仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

愛媛県に関連のある仕事人
1979年 生まれ 出身地 愛媛県

國田さん(くにたさん)
子供の頃の夢: 消防士(消防官)
クラブ活動(中学校): サッカー部
仕事内容
火災防止・消火や人命救助を行う
自己紹介
二重人格(にじゅうじんかく)です。興味(きょうみ)のあるものにはのめり込むけどそれ以外は全く反応なし。楽観的(らっかんてき)で物事は常にプラス思考で考えるが、その分、無責任な部分もあると思います。毎日体を動かし、バイクで県内を走ってます。

※このページに書いてある内容は取材日(2007年12月27日)時点のものです

消防署には3つの役割があります

消防署には3つの役割があります

消防署(しょうぼうしょ)にはおおまかに3つの役割(やくわり)があり,役割(やくわり)毎にそれぞれの隊が構成(こうせい)されています。火災(かさい)を消す消防隊(しょうぼうたい)と,事故(じこ)や災害(さいがい)があった時に救助活動をする救助隊と,そして病気やけが人を病院へ搬送(はんそう)する救急隊があります。この3つの隊がそれぞれ集まって1つの部隊(チーム)となっています。それぞれの隊で服の色も変えてあるんですよ。消防隊(しょうぼうたい)は青,救助隊はオレンジ,救急隊は白です。私(わたし)はその中で消防隊(しょうぼうたい)の仕事をしています。主な仕事は,市内で火災(かさい)が発生した時に火災(かさい)現場(げんば)へ向かい,消火活動を行うことです。119番通報(つうほう)を受け,出動命令が出たら真っ先に火災(かさい)現場(げんば)に出動し,隊長の指揮(しき)のもと消火・救助活動をします。被害(ひがい)を最小限(さいしょうげん)に食い止める活動と,あとはそのような火災(かさい)が起きないための予防(よぼう)をすることが私(わたし)の仕事です。

24時間勤務して2日休むという勤務態勢

私(わたし)たちの仕事は1日24時間勤務(きんむ)し,2日休みという勤務(きんむ)体制(たいせい)をとっています。これを3部隊で交代勤務(きんむ)しています。朝8時30分に出勤(しゅっきん)し,前日の部隊から申し送りを受けて,その日の勤務(きんむ)が始まります。次の日の朝8時30分まで119番通報(つうほう)があればすぐに出動できる体制(たいせい)を24時間とっています。火災(かさい)が起こらないための予防(よぼう)も私(わたし)たちの仕事になります。そのために,消防車(しょうぼうしゃ)で火災(かさい)の予防(よぼう)を呼(よ)びかけたり,市内の地理・水利の調査(ちょうさ)をします。火災(かさい)が起きた時に,すばやく鎮火(ちんか)できるようにこういった調査(ちょうさ)は欠かせません。小学校や中学校に行って,避難(ひなん)訓練や消火訓練の指導(しどう)や,新しくできた建物の調査(ちょうさ)等もしています。何階建ての建物なのか,建物の入り口がどこなのか,消防署(しょうぼうしょ)からその建物へ行くまでの最短経路(けいろ)などを調べます。消火活動をするうえで必要な情報(じょうほう)をあらかじめ入手しておくことも重要な仕事の一つです。

勤務中の24時間はゆっくり落ち着くという時間が無い

勤務中の24時間はゆっくり落ち着くという時間が無い

私(わたし)たちの仕事は,一度出勤(しゅっきん)すると24時間消防署(しょうぼうしょ)の中にいることになります。24時間いつでも緊急時(きんきゅうじ)に対応(たいおう)できるように待機しているので,精神(せいしん)的には気を抜(ぬ)くことができません。24時間勤務(きんむ)というのは,体力的にも精神(せいしん)的にも大変ですね。もちろん,仮眠(かみん)を取る時間もありますが,消防署(しょうぼうしょ)内にはいろんな仕事があって,それも24時間体制(たいせい)です。例えば119番通報(つうほう)を受ける通信指令室には常(つね)に人が待機しています。日中は,18時まで3人の職員(しょくいん)が勤務(きんむ)しています。18時を過(す)ぎると私(わたし)たちが2時間交代で通信指令室に入るようになっているので,仮眠(かみん)していても夜中には起きなければならない状態(じょうたい)もありますし,24時間ゆっくり落ち着くという時間はありません。それでも,「こういった仕事があるからこそ市民のみなさんが安心して暮(く)らせるのかなぁ」と思うと大変ではありますが苦にはなりません。

