大蔵製作所は昭和元年に
創業し,当初は
鉄製の
耐火金庫を
製造していました。戦時中は国の命令で
戦艦のハッチなどを作り,終戦後はスチール家具などを作っていたのですが,当時はまだ新しかったアルミにいち早く目をつけ,昭和39年から,アルミサッシなどのアルミ
製品を作り始めました。アルミサッシにはレールがありますが,レールの部分と本体の部分は
別々に作るわけではなくて,「ところてん」のように型から
押し出す方法で,一気に作ります。実は道路
標識の
裏の,取り付け用の部分も同じ
構造になっており,アルミサッシと同じ作り方で作れます。このため,昭和42年からは道路
標識や関連品を作り始めました。最近ではさらに
技術を進化させて,「雪がたまりづらい
形状の道路
標識」なども作っています。
当社では,道路
標識や鉄道の
看板など,公共事業と直結した事業を手がけているので,当社の
製品を通して社会
貢献をしていきたいという思いを持って,社員一同,
日々の仕事に
臨んでいます。また,アルミ
溶接の
職人を養成することにも取り組んでいます。ロボット化が進んだことでアルミ
溶接の
職人は
激減してしまいましたが,ものづくりの
現場には,
熟練した
技術を持った
職人が欠かせません。当社では,
技術の
継承を大事にしています。
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