仕事人

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岐阜県に関連のある仕事人
1975年 生まれ 出身地 岐阜県

ゆきこ先生(ゆきこせんせい)
子供の頃の夢: 幼稚園教諭
クラブ活動(中学校): バスケットボール部
仕事内容
子どもを預かり共に生活する
自己紹介
性格は楽天的です。休日は、家族(夫・子ども2歳)とバーべキューや買い物などを楽しんでいます。

※このページに書いてある内容は取材日(2006年10月20日)時点のものです

赤ちゃんから6歳(さい) になる子ども達の生活をサポート

赤ちゃんから6歳 になる子ども達の生活をサポート

保育士(ほいくし) は,保育園(ほいくえん) で6ヶ月の赤ちゃんから歩き始めた1歳過(さいす) ぎの子,2,3歳(さい) の走り回れる子,小学校に入学する前の6歳児(さいじ) までを預(あず) かり,保護者(ほごしゃ) に代わって子ども達と生活をともにしながら子育てをすることが仕事の中心です。子ども達は一人では生活できないので,赤ちゃんにはミルクをあげたり,オムツ替(が) えや着替(きが) え,お昼寝(ひるね) の寝(ね) かしつけをしたりと身の回りのことのほとんど全てを手助けし,もう少し大きくなると自分でできるように手伝います。年齢(ねんれい) や発達に合わせて本の読み聞かせや,遊びの指導(しどう) ,工作,絵を描(か) かせたりもしますが,ケガのないよう安全に預(あず) かることに十分注意を払(はら) い,常(つね) に子ども達全員に目を向けています。子ども同士でけんかになることも時々(ときどき) あるので,「こうやって言えばよかったね」と伝え方を教えるなど,友達とのコミュニケーションのとり方についても指導(しどう) を行います。

保育園の一日

保育園の一日

朝7時半に開園。登園してきた子から好きな遊びを始めます。朝の会で出席を取ったあと,体操(たいそう) をします。そして「設定(せってい) 保育(ほいく) 」という内容(ないよう) をあらかじめ決めた工作や,外遊び,電車遊びをしたり,散歩に出かけることもあります。戻(もど) ってきたら足を拭(ふ) いて教室の中でお昼を食べます。歯磨(はみが) き指導(しどう) では,1歳(さい) の歯が生えた頃(ころ) から歯ブラシで磨(みが) き,2歳過(さいす) ぎからは自分で歯が磨(みが) けるよう指導(しどう) をした後,保育士(ほいくし) が仕上げのブラッシングをします。歯磨(はみが) きが終わるとお昼寝(ひるね) です。色々(いろいろ) な活動の節目には必ず排泄(はいせつ) の時間をとり,赤ちゃんであればオムツを取(と) り替(か) え,一人でトイレができそうな子はトレーニングを行います。お昼寝(ひるね) から目覚めるとおやつの時間。おやつは,離乳食(りにゅうしょく) ,赤ちゃんせんべい,ビスケットなど,歯が生えているか,どれぐらい噛(か) んで食べられるかで種類を変えます。4時頃(じごろ) になると大・小のタオルなどを子ども達のカバンにしまい,お迎(むか) えを待ちます。

子どもの様子について,交換(こうかん) 日記をするようなもの

子どもの様子について,交換 日記をするようなもの

保育士(ほいくし) は,子どもの様子を記録した連絡帳(れんらくちょう) のやり取りを保護者(ほごしゃ) と行います。これは「交換(こうかん) 日記」のようなものです。まず保護者(ほごしゃ) の方に,朝の家での様子(食事,食欲(しょくよく) ,睡眠(すいみん) ,排便(はいべん) ,ケガなど)を書いてきてもらったものをチェックし,保育園(ほいくえん) では,給食で食べた物と量,赤ちゃんだとミルクを何時にどれだけ飲んだか,お昼寝(ひるね) の時間,健康状態(じょうたい) ,排便(はいべん) ,薬を飲んでいる子は飲ませたかどうかなどを記入し,その日にあったことを「おたより」として書きます。内容(ないよう) は,「昨日まではこのような様子でしたが,今日こんなこともできるようになりました」など,親の励(はげ) みになりそうな子どもの成長に関することが中心ですね。そしてこの連絡帳(れんらくちょう) を家の人のお迎(むか) えの時に渡(わた) します。

「生まれてはじめて○○できたよ!」の瞬間(しゅんかん) に立ち会う

「生まれてはじめて○○できたよ!」の瞬間 に立ち会う

昨日までハイハイとつかまり立ちをしていた子が,いきなり,一歩一歩をよいしょ,よいしょと踏(ふ) み出(だ) しはじめたことがありました。その様子を誰(だれ) よりもいち早く見た私(わたし) は,「すごい,よくやったね!」と涙(なみだ) が出そうなほど感激(かんげき) しました。しかし,一番初めにその子のお母さんに“一歩の瞬間(しゅんかん) ”を見て喜んでもらいたいと思い,「今日,○○ちゃんは歩こうと頑張(がんば) っていましたけど,もうちょっとのところでした。そろそろ歩き出す頃(ころ) かもしれませんから,お家でも様子をしっかり見てあげてください」と伝えました。小さな子であればあるほど,毎日「できた!」の連続で,それが積み重なっていきます。子ども達の“できるようになること”が一つずつ増(ふ) えていく,まさにその成長過程(かてい) に立ち会えていることがとても嬉(うれ) しいです。

