありません。しかしたまに「こんなことはできますか?」と相談されることもあります。たとえば高級な洋酒のラベルには,プロであるわたしたちが見ても難しい加工技術を使ったものがありますが,「それに似たシールを」という依頼を受けたこともあります。そのときには従来の機械で対応しましたが,そういう凝った技術を使ったシールのために新しい機械を入れるべきかどうか,ということはつねに考えています。
私たちは芸術作品をつくっているわけではありませんが,言われたものが自動的にできる工業製品をつくっているわけでもありません。お客さまの要望と,自分たちの技術力と創造力がマッチしたよいものができると,とてもやりがいを感じます。
「モノづくりのものがたり」ページへ
※外部のWebサイトへリンクします