• 東京都に関連のある仕事人
  • 1986年 生まれ

    出身地 東京都

企業内弁護士

青木あおき 良介りょうすけ

  • 仕事内容

    信用金庫のしょくいんとして,ほうりつに関わるさまざまな問題をかいけつする。

  • 自己紹介

    しゅは動物園や水族館めぐりです。なかでもツシマヤマネコが好きで,ツシマヤマネコのいる動物園は日本全国,すべてまわりました。

  • 出身高校

    早稲田大学 高等学院

  • 出身大学・専門学校

    立教大学 法科大学院

  • 【このページに書いてある内容は取材日(2018年03月01日)時点のものです】

青木 良介


仕事人記事

信用金庫の中で働くべん

信用金庫の中で働く<ruby>弁<rt>べん</rt></ruby><ruby>護<rt>ご</rt></ruby><ruby>士<rt>し</rt></ruby>

わたしは東京の北区に本部をおくじょうほくしんようきんで,べんかくを持ったしょくいんとして働いています。「コンプライアンスとうかつ」の「ほうグループ」というしょで,主に信用金庫のぎょうに関するほうりつめんでのチェックやしょくいんからのほうりつに関する相談,しょくいんへのけんしゅうなどをたんとうしています。べんですが,さいばんに行くことはありません。
日本の多くのぎょうでは,外部のべんと「もんべん」のけいやくを結んで,ぎょうにおけるほうりつめんでの協力をしてもらいます。じょうほく信用金庫では,わたしが入庫してから,外部のべんさんにはさいばんやビジネス関係のせんもんてきな分野の協力をお願いし,信用金庫内ですぐに回答できることはわたしたんとうするようにしています。外部のべんさんにお願いするか,信用金庫内でわたしたんとうするかのはんだんをするのもわたしの仕事です。外部のべんさんにお願いするときも,わたしが間に入って問題を整理してから相談するので,スムーズに進みます。ぎょうの中で働くべんは最近,えてきてはいますが,信用金庫内のべんというのは全国的にもとても少なく,仕事はんも広いため,こうさくしながらやっている面もありますね。

新たに立ち上げる事業もサポート

新たに立ち上げる事業もサポート

わたしのもとには,信用金庫のしょくいんから,さまざまな相談がまれます。お客さまとのけいやくしょないようをどうすればいいかといったことや,信用金庫のホームページに写真や動画をけいさいするさい,どのような点に注意すればよいかといった相談を受けることもあります。つうじょう,外部のもんべんは,何か問題が起こったときにはじめて動きだすことが多いのですが,わたしの場合は,信用金庫の中のべんとして,「これから行うこと」をほうりつめんからサポートするのも大切な仕事ですね。信用金庫の商品などをせんでんするためのポスターやチラシのないようかくにんして,使われているキャラクターの使用きょがきちんと取れているかをかくにんしたり,特典のついたキャンペーン商品がほうりつはんしていないかをチェックするといったこともしています。ポスターやチラシのないようかくにんするさいは,ほうりつめんかくにんだけでなくて,日本語として正しいかどうかや,のチェックまでしているんですよ。書類のチェックは一か月にへいきんで150けんほど持ちこまれ,けいやくこうしんなどが集中する3月は200けんえることもあります。

テスト問題を作る仕事も

テスト問題を作る仕事も

書類のチェックやほうりつに関する相談以外の仕事としては,ぼうりょくだんなどの反社会的せいりょくへのたいおうや,しょくいんへのけんしゅうがあります。
ぼうりょくだんなどの反社会的せいりょくとの取引につながることがないよう,毎朝,新聞やニュースのけんほうどうをチェックし,じょうほく信用金庫のお客さまが関わるものがないかをかくにんしています。場合によっては,外部のべんれんけいして,たいおうを話し合います。
 しょくいんへのけんしゅうでは,「コンプライアンス」についてのけんしゅうをしています。ここで言う「コンプライアンス」とは「ぎょうほうりつや社会のルールを守る」といった意味の言葉です。ルールを知らずに不正をしてしまうといったことがないように,けんしゅうをしてルールを知ってもらいます。たとえばお客さまにげいのうじんがいて,そのプライバシーにかかわることを知っても,そのないようをSNSで書いてはいけませんよね。そうしたほんてきなことから,最新のの手口やマネー・ローンダリング(きんせんじょう)についてなど,さまざまなけんしゅうをしています。また,月1回,ぜんてんしょくいんを対象に「コンプライアンスかい小テスト」を行うのですが,この問題やかいせつを作るのも,わたししょぞくする「ほうグループ」の仕事です。たんじゅんな暗記問題にならないようにするなど,問題を作るうえでもいろいろなふうをしています。

むずかしい問題がかいけつできると達成感がある

<ruby>難<rt>むずか</rt></ruby>しい問題が<ruby>解<rt>かい</rt></ruby><ruby>決<rt>けつ</rt></ruby>できると達成感がある

ふくざつな相談あんけんかいけつすると達成感があります。最近はがいこくせきのお客さまもえているため,日本のほうりつでは問題がかいけつできないこともあります。たとえばがいこくせきのお客さまがくなり,ゆいごんしょがない場合,残されたきんの相続は,そのお客さまの国のほうりつしたがって手続きをしなければなりません。こうした場合は,外国のほうりつについて調べる必要が出てきて苦労するのですが,問題なくかいけつするとほっとします。
また,最近はゆいごんしょを書く方が多いのですが,ゆいごんしょを書いてから,その方がくなってさんを分けるまでの間に,さんの受取人に指定されている方が先にくなってしまっている場合もあります。そうなると,さんを分ける手続きがとてもふくざつになるんです。こうした相談あんけんがスムーズに決着して,関係するしょくいんやお客さまが喜んでくれるとうれしいですね。

