仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
出身地 佐賀県

寺井(てらい) めぐみ(めぐみ)
子供の頃の夢: 雑貨デザイナー
クラブ活動(中学校): 卓球部
仕事内容
チラシやポスターなどの企画デザイン制作
自己紹介
声が大きく、いつも元気がいい。人が好きで初対面の人ともすぐに仲良くなれる。好奇心旺盛(こうきしんおうせい)。

※このページに書いてある内容は取材日(2015年03月10日)時点のものです

チラシやポスターなどの制作(せいさく)

チラシやポスターなどの制作

チラシやDM,ポスターなどの広告ツールや屋外広告の施工(せこう)など,企業(きぎょう)の考えを絵や文字にして分かりやすくすることがデザイナーとしての私(わたし)の仕事です。例えば店のチラシを作りたいと依頼(いらい)があれば,お客様と打合せをし,要望を聞き,どんなデザインにするかを詰(つ)めていきます。最初は大まかなイメージでも,チラシには店の地図をシンプルに描(か)こうとか,文字より絵を大きくしようとか,打合せを重ねることによりデザインが明確(めいかく)になっていきます。店を訪(たず)ねるお客様を意識(いしき)して,分かりやすいデザインをするように心がけています。職場(しょくば)には総勢(そうぜい)20名ほどの社員がおり,その内バイトを含(ふく)め10名がデザイナーです。

繁忙(はんぼう)期は長期休暇(きゅうか)の前

繁忙期は長期休暇の前

会社は10時から19時までが就業(しゅうぎょう)時間ですが,仕事を始める前に毎朝20分くらいかけてオフィスの掃除(そうじ)をします。デザイナーは資料(しりょう)が多く,机(つくえ)の上が乱雑(らんざつ)になりがちなので,朝早く来て机(つくえ)の整理整頓(せいとん)をし,仕事をスムーズに進めるための準備(じゅんび)をします。とりわけパソコンソフトのイラストレーターとフォトショップというツールを使ってデザインをしていますが,仕事に合わせて他のツールやソフトも使います。スマートフォンのデザインは見やすく使いやすいので,デザイナーにとっても見逃(みのが)せません。どんなアプリがあるのかいつも関心を持ってチェックしています。GWやお盆(ぼん),年末年始などの長期休暇(きゅうか)の前は,印刷の工場の方も休みに入るので,その前に仕事を進めなければなりません。依頼主(いらいぬし)の会社が,その時期にチラシを配布(はいふ)することが多いのも,さらに忙(いそが)しくなる要因(よういん)の一つですね。

日々(ひび)の勉強が必要

日々の勉強が必要

お客様とデザイナーが直接(ちょくせつ)打合せをするので,お客様から細かな要望を伝えられます。しかし,広告にも規制(きせい)があります。例えば,屋外広告は道路にはみ出して設置(せっち)してはいけないというルールがあります。商品とは,デザインだけで成り立つものではありません。お客様からヒントをいただいたり,自分で調べたりと,毎日学ぶことはたくさんあります。お客様と直接(ちょくせつ)打合せをするためには,そういった知識(ちしき)が必要です。何の知識(ちしき)も持たずにお客様の前に出ることはできません。会社から,都心部のお客様の所へ行くときは,往復(おうふく)するだけでかなりの時間がかかります。その間も情報(じょうほう)の整理をして,お客様の要望の再(さい)確認(かくにん)とアイデアのまとめ方を考える大切な時間になっています。

「またお願いするよ!」と言われることがうれしい

「またお願いするよ!」と言われることがうれしい

常(つね)にお客様が喜ぶものを作ろうと思って仕事に取り組んでいます。お客様が想定していたものより,出来が良かったり,お褒(ほ)めの言葉をいただいたりしたときは,とても嬉(うれ)しいですし,達成感を感じます。この前の仕事が良かったから,もう一度仕事の依頼(いらい)をしたいと言われたときは,この仕事をやっていて良かったと大きな喜びを感じます。私(わたし)は声が大きいので目立つらしく,お客様からもよく覚えていただいているようです。人と話すのが好きという性格(せいかく)もこの仕事に役立っています。デザイナーといえば,一日中パソコンの前に座(すわ)っているイメージかもしれませんが,打合せをする機会も多く,人と話して意思を通わせ合うのもデザイナーの大事な仕事の一つです。

要望以上の何か(プラスα)

要望以上の何か(プラスα)

