仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
1989年 生まれ 出身地 東京都

伊原(いはら) 美菜子(みなこ)
子供の頃の夢: 人の役に立つ人
クラブ活動(中学校): バドミントン部
仕事内容
住じゅう宅たくローンを通してお客さまの「家を買いたい!」を実じつ現げんさせる仕事。多くのお客さまにご利用いただけるように、日々、商品の見直しを行っています。
自己紹介
マイペースな性せい格かくです。休みの日は、1歳さい半の娘むすめと公園で遊んだり、買い物に行ったりして過すごしています。特に子どもの洋服を選ぶのがとても楽しく、ハマっています。
出身大学・専門学校

※このページに書いてある内容は取材日(2026年01月16日)時点のものです

住じゅう宅たくローン商品の内ない容ようを考えて見直す仕事

住宅ローン商品の内容を考えて見直す仕事

私わたしは2012年にりそな銀行に入社して以来、一いっ貫かんして住じゅう宅たくローンを扱あつかう部ぶ署しょに所しょ属ぞくしています。最初の4年間は住じゅう宅たくローンの相談に特化した店てん舗ぽ「ローンプラザ」で窓まど口ぐち業ぎょう務むや不動産事業者への営えい業ぎょうなどを経けい験けんし、その後は本社オフィスで住じゅう宅たくローンの商品企き画かくを担たん当とうしています。
銀行をはじめとする金きん融ゆう機関は、個こ人じんや企き業ぎょうから預よ金きんを預あずかり、そのお金をもとに、お金を必要としている個こ人じんや企き業ぎょうにお金を貸かし出だしています。金きん融ゆう機関がお金を貸かし出だす仕組みを「ローン」といい、住じゅう宅たくや自動車など、一度には払はらいきれない高こう額がくの買い物をするときに、多くの人が利用しています。ローンを利用するときには、借りたお金に「利息」を加えた金きん額がくを、毎月少しずつ返へん済さいしていくことになります。利息は金きん融ゆう機関の収しゅう益えきとなります。
私わたしが仕事で扱あつかっている「住じゅう宅たくローン」は住じゅう宅たく購こう入にゅうのために使われるローンで、主に「新しく家を買いたい」「他の金きん融ゆう機関で借りている住じゅう宅たくローンから、より条じょう件けんのいい住じゅう宅たくローンに借かり換かえたい」というお客さまに利用されています。さらに、近年は住じゅう宅たくの価か格かくが上がっているため中古物ぶっ件けんの需じゅ要ようが高まり、「中古物ぶっ件けんの購こう入にゅう資し金きんとリフォーム資し金きんを一いっ緒しょに借りたい」といったご要望も増ふえているため、リフォーム資し金きんもセットにした住じゅう宅たくローンのご利用が多くなっています。このように、時代によっても変わるお客さまのニーズを読み取りながら、新たな商品を企き画かくしたり、日々、商品を見直したりするのが現げん在ざいの私わたしの仕事です。

