花火師は花火の製造と打ち上げをおこなう専門職です。もっともよく知られている花火のシーズンは花火大会のある夏で、この季節が花火師としてはもっとも忙しい時期となりますが、春や秋には運動会などのイベントがあり、さらに冬には花火の主材料である火薬の仕込みをしなくてはなりません。一人前の花火師になるには十年はかかると言われるほど難度の高い仕事です。そのため花火会社などに入って知識と技術を学ぶことになりますが、火薬という危険物を扱う仕事であるため、花火師を一般募集することはごく稀で、縁故採用がほとんどのようです。