気がついたら目標は一つ,あとは着実に準備に励(はげ) む

気がついたら目標は一つ,あとは着実に準備に励 む

小学校の5,6年生の頃(ころ) でしょうか,既(すで) に保育士(ほいくし) や幼稚園(ようちえん) の先生になる,と決意していました。高校は普通科(ふつうか) に進学し,“将来(しょうらい) の職業(しょくぎょう) ”に就(つ) くための準備(じゅんび) としてピアノを習い始めました。大学は,保育士(ほいくし) と幼稚園(ようちえん) 教諭(きょうゆ) の資格(しかく) が取れる学部を選び,幼児(ようじ) 教育について学びました。卒業後,最初は幼稚園(ようちえん) に就職(しゅうしょく) しましたが,1年目は本当に大変でした。とにかくわからないことだらけだったんです。自分が受け持ったクラスの子どもたちがうまくまとまらず,とても焦(あせ) りました。園長先生から何度も怒(おこ) られ,落(お) ち込(こ) んでしまったことも。しかしその時の苦労があってこそ,今,子どもたちをうまく指導(しどう) できるようになったのだと思っています。

一人ひとりの個性と向き合う

一人ひとりの個性と向き合う

1歳(さい) の子が10人いたとします。生まれ月は4月から翌年(よくとし) の3月まで様々(さまざま) で,体が大きい子もいれば小さい子もいたり,抱(だ) き上(あ) げると腕(うで) が痛(いた) くなるほどずっしりくる子もいれば,軽々(かるがる) と持ち上げられる子もいます。歩き始める時期も早かったり,あともう少しだったりと,発達の段階(だんかい) に少しずつ差があるんです。もう幼(おさな) い頃(ころ) から性格(せいかく) にもはっきりと特徴(とくちょう) が出ていますよ。私(わたし) がイタズラを注意する時,ある子はとっても落(お) ち込(こ) んだりしますが,同じ注意を受けても,別の子は全く平気な顔をしていたりしているので,ちゃんと伝わっているのかな,と思うことも。ですから,子どもの性格(せいかく) に合わせて物事の説明や指示(しじ) の仕方を変えることに気を配ります。「全員がみんな同じ子」と思わず,その子一人ひとりと向き合って接(せっ) するように心がけることが大切ですね。

はっきりと言えない子でした

はっきりと言えない子でした

子どもの頃(ころ) は,山の中で栗(くり) の木や谷で遊ぶことが好きで,枯(か) れ木(き) を拾って集め,ダンボールで屋根を作りました。その「山の基地(きち) 」がとても楽しかったことを覚えています。とてもやんちゃな女の子だったのでは?と想像(そうぞう) するかと思いますが,性格(せいかく) はそうでもなく,思っていることをはっきりと言えない子でした。例えば,先生から他の子と間違(まちが) って叱(しか) られたことがあったとき,自分は全く何もしていないのにそれが言い出せなくて濡(ぬ) れ衣を被(かぶ) ったりしていました。鉄棒(てつぼう) から落ちたこともあってものすごく痛(いた) かったのに,その「痛(いた) い」も言い出せないんですよ。そのまま我慢(がまん) していたんですが,実は骨(ほね) が折れていて・・・・・・そんな子でしたね。

一つの夢,たくさんの夢だっていいんです

一つの夢,たくさんの夢だっていいんです

子どもの頃(ころ) ,「保母(ほぼ) さんになりたい」と思ってから,大人になるまで何の迷(まよ) いもなく一直線に進んできました。ほとんどの人が,中学,高校に上がると「この仕事もいいな」「あんな仕事もやってみたい」と色々(いろいろ) な職業(しょくぎょう) に目を向ける中,私(わたし) はなぜか他の職業(しょくぎょう) に就(つ) こうとは全く考えず,保育士(ほいくし) の夢(ゆめ) を叶(かな) えることで頭が一杯(いっぱい) でした。みなさんはどちらかというと「将来(しょうらい) なりたいもの」がころころ変わることが多いんじゃないかしら。それはそれでいいと思いますよ。少しでも「なってみたいなぁ」と思うものがあれば,その職業(しょくぎょう) では毎日どんなことをするのか,どんな点が面白そうか,どんなふうに人の役に立てるかを本で調べたり,人に聞いたりして,そのたくさんの夢(ゆめ) を膨(ふく) らませてみてください。

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取材・原稿作成:(c)学校ネット株式会社(大月)