問題かいけつの答えは,相談者自身の中にあることも

問題<ruby>解<rt>かい</rt></ruby><ruby>決<rt>けつ</rt></ruby>の答えは,相談者自身の中にあることも

相談には,毎回,しんせんな気持ちでたいおうするようにしています。同じような相談に見えても,相談してくるしょくいんのタイプもお客さまのタイプもちがうため,同じ相談は一つとしてありません。毎回,かいけつ方法もちがいますが,一けん落着したときには,今回はこの方法でちがっていなかったんだ,とほっとします。
また,どんな相談も,かいけつ方法は一つとはかぎらないので,せんたくふくすう出して,最後のはんだんは相談者自身でなっとくできるものを選んでください,という形にもっていくようにしています。相談者は,問題かいけつの答えを自分自身で持っていることがよくあるものです。わたしが問題かいけつのお手伝いをすることで,その人自身のかいけつのうりょくが高まるとうれしいですね。
仕事のやり方としては,「今日できることは今日する」というのがポリシーで,なるべく仕事を先送りしないようにしています。きん時間内で仕事を終え,休日はリフレッシュのために動物園や水族館に行って,仕事にもどったらまた集中するというスタイルです。

小学生のころ,ドラマのべんにあこがれた

小学生のころ,ドラマの<ruby>弁<rt>べん</rt></ruby><ruby>護<rt>ご</rt></ruby><ruby>士<rt>し</rt></ruby>にあこがれた

べんにあこがれたきっかけは,小学校の5,6年生のころに,テレビでほうりつしょたいにしたアメリカのドラマ『アリー・マイ・ラブ』を見たことです。べんほうていらいにんべんをしているのを見て,人前で堂々と話せることが,とてもかっこいいなと思いました。それもあって,高校時代の部活ではディベート部に入っていました。
大学卒業後には法科大学院(ロースクール)に進んで勉強しました。司法試験には初めての受験でごうかくし,しゅうしょくさきについてどうしようかとまよっているときに,べん会のしゅうしょくじょうほうサイトで,じょうほく信用金庫がべんしゅうしていることを知りました。わたしは東京の板橋区で育ち,地元の近くで働きたいと思っていましたし,きんゆう機関にしゅうしょくした友だちから,仕事でよくほうりつ問題にぶつかると聞いていたこともあり,おもしろそうな仕事だなと思ったんです。それでさいよう試験を受け,2014年にじょうほく信用金庫へ入庫しました。

高校時代,ディベートこうえんで全国じゅんゆうしょう

高校時代,ディベート<ruby>甲<rt>こう</rt></ruby><ruby>子<rt>し</rt></ruby><ruby>園<rt>えん</rt></ruby>で全国<ruby>準<rt>じゅん</rt></ruby><ruby>優<rt>ゆう</rt></ruby><ruby>勝<rt>しょう</rt></ruby>

なんでも,もんがあると,自分でなっとくできるまで調べないと気がまないせいかくです。たとえば受験勉強で入試の問題をくにしても,国語のげんだいぶんの問題はいっぱんてきかいせつを読むだけでは満足できず,そのちょしゃの別の本を読み,「なるほど,こういう考え方もあったのか」と知る,というようなことをしていました。深く知るのがおもしろいんです。そんなふうなので,友だちからは「お前の話はむずかしい」といわれたりして,ちょっと変わっていたかもしれません。でも,生徒会の役員もやりましたし,友だちづきあいも大事にしていました。今も地元の友だちとはよく会っています。
高校時代には部活でディベート部に入っていました。ディベートは,一つのテーマについて,こうてい側とてい側に分かれてとうするので,物事を色々な角度から見る必要があります。夏休みには「ディベートこうえん」(全国中学・高校ディベートせんしゅけん)というイベントに毎年,出場していました。2年生のときには全国でじゅんゆうしょうまでいきました。ディベートに熱中したことはいい思い出になっていますし,今でもそのしゅさいだんたいでボランティアを続けています。

失敗をおそれず,いろんなことにチャレンジしよう

失敗を<ruby>恐<rt>おそ</rt></ruby>れず,いろんなことにチャレンジしよう

子どものときは失敗してもだいじょうな時期ですから,気にしないで色々なことにチャレンジしたほうがよいと思います。そして,自分が熱中できるものを見つけてください。ダンスでも野球でもディベートでも,どんなことでも思いきりやってみるというけいけんが,人生をゆたかにしてくれるはずです。
また,一度ちゅうになるものを見つけたら,ちゅうでやめないということも大切なことです。そこでまた,新しい発見があると思うので,色々なことにこうしんをもって取り組んでほしいと思います。

  • 取材・原稿作成:東京書籍株式会社/協力:城北信用金庫

私のおすすめ本

  • マンガでわかる家族療法

    東 豊(著)/武長 藍(漫画)

    「家族療法」というカウンセリングについての本です。悩み事を相談されたとき,本人と一緒に問題を解決するカウンセラーはかっこいいなと思います。人から相談されることの多い今の仕事にも役に立っています。

  • アイデアのつくり方

    ジェームス・W・ヤング

    アメリカの広告制作者が,新しいアイデアを手に入れるための方法について書いた本です。アイデアはすでにあるアイデアを組み合わせて生まれるものだから,まずは基本的な知識をもつことが大切だということを,この本から学びました。