仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
1987年 生まれ 出身地 東京都

宮城(みやぎ) 涼子(りょうこ)
子供の頃の夢: ネイルアーティスト ,美容師
クラブ活動(中学校): 合唱部
仕事内容
手足のお手入れからアート,トラブルに対する処しょ置ちなど,爪つめに関することのすべてを手がける。
自己紹介
かわいい物やショッピングが大好き。好こう奇き心しん旺おう盛せいでここぞという時にこだわりが強く,目標に向かってとことんがんばります。
出身高校
大月短期大学付属高等学校

※このページに書いてある内容は取材日(2017年08月16日)時点のものです

手や足の爪つめをきれいにする仕事

手や足の爪をきれいにする仕事

私わたしは東京都八王子市にある,自身で開業した完全予よ約やく制せいのネイルサロンで,ネイリストをしています。ネイリストは,人の手や足に色を塗ぬったりデコレーションをしたりといったネイルアートの施せ術じゅつをして,爪つめを美しくする仕事です。ネイルアートのためには,皮ひ膚ふや骨ほねの構こう造ぞうをはじめ,爪つま先さきや指のケアに関する知ち識しきや技ぎ術じゅつも重要です。
また,爪つめの施せ術じゅつだけではなく,接せっ客きゃくの合間に準じゅん備びや片かた付づけ,デザインサンプルの制せい作さく,ネイルケア用品などの在ざい庫この管理なども行います。技ぎ術じゅつの向上のために,ネイルアートのセミナーを受けたり,コンテスト出場に向けて練習したりすることもあります。

サロンでお客さまに施せ術じゅつし,新しい技ぎ術じゅつも磨みがく

サロンでお客さまに施術し,新しい技術も磨く

店てん舗ぽの営えい業ぎょう時間は9時から19時です。オープンの1時間ほど前にサロンに来て,準じゅん備びをします。一日の予約のチェックや掃そう除じ,商材や器材の用意など,全て一人で行います。一日2~3人のお客さまにそれぞれ2時間半ほど施せ術じゅつをします。
施せ術じゅつでは,まずお客さまにデザインを選んでいただきます。サンプルや雑ざっ誌し,インターネット上の写真などから,私わたしとお客さまの間でイメージを共有してデザインを決めます。デザインが決まったあと,1時間ほどで爪つめの甘あま皮かわを整え,前についていたネイルの除じょ去きょをするなど,爪つめのケアと下した準じゅん備びをします。準じゅん備びが整ったら,次はデザインを作っていきます。ベースジェルを紫し外がい線せんライトなどで固めた後,色を塗ぬったり,ブラシで線や絵を描かいたり,ストーンなどの装そう飾しょくを置いたりすることで,ネイルを美しく装そう飾しょくします。
施せ術じゅつの予定が入っていない時間には,ネイルブラシやネイルシール,コットン,ガーゼなどネイル用品の在ざい庫この管理や,ネイルデザインのサンプルを作成したり,経けい理りの作業もします。他にも,ネイルのモデルさんに週1,2回来てもらい,新しいデザインを試ためしたり,ネイル関連の検けん定てい試験やコンテスト出場に向けた練習をしたり,ネイルアートの研究や技ぎ術じゅつの腕うでを磨みがいています。

細かい部分まで丁てい寧ねいな仕事を

細かい部分まで丁寧な仕事を

ネイルのスクールに通っていた当時,先生からは「面めん倒どうがらずに丁てい寧ねいに仕事するように」と言われました。それは,ネイリストが考えるよりずっと,お客さまは自分の爪つめの細かいところまで見ているからです。どんな作業をするときも,丁てい寧ねいに,正せい確かくに,そしてお客さまの爪つめをより美しく見せるように,一番気をつけます。また,お客様に施せ術じゅつ中リラックスしていただけるように,お店の雰ふん囲い気きをよくすることを心がけています。お店のデザインや設せつ備びの美しさや清せい潔けつさに気を配り,接せっ客きゃくではお客さまとの会話を大事にして,お話をしっかり聞くことが大切です。お客さまの趣しゅ味みやご家族のことなども,きちんとカルテに記入し覚えておくことで,お客さまごとに信しん頼らい関係を作ります。