仕事の依頼(いらい)を受けた際(さい),お客様の要望をただなぞるのではなく,要望以上の事(プラスα)をデザインに込(こ)め,出来上がったときに「頼(たの)んで良かった」と心から思っていただけるよう提案(ていあん)しています。「デザイナーは,自分で考え,自分の目を通してお客様に響(ひび)くものを作りなさい。自分の考えも入れずに機械的に物を作るオペレーターになってはいけない」と社長がよく口にしていますが,どんなプラスαをつけられるかが勝負所です。また,スピーディに仕事を仕上げることも大切にしています。例えば商品案内のチラシやDM作成の場合,2日間で基本(きほん)デザインを作成してお客様へ送付,3日間で修正(しゅうせい)する,という流れが基本(きほん)的な仕事のペースです。もちろん,早いからといって手を抜(ぬ)くということではありません。

ショッピングモールの雑貨屋(ざっかや)さんがきっかけ

ショッピングモールの雑貨屋さんがきっかけ

私(わたし)は,小学校5年生の時にデザイナーになろうと決めました。ある日初めて行った大きなショッピングモールに雑貨屋(ざっかや)さんがあり,そこに入った瞬間(しゅんかん),自分が求めていたものはこれだと思いました。色とりどりの商品やデザインに心が踊(おど)り,これまで感じることのなかったときめきを感じました。もともと絵を描(か)くのは好きだったのですが,将来(しょうらい)なりたいものが明確(めいかく)になったのはこの瞬間(しゅんかん)です。高校では地元佐賀(さが)県の普通科(ふつうか)の芸術(げいじゅつ)コースに進み,美術(びじゅつ)を専攻(せんこう)しました。プロダクトデザインという,生活に必要な道具や製品(せいひん)のデザインを勉強するのが,雑貨(ざっか)デザイナーへの道だと知り,日本工学院のプロダクトデザイン科に進みました。早いうちに目標を決めて,それを目指してまっしぐらに進んだ感じです。

子どもの頃(ころ)から自分の意見はハッキリと

子どもの頃から自分の意見はハッキリと

小さい頃(ころ)は,起きて笑っているか寝(ね)ているかという極端(きょくたん)な子どもだと言われていました。他の人と同じような事をしたくないという思いが強く,周りと違(ちが)うことをやることが多かったです。マラソン大会では,友達に一緒(いっしょ)に走ろうと誘(さそ)われても,私(わたし)は自分のペースで走ると言って断(ことわ)ったり,自画像(じがぞう)を描(か)くときは,普通(ふつう)の顔を描(か)くのではなく,大好物のサツマイモにかぶりついている自分の顔を描(か)いたりしていました。人に流されるのではなく,自分の頭で考え,おかしな所はおかしいと自分の意見をハッキリ言っていたと思います。4人兄弟姉妹の末っ子なので,主張(しゅちょう)しないと目立たないという環境(かんきょう)が影響(えいきょう)しているのかもしれません。

夢(ゆめ)を持って飛びだそう!

夢を持って飛びだそう!

将来(しょうらい)何になろうという大きな夢(ゆめ)ではなくても,小さな夢(ゆめ)でも良いから,何かやってみたいという夢(ゆめ)を持つと良いと思います。小さなことでも「夢(ゆめ)」と認識(にんしき)すれば,叶(かな)えたときの喜びが感じれます。私(わたし)は,たまたま小学5年生のときにこれだ!と思う夢(ゆめ)が見つかりました。でも,田舎(いなか)の何もないところで育ったので,どうしたらデザイナーになれるのか全く分かりませんでしたし,高校生の頃(ころ)には本当にデザイナーになれるのか不安に思っていました。ただ,そんなときでも,自分にできることを調べたり,世の中のさまざまなデザインに触(ふ)れたり,今できることを考えて行動していました。デザイナーになった今,私(わたし)の次の夢(ゆめ)は,自分に夢(ゆめ)を与(あた)えてくれたデザインで社会に貢献(こうけん)し,これからの子供(こども)たちに夢(ゆめ)を与(あた)えていくことです。未来が分からなくても,夢(ゆめ)があったらそれが支(ささ)えとなって頑張(がんば)れると思います。

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鈴木 おさむ
こちらの本は「夢」をテーマに、無名のお笑いコンビ(架空)の生活と葛藤を描いた作品。物語が全て、主人公二人の交換日記のやりとりのみで進んでいくのが特徴。夢を叶える喜び、大変さだけでなく、夢を諦める勇気まで描かれており、主人公二人の葛藤が胸に突き刺さる。同じ夢を"コンビ"で追いかけるというのが最大のミソで、それぞれの気持ちを自分に照らし合わせ、自分の夢について深く考えるきっかけとなった。終盤は涙なしには読めず、加呼吸をおこしたほど。

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取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社/協力:株式会社ウィズ