現場で活動することが仕事のやりがい

私(わたし)にとっての一番のやりがいは,現場(げんば)で救助された人が無事社会復帰(ふっき)したときにお礼の手紙や電話をくれたときです。この仕事をしていて良かったと思います。普段(ふだん)から訓練はしていますが,実際(じっさい)の現場(げんば)では,普段(ふだん)の訓練では想定できないような状況(じょうきょう)にあうことがあります。しかし,緊急(きんきゅう)事態(じたい)なのでそこでもたもたする訳(わけ)にいきません。すぐに行動しなければならない現場(げんば)では,そのことを通して多くのことを学びます。現場(げんば)でしか体験できないことはたくさんありますからね。いろんなことを吸収(きゅうしゅう)できる現場(げんば)は,私(わたし)にとってとてもやりがいがあります。しかし私(わたし)たちの仕事は人命に関わることなので,災害(さいがい)が無いことが一番です。現場(げんば)は,一時緊迫(きんぱく)した状態(じょうたい)になりますが,現場(げんば)での活動が終わったあと「ありがとう」「ご苦労様です」と言われると,疲(つか)れも吹(ふ)き飛(と)びます。

消防隊員には体力と精神力が大切!

消防隊員には体力と精神力が大切!

この仕事は何と言っても体力勝負です。だから,体は大切にしています。健康の維持(いじ)はもちろんのこと,体力維持(いじ)のためにいろんなトレーニングをやっています。勤務(きんむ)中の訓練と合わせて,夜になると自分なりのトレーニングをやったり,休みの日に走ったり,総合(そうごう)体育館に行って器具を使ったトレーニングなどもやります。あとは,精神(せいしん)的に前向きな姿勢(しせい)を忘(わす)れないようにしています。くよくよしたり,マイナス思考はやめています。自分の精神(せいしん)状態(じょうたい)が仕事に大きく影響(えいきょう)するからです。現場(げんば)でのちょっとしたミスが人の命を助けるか否(いな)かの状態(じょうたい)にまで発展(はってん)するので,気をつかっています。

映画を見たのがこの仕事をしようと思ったきっかけ

映画を見たのがこの仕事をしようと思ったきっかけ

「バックドラフト」という映画(えいが)がきっかけで消防士(しょうぼうし)になろうと思いました。中学生くらいの時にテレビで見て大きく衝撃(しょうげき)を受け,すごく消防士(しょうぼうし)に対して興味(きょうみ)が沸(わ)きました。その後,高校生のときに阪神(はんしん)淡路(あわじ)大震災(しんさい)で消防士(しょうぼうし)の人がたくさん活動する姿(すがた)を見て,私(わたし)も消防士(しょうぼうし)になろうと思いました。私(わたし)は21歳(さい)のときに,地方公務員(こうむいん)(消防(しょうぼう)職員(しょくいん))の試験を受けました。試験に合格(ごうかく)したらすぐに,消防士(しょうぼうし)として活動できるわけではありません。4月から10月までの半年間,消防(しょうぼう)学校で消防士(しょうぼうし)になるための厳(きび)しい訓練を受けました。それから配属(はいぞく)された消防署(しょうぼうしょ)にて,災害(さいがい)現場(げんば)に出動するようになりました。

友だちとやんちゃしているわんぱくな子どもだった

わんぱくな子どもでしたね。外で友だちとやんちゃをすることが好きでした。また,中学校まではサッカーをやっていました。高校に入ってから一度サッカーを辞めてしまったけど,社会人になってから,再(ふたた)びサッカーをやるようになりました。今でも時間があればサッカーをやっています。サッカーは,体力トレーニングの一環(いっかん)にもなっています。

社会の常識を身に付けた子になってほしい

よく勉強して,よく遊んで,弱い者いじめはしない,やさしい子になって欲(ほ)しいですね。あとモラル(道徳(どうとく)・常識(じょうしき))のある子になって欲(ほ)しいです。訓練指導(しどう)とかで学校等に行ったりすることがあるんですが,私(わたし)たちの話を聞いてくれない子がいます。実際(じっさい)に火災(かさい)が起きた場合に,このようなことがあったら,逃(に)げ遅(おく)れたり危険(きけん)な目に合うことになります。これは火災(かさい)に限(かぎ)らず,人に対する態度(たいど)というのは社会に出てからは,特に問われることです。今のうちに社会の常識(じょうしき)を身につけた子になって欲(ほ)しいですね。

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取材・原稿作成:西条市産業振興課 倉本、編集:(c)学校ネット株式会社