仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
出身地 東京都

竹谷内(たけやち) 啓介(けいすけ)
子供の頃の夢: イラストレーター
クラブ活動(中学校): 吹奏楽部
仕事内容
背骨を整えて体を健康にする (背骨を診て神経系の働きを整える)
自己紹介
色々(いろいろ)なことに興味(きょうみ)があります。特に世界中の音楽や美術(びじゅつ)など芸術(げいじゅつ)に興味(きょうみ)があります。海外旅行などをして現地(げんち)の人の生活や文化を体験するのも好きです。

※このページに書いてある内容は取材日(2014年12月26日)時点のものです

背骨(せぼね)のゆがみを整えて健康の増進(ぞうしん)を図る

背骨のゆがみを整えて健康の増進を図る

私(わたし)たちの背骨(せぼね)の中心には中枢(ちゅうすう)神経(しんけい)が,外側には抹消(まっしょう)神経(しんけい)が通っていています。背骨(せぼね)にゆがみがあると神経(しんけい)が圧迫(あっぱく)されて痛(いた)みが出たり,筋肉(きんにく)や内臓(ないぞう)などの働きに支障(ししょう)が出たりします。薬や手術(しゅじゅつ)を用いずに,骨格(こっかく),特に背骨(せぼね)のゆがみを手技(しゅぎ)で整え,神経系(しんけいけい)の働きを正常(せいじょう)に戻(もど)すことで,症状(しょうじょう)の改善(かいぜん)と健康の増進(ぞうしん)を目的に行う自然治療(ちりょう)がカイロプラクティックで,治療(ちりょう)を施(ほどこ)す人をカイロプラクターと呼(よ)びます。レントゲン博士がX線を発見した1895年にアメリカで生まれたものですが,世界保健(ほけん)機関(WHO)がヘルスケアとして認(みと)め,現在(げんざい)では90ヵ国で実施(じっし)されています。欧米(おうべい)の多くの国では国家資格(しかく)となっていますが,日本ではまだ国家資格(しかく)になっていません。

問診(もんしん)や検査(けんさ)を通して症状(しょうじょう)を判断(はんだん)

問診や検査を通して症状を判断

いろいろな症状(しょうじょう)の患者(かんじゃ)さんが来られますが,多いのは腰痛(ようつう),肩(かた)こり,頭痛(ずつう)などです。初診(しょしん)の方にはまず患者(かんじゃ)さんの状態(じょうたい)を知るために,症状(しょうじょう)や病歴などをお聞きします。次に,姿勢(しせい)検査(けんさ),整形外科学検査(けんさ),神経学(しんけいがく)検査(けんさ)などを行い,体のゆがみを総合(そうごう)的に判断(はんだん)して治療(ちりょう)の順序(じゅんじょ)を組み立て,病状(びょうじょう)や個人差(こじんさ)に応(おう)じた治療(ちりょう)を実施(じっし)します。カイロ治療(ちりょう)は,がん,血液(けつえき)の病気,伝染病(でんせんびょう)などの患者(かんじゃ)さんには適応(てきおう)できませんので,的確(てきかく)に判断(はんだん)することが重要になります。適応(てきおう)できない場合は,専門(せんもん)の医療(いりょう)機関を受診(じゅしん)していただくように勧(すす)めます。また,健康管理やスポーツでの外傷(がいしょう)のリハビリなどで来る方もいますので,姿勢(しせい)体操(たいそう),栄養や睡眠(すいみん)などの生活指導(しどう)も行います。

多くの人にカイロプラクティックを知ってもらいたい

多くの人にカイロプラクティックを知ってもらいたい

カイロプラクティックは,120年の歴史がある治療法(ちりょうほう)ですが日本では知らない人や,整体やマッサージと混同(こんどう)する人も多いため,いかにして知名度を上げるかが課題です。私(わたし)はそのために日本カイロプラクターズ協会で普及(ふきゅう)活動もしています。WHOによる教育と資格(しかく)の基準(きじゅん)を満たすには,海外の専門(せんもん)大学か東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックで4年間4200時間以上,基礎(きそ)医学を含(ふく)む専門(せんもん)教育を受ける必要がありますが,日本にはまだ千にも満たない人数しかいません。国家資格(しかく)ではないので,極端(きょくたん)に言うと,ほとんど教育を受けていない人でもカイロプラクティックという看板(かんばん)を上げることができるのです。治療(ちりょう)事故(じこ)を防(ふせ)ぐためにも専門(せんもん)教育を受けるよう,呼(よ)びかけを行っています。

症状(しょうじょう)が改善(かいぜん)して感謝(かんしゃ)されることが喜び

症状が改善して感謝されることが喜び

最近では,予防(よぼう)医療(いりょう)として健康管理に通われる方も多くなってきていますが,やはり腰痛(ようつう)や肩(かた)こりなどの痛(いた)みから解放(かいほう)されて症状(しょうじょう)が改善(かいぜん)した患者(かんじゃ)さんから感謝(かんしゃ)されるときはうれしいですね。日本では馴染(なじ)みが無くても欧米(おうべい)ではカイロプラクティックの知名度は高く,私(わたし)のところには,世界60カ国くらいの患者(かんじゃ)さんが訪(おとず)れます。日本に住んでいる方や長期滞在(たいざい)者だけでなく,旅行者も多くなっており,海外では高く評価(ひょうか)されていることをあらためて実感しています。

