仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

愛媛県に関連のある仕事人
1979年 生まれ 出身地 熊本県

上田(うえだ) 公彦(きみひこ)
子供の頃の夢: バスケットボール選手
クラブ活動(中学校): ソフトテニス部
仕事内容
気軽に,安心して自然を楽しんでもらう。
自己紹介
人見知り。休日はひとりで気持ちのいいスポットでのんびり過すごしています。

※このページに書いてある内容は取材日(2020年03月09日)時点のものです

山,川,海を安全に楽しんでもらう

山,川,海を安全に楽しんでもらう

トレッキング(山歩き),カヤック,カヌーなどのアウトドアガイドをしています。
山,川,海といった自然を使ってお客さんに楽しんでもらったり,体を動かして健康になってもらったりするための案内人です。
また,山歩きやカヤックだけでなく,キャンプ,焚たき火びなどの活動を安全に楽しんでもらうための案内もしています。

その日の環かん境きょうやお客さんに合わせた遊び方を考える

その日の環境やお客さんに合わせた遊び方を考える

例えば夏場のカヤックのガイドの仕事であれば,まず,カヤックやライフジャケットなどの道具を車に積つみ込こみます。そして,これは基き本ほん的てきに毎日なのですが,遊んでもらう川の状じょう態たいを事前に見に行きます。川の水位が10㎝高い,低い,晴れている,雨が降ふりそう,など,川の状じょう態たいや天気,お客さんの情じょう報ほう(性せい別べつ,年ねん齢れい,身長など)を事前に把は握あくし,安全を第一に考え,今日はどういう遊びがいいか提てい案あんし,実じっ際さいに体験してもらいます。
終わったら,機材やライフジャケットを洗あらい,メンテナンスを行います。

天候に左右されやすい

天候に左右されやすい

自然相手なので,天候に左右されやすい仕事です。川の増ぞう水すい,大雨,台風,暑すぎたり,曇くもりで気温が上がらなかったり……。
その日の自然環かん境きょうとお客さんの情じょう報ほうを考え合わせて,どのようにしたら安全に楽しんでもらえるのかを毎日考えないといけないのは大変なところです。

お客さんの笑え顔がお

お客さんの笑顔

お客さんが「楽しかった!」と喜よろこんでくれたり,笑え顔がおで「ありがとう」と言ってくれたりすると,うれしいです。「またやりたい!」と2回目の申もうし込こみをしてくれたり,「山登りが趣しゅ味みになりました」と言ってもらえたり,後日手紙をもらったりしたこともありました。また,悩なやんでいる人を山や川に連れて行ったときに,「リフレッシュできて,自分が進む道が見つかった」などと言ってもらえると,この仕事をやっていてよかったと思えます。
お客さんが何を楽しみに来ているのか,どういった目的で参加しているのかは人それぞれ,違ちがいます。お客さん一人一人に楽しんでもらうためにはどうしたらいいのか,日々考えています。

安全第一

安全に楽しんでもらえることが第一です。
私わたしが同行して体験してもらうときだけではなく,その後,お客さんだけで山や川へ遊びに行く場合でも,ケガや事じ故こなく楽しんでもらいたいので,そのための説明をするということを大切にしています。
自然環かん境きょうの変化を読み,「今日は危あぶない,ここまででやめておこう」ということが判はん断だんできるようになるには,とても時間がかかります。インターネットが普ふ及きゅうし,ある程てい度どの情じょう報ほうは調べれば出てきますが,経けい験けんが少ない状じょう態たいで自然の中に入ると,道に迷まよったり,事じ故こが起きたり,最悪の場合は,命を落としてしまうこともあります。そうならないために,安全管理はとても重要です。
例えば,紅こう葉よう時期のトレッキングガイドの仕事では,落ち葉で道が分かりにくくなっていたり,木の根っこが隠かくれていて,歩くときにつまずきやすくなっていたりするので,事前にコースを歩いて危き険けんがないかどうか確かく認にんします。野いばらなど,とげのある植物が生えていたら切ったりもしています。

師し匠しょうの手伝いを通して

師匠の手伝いを通して

山登りが好きになって,アウトドアショップで働きながら山に登ったり,後こう輩はいを山や川へ連れて行ったりしていました。
その中でカヤックのガイドの師し匠しょうと出会い,「夏の間,ガイドの仕事を手伝ってみないか?」と誘さそわれました。カヤックがうまくなりたいという思いもあったので,手伝うことにしました。手伝いの中でお客さんに接せっすること,案内することが楽しいと思ったのがきっかけで,ガイドを目指すようになりました。
山の登り方やカヤックのこぎ方など座ざ学がくで学べる知ち識しきもありますが,危き険けんを察知したり,お客さんを楽しませたりするためには,実じっ際さいに山や川に行って,経けい験けんを積むことが必要です。先せん輩ぱいガイドと一いっ緒しょに山を歩いたり,自分一人でも山や川へ行ったりしました。ガイドの仕事では,どの業ぎょう務むにも「ここまで」という限げん界かいがないので,常つねに勉強が必要です。

まじめで,特とく徴ちょうのない子

小中学生時代はまじめで,学級委員長をしていましたが,どちらかというと特とく徴ちょうのない子でした。高校時代はファッションに興きょう味みをもち,アパレル系けいの専せん門もん学校に進学しました。
子どものころは,こうなりたいという目標はありませんでした。いろんな仕事を経けい験けんして,遠回りはしましたが,今は自分のやりたいことを見つけられたのかなと思います。
学校や今までの仕事で身につけた知ち識しきや技ぎ術じゅつの中には,今の仕事に役立っているものもあります。今,将しょう来らいのことがぼんやりとしか見えない人もいると思いますが,焦あせらなくてもいいのかなと思います。

どうすれば人が喜よろこんでくれるか

どうすれば人が喜んでくれるか

私わたしはお客さんを笑え顔がおにできることがうれしくて,今の仕事をしています。人に喜よろこんでもらうには,その人のためにどのようなことができるだろう,どうすれば喜よろこんでくれるんだろう,という思いが自分の中にあることが大切だと思います。
「どうすれば人が喜よろこぶか」をものさしにしていろいろ考えたり,行動したりするとみんな幸せですよね。どんな仕事でも共通ですが,「人を笑え顔がおにできることって何だろう」ということを考えながら,自分のやりたいことを見つけてもらえたらと思います。

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取材・原稿作成:西条市産業経済部産業振興課/編集:東京書籍株式会社