「ありがとう」のために技ぎ術じゅつの向上を

「ありがとう」のために技術の向上を

自分でお店を開く前から,私わたしの施せ術じゅつを気に入ってずっと来てくれているお客さまがいます。そういったお客さまや,新しく来てくださったお客さまに「ありがとう」「来てよかった」と言われることが一番うれしいです。また,ネイルの施せ術じゅつ中はお客さまと一対一で話すので,自分も知らない仕事のことや趣しゅ味みのことなどをたくさん知ることができて,とても楽しいです。
大変なことは,新しいデザインや技ぎ術じゅつを導どう入にゅうするための練習をしなければならないことです。自分が「こうしたい」と思いついた新たなデザインや技ぎ術じゅつも,雑ざっ誌しなどで研究し,完成まで試し行こう錯さく誤ごしなくてはいけません。大変ですが,新しいデザインなどをうまく完成できたときはうれしいですね。

コンテストへの挑ちょう戦せんが自信に

コンテストへの挑戦が自信に

ネイリストの技ぎ術じゅつを競きそうコンテストがあります。東京以外で開かい催さいされることも多く,そうした場合は移い動どうも大変です。仕事の合間や,仕事が終わったあとに練習をしますが,子どもたちを寝ねかしつけた後に夫の爪つめで練習することもあります。
コンテストで大変なことは自分の思おもい描えがいたイメージ通りの作品がうまくできないときです。私わたしの場合,作品づくり中にイメージがまとまらず一度つまずいてしまうと,その後は何をやってもうまくできなくなってしまいます。いくら練習してもできなかったり,できない自分に悔くやしい思いをしたことも多いですが,やり続けることによって得たことも多いです。その結果,コンテストでも評ひょう価かされるようになり,いい結果が出ることもあるので,より上を目指して今後もチャレンジを続けていきたいと思います。

2本のマニキュアがプロを目指すきっかけに

2本のマニキュアがプロを目指すきっかけに

小さいころから,かわいいもの,キラキラしたものが好きでした。2才年上の従姉いとこが,ビーズやラインストーンで飾かざられたキラキラした洋服やアクセサリーなどを持っていて,見るたびにあこがれていました。中学2年生のときに,その従姉いとこが白と水色のマニキュアを私わたしに塗ぬってくれて,さらにそのマニキュアをプレゼントしてくれて感動したことがあります。その経けい験けんが美び容よう師しやネイリストになりたいと思ったきっかけです。
本ほん格かく的てきにネイリストになろうと決めたのは,高校生のときです。高校生になると,雑ざっ誌しやお店で見たネイルのデザインを家で再さい現げんしてみたりしていました。高校卒業後は早く家を出て独どく立りつしたかったこともあり,働きつつ学校に通って勉強できるネイリストを目指すことにしました。「ここだ!」と思った学校を見つけ,それから2年間,週1回,約4時間のプロフェッショナルコースに通いました。卒業後はすぐにネイルサロンで働き始めました。2年ほど働いた後,半年ほど開店の準じゅん備びをして,自分でネイルサロンをはじめました。

自分の意い志しを明めい確かくにして進む

自分の意志を明確にして進む

私わたしは,小さいころから負まけず嫌ぎらいで,「こうなりたい」という自分の意い志しを貫つらぬこうとする性せい格かくでしたね。母親はしつけに厳きびしい人で,放課後も,家の台所に残っている洗あらい物ものや,掃そう除じなどの家の手伝いを終わらせてからでないと,決して遊びに行かせてもらえませんでした。でも,自分が本当にやりたいと思ったことは反対されても主しゅ張ちょうし,行動し続けてきました。母親も,最初は私わたしがネイリストになることに反対していましたが,私わたしがネイリストの勉強や仕事を続けているうちに応おう援えんしてくれるようになったんです。

まず行動してみよう

まず行動してみよう

やりたいなと思えることが見つかったならば,まずはそれをやってみるといいと思います。自分に合っているかどうかもやってみなければわかりません。自分に合っていると感じたならば,目標を立てて行動できますし,嫌いやなことも続けられます。私わたしが通っていたネイルのスクールには,高校に通いながら来ている人もいました。早い時期に将しょう来らいの目標を定めておくと,早く社会で経けい験けんができます。早いうちにいろいろなことにチャレンジして,自分の道を探さがしてほしいです。

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取材・原稿作成:東京書籍株式会社