患者(かんじゃ)中心のケアを心がける

患者中心のケアを心がける

自主規制(きせい)を行うため,日本カイロプラクターズ協会として,安全に関するガイドラインと広告に関するガイドラインをつくりました。そして患者(かんじゃ)さんの被害(ひがい)を防(ふせ)ぐために,日本カイロプラクティック登録機構(きこう)をつくり,登録制度(せいど)も開始しました。患者(かんじゃ)さんのプライバシーを守り,患者(かんじゃ)中心のケアを考えることも非常(ひじょう)に大切なことだと思います。そして,必要に応(おう)じて,他の医療(いりょう)専門家(せんもんか)との連携(れんけい)も実践(じっせん)しています。

友人のギックリ腰(こし)が一回の治療(ちりょう)で良くなったことに驚(おどろ)き

友人のギックリ腰が一回の治療で良くなったことに驚き

祖父(そふ),父,叔父(おじ)と代々(だいだい)家業としてカイロプラクティックを行っていましたので,仕事は子どもの頃(ころ)から見てきました。職業(しょくぎょう)として選択(せんたく)することを決めたのは,高校2年生のときでした。友人がギックリ腰(こし)になり,なかなか治らなかったのですが,父の治療(ちりょう)を受けたら,たった1回で良くなり,非常(ひじょう)に驚(おどろ)きました。そこであらためてカイロプラクティックの凄(すご)さに気づいたのです。高校卒業後,オーストラリアの大学に留学(りゅうがく)して専門(せんもん)教育を受けました。手技(しゅぎ)の取得だけではなく,解剖学(かいぼうがく),生理学,病理学などの基礎(きそ)医学も一通り受けなければなりませんから大変でしたが,今,日々(ひび)の治療(ちりょう)に確実(かくじつ)に役立っていると思います。

子どもの頃(ころ)の夢(ゆめ)はイラストレーター

子どもの頃の夢はイラストレーター

小さい頃(ころ)は,のんびりでマイペースな子どもでした。近所の空地などで友達とよく遊んでいましたね。夢(ゆめ)は,イラストレーターになることでした。高校生のときに,新聞社が主催(しゅさい)する漫画(まんが)の賞に入賞したことがあり,かなりその気になっていました。ただ,実際(じっさい)に職業(しょくぎょう)として成功することは大変だということを周囲から言われて,あきらめました。今は,パンフレットのイラストなどを自分で描(か)いて,多少は役立っています。また,教えられた事をそのまま受け入れるというよりは,実際(じっさい)に自分で考えたり体験したりして物事を判断(はんだん)する子どもでした。とても大切なことだと思っています。

体を動かし,良い姿勢(しせい)をつくる

体を動かし,良い姿勢をつくる

転んでケガをするというのは,姿勢(しせい)と大きな関係があります。良い姿勢(しせい)を保(たも)つには筋肉(きんにく)が必要ですが,外で遊んだり,運動する機会が少ない子どもは筋力(きんりょく)が発達せず,姿勢(しせい)が悪くなりがちです。また,姿勢(しせい)が良いと集中力が増(ま)すという脳科学(のうかがく)からの指摘(してき)もあります。子どもの頃に体を動かすことは,とても大切なことですね。もう1つ,留学(りゅうがく)の経験(けいけん)からアドバイスをすると,語学だけでなく,自分が何をしたいのか,しっかりとした目的を持って留学(りゅうがく)したほうが良いということです。私(わたし)の場合は,カイロプラクターになるという明確(めいかく)な目標があったので,留学(りゅうがく)は大変でしたが,無事卒業できて今の自分があると思います。皆(みな)さんも自分の目標のために頑張(がんば)ってください。

ファンすべてを見る

(宮城県 小6)
(兵庫県 中1)
(滋賀県 小6)
(茨城県 小6)
(鹿児島県 中1)
(富山県 小6)
※ファン登録時の学年を表示しています

私のおすすめ本

アンドルー・ワイル 上野圭一(訳)
現代の西洋医学は病気を治すことに特化しており、人間が本来持っている自然治癒力をあまり重視していない。著者は奇跡的な病気からの回復をした患者の体験談などを交えて、補完代替医療などを取り入れて今後のあるべき医療の姿を提唱している。
ジャレド・ダイアモンド 倉骨彰(訳)
「ヨーロッパ人はニューギニアを植民地化したが、なぜその逆は起こらなかったのか?」という疑問に対し研究を行い書かれたもの。人種的偏見を否定し、環境や地理的な要因が現在の世界での不平等な富と権力の分配に大きく影響していることを主張。銃、病原菌、鉄といったヨーロッパ人が持ち込んだもので新大陸の先住民を征服した例を挙げている。

もっと知りたいこの仕事人

取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社