社会との関わり
シオガイグループは主に“資源リサイクル事業”と“産業廃棄物中間処理事業”という2つの事業を行っています。“資源リサイクル事業”では,主に鉄をリサイクルできる状態にするため,カットしたり細かく砕いたりといった加工処理を行っています。もう1つの“産業廃棄物中間処理事業”では,廃棄物の中から鉄やプラスチックといったリサイクルできるものを取り除き,残ったものを細かく砕いて体積を減らすなど,埋め立てできる状態にまで加工しています。
シオガイグループの工場には,毎日,建物の解体現場から出た鉄骨や鉄筋などの鋼材や,企業からの産業廃棄物などが運ばれてきます。廃棄物が運びこまれる場合もあれば,建物の解体を行っている業者などから「この現場に廃棄する鋼材があるので引き取ってほしい」といった依頼を受け,トラックで鋼材を取りにいく場合もあります。工場に運びこまれた廃棄物を加工し,資源として再利用する鉄鋼メーカーなどの業者へ届けたり,リサイクルできないものは埋め立てできる状態にして最終処分場に運んだりするのが私たちの仕事です。
“資源リサイクル”は廃棄物を買い取り,リサイクルできる状態に加工したものを鉄鋼メーカーなどに売りますが,“産業廃棄物中間処理”は処理料としてお金をもらって処理をします。この2つではお客さんとのやり取りや,利益を得るための考え方が全く異なるため,“資源リサイクル”と“産業廃棄物中間処理”の両方を行っている会社はあまりありません。そのため,通常は,企業が廃棄物を処理するためには,“資源リサイクル”と“産業廃棄物中間処理”,それぞれの会社に処理を依頼する必要があるのですが,シオガイグループでは,そうした廃棄物をまとめて引き取ることができます。まとめて運べば,運搬にかかるコストも抑えられます。それがシオガイグループの強みです。
シオガイグループの工場には,毎日,建物の解体現場から出た鉄骨や鉄筋などの鋼材や,企業からの産業廃棄物などが運ばれてきます。廃棄物が運びこまれる場合もあれば,建物の解体を行っている業者などから「この現場に廃棄する鋼材があるので引き取ってほしい」といった依頼を受け,トラックで鋼材を取りにいく場合もあります。工場に運びこまれた廃棄物を加工し,資源として再利用する鉄鋼メーカーなどの業者へ届けたり,リサイクルできないものは埋め立てできる状態にして最終処分場に運んだりするのが私たちの仕事です。
“資源リサイクル”は廃棄物を買い取り,リサイクルできる状態に加工したものを鉄鋼メーカーなどに売りますが,“産業廃棄物中間処理”は処理料としてお金をもらって処理をします。この2つではお客さんとのやり取りや,利益を得るための考え方が全く異なるため,“資源リサイクル”と“産業廃棄物中間処理”の両方を行っている会社はあまりありません。そのため,通常は,企業が廃棄物を処理するためには,“資源リサイクル”と“産業廃棄物中間処理”,それぞれの会社に処理を依頼する必要があるのですが,シオガイグループでは,そうした廃棄物をまとめて引き取ることができます。まとめて運べば,運搬にかかるコストも抑えられます。それがシオガイグループの強みです。
どんな職場
シオガイグループでは,現在は3つの事業所と5つの工場合わせて,85名の社員が働いています。工場で重機や機械を動かす作業員のほか,各工場に営業担当の社員も数名ずついます。
解体現場から出た鋼材などの鉄は,鉄鋼メーカーが電気炉や溶鉱炉という高温の窯で溶かし,再度固めることで,再利用することができます。しかし,建物の鉄骨や鉄筋は,そのままでは大きすぎて窯に入れることができません。そのため,当社の工場で,“ギロチン”と呼ばれる大きな刃を用いて鋼材を1mずつくらいの長さにカットする「シャーリング加工」を行うのです。
また,自動車や家電などには,鉄のほか,銅やアルミといった金属や,金属以外の素材も使われているため,再利用するためには鉄以外のものを取り除かなければいけません。これらを分別するために行っているのが「シュレッダー加工」です。シュレッダー加工では,廃棄物をベルトコンベアでシュレッダーという大きな機械の中に運び,シュレッダー内の高速で回転する刃で粉々に砕き,磁力によって鉄,鉄以外の金属,金属以外に分別します。分別された鉄は鉄鋼メーカーへと運ぶほか,分別の際に出てくる銅やアルミなどのリサイクル可能な資源も,それぞれを再利用するメーカーへと運んでいます。
廃棄物の加工はどうしても騒音や振動を伴います。このため工場のある地域に住む方々への配慮が欠かせません。例えば,大きな鋼材を加工するときには,とても大きな音が出てしまうので,なるべく郊外の工場へと運んでから加工するようにしています。また,私たちは地域の方々への恩返しの意味をこめて,清掃活動にも力を入れています。週に一度,会社周辺のゴミを拾ったり,月に一度,近所の公園や学校のトイレを掃除したりする活動を20年近く行ってきました。地域の方々から「いつも掃除してくれているね」と声をかけていただくことも増え,産業廃棄物処理業のイメージ改善にも繋がっていると感じています。
産業廃棄物処理業は地球環境を守るためにも,限りある資源を有効に使っていくためにも,なくてはならない仕事です。国の規定をきちんと守りながら,60年以上事業を続けてきたことが私たちの誇りです。
解体現場から出た鋼材などの鉄は,鉄鋼メーカーが電気炉や溶鉱炉という高温の窯で溶かし,再度固めることで,再利用することができます。しかし,建物の鉄骨や鉄筋は,そのままでは大きすぎて窯に入れることができません。そのため,当社の工場で,“ギロチン”と呼ばれる大きな刃を用いて鋼材を1mずつくらいの長さにカットする「シャーリング加工」を行うのです。
また,自動車や家電などには,鉄のほか,銅やアルミといった金属や,金属以外の素材も使われているため,再利用するためには鉄以外のものを取り除かなければいけません。これらを分別するために行っているのが「シュレッダー加工」です。シュレッダー加工では,廃棄物をベルトコンベアでシュレッダーという大きな機械の中に運び,シュレッダー内の高速で回転する刃で粉々に砕き,磁力によって鉄,鉄以外の金属,金属以外に分別します。分別された鉄は鉄鋼メーカーへと運ぶほか,分別の際に出てくる銅やアルミなどのリサイクル可能な資源も,それぞれを再利用するメーカーへと運んでいます。
廃棄物の加工はどうしても騒音や振動を伴います。このため工場のある地域に住む方々への配慮が欠かせません。例えば,大きな鋼材を加工するときには,とても大きな音が出てしまうので,なるべく郊外の工場へと運んでから加工するようにしています。また,私たちは地域の方々への恩返しの意味をこめて,清掃活動にも力を入れています。週に一度,会社周辺のゴミを拾ったり,月に一度,近所の公園や学校のトイレを掃除したりする活動を20年近く行ってきました。地域の方々から「いつも掃除してくれているね」と声をかけていただくことも増え,産業廃棄物処理業のイメージ改善にも繋がっていると感じています。
産業廃棄物処理業は地球環境を守るためにも,限りある資源を有効に使っていくためにも,なくてはならない仕事です。国の規定をきちんと守りながら,60年以上事業を続けてきたことが私たちの誇りです。
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