不動産事業者や保ほ険けん会社、保ほ証しょう会社とも連れん携けい

不動産事業者や保険会社、保証会社とも連携

関係する部ぶ署しょや会社との打ち合わせは欠かせません。私わたしは1日に平へい均きん2、3件けんの打ち合わせに参加しており、社外の打ち合わせ相手は、不動産事業者や保ほ険けん会社、保ほ証しょう会社などです。
不動産事業者が住じゅう宅たくを販はん売ばいしたとき、まずは不動産事業者から「りそな銀行には、このような住じゅう宅たくローンがあります」とお客さまに案内していただく必要があります。このときに、より多くのお客さまにお勧すすめいただけるように、各不動産事業者の特色に合わせた特別な住じゅう宅たくローンを企き画かくしています。それぞれの不動産事業者とは、ローンの取とり扱あつかいルールなどを細かく決めています。
保ほ険けん会社は、住じゅう宅たくローン返へん済さい中にお客さまが万が一、亡なくなったり、高度障しょう害がい状じょう態たいになられたりしたときに、ローンの残高がゼロになる「団だん体たい信用生命保ほ険けん」を取とり扱あつかう会社です。保ほ険けんが充じゅう実じつしているかどうかは契けい約やくを検けん討とうしているお客さまにとっても大きな判はん断だん材料になるので、より安心してお金を借りられるように両社で協議して、内ない容ようをアップデートすることはとても大切です。また、保ほ険けんの内ない容ようを多くの人に正しく伝えるためのパンフレットの制せい作さくやプロモーション活動についても、一いっ緒しょに考えています。
保ほ証しょう会社は、お客さまがローンを返へん済さいできなくなったとき、残高を立たて替かえて銀行に支し払はらい、その後、住じゅう宅たくを競売にかけるなどしてお金を回かい収しゅうする会社です。保ほ証しょう会社とはローンを利用する方の審しん査さ条じょう件けんや保ほ証しょう内ない容よう、万が一のときの対たい応おう方法などを話し合います。
私わたしたちの部ぶ署しょでは毎月、住じゅう宅たくローンの金利の見直しを行っています。金利も含ふくめて住じゅう宅たくローンの規き定ていを変へん更こうするのは4月と10月が多く、このタイミングでパンフレット制せい作さくや広こう告こくなどによるプロモーション活動も行います。また、プロモーション活動の際さいには個こ人じんのお客さま向けの金きん融ゆう商品を扱あつかう他た部ぶ署しょとも連れん携けいし、ホームページの改かい修しゅうなども行います。そのため、特に3、4月と9、10月は忙いそがしくなります。

選ばれる商品を企き画かくするために

選ばれる商品を企画するために

仕事で苦労するのは、「いかにしてお客さまに、りそな銀行の住じゅう宅たくローンを選んでもらうか」を考えて施し策さくを練ることです。
住じゅう宅たくローンはほぼ全ての金きん融ゆう機関が取とり扱あつかっているほど需じゅ要ようの高い商品です。借入可か能のうな金きん額がく、金利、保ほ険けんなどは金きん融ゆう機関によって違ちがいますが、どの金きん融ゆう機関も業界の最新動向を研究して商品企き画かくをしているので、常つねに他社よりよい商品を出し続けることがとても難むずかしいのです。
例えば、りそな銀行は保ほ険けんに力を入れており、2012年に他の金きん融ゆう機関に先さき駆がけて、3大疾しっ病ぺい(がん、心しん疾しっ患かん、脳のう血けっ管かん疾しっ患かん)に加えてケガや病気、要よう介かい護ご状じょう態たいへのリスクにも対たい応おうした、保ほ障しょう範はん囲いの広い保ほ険けんを打ち出しました。当時は非ひ常じょうに革かく新しん的てきな保ほ険けんでしたが、今では他社の住じゅう宅たくローンにもさまざまな特約(基き本ほんの保ほ険けんに追加でつけられるオプションの保ほ障しょう)があるのは当たり前になっています。
もちろん、私わたしたちが先行して始めた施し策さくばかりではなく、他の金きん融ゆう機関が先に始めた施し策さくを私わたしたちが後から取り入れた例もたくさんあります。数多くの金きん融ゆう機関が横よこ並ならびの条じょう件けんで商品企き画かくを進める中で、少しでもいい商品を企き画かくするために、常つねに世の中の動きを敏びん感かんにとらえることを心がけています。

「家を買いたい!」というお客さまの夢ゆめを後あと押おしする

「家を買いたい!」というお客さまの夢を後押しする

やりがいは、「家を買いたい!」というお客さまのサポートができることです。“夢ゆめのマイホーム”という言葉もある通り、家を買うことは多くの人にとっての夢ゆめであり、ほとんどの方にとっては、人生の中で一番大きな買い物です。住じゅう宅たくの平へい均きん価か格かくは数千万円と高こう額がくなため、購こう入にゅうする場合、ほとんどの人が住じゅう宅たくローンを活用することになります。私わたしたちが企き画かくした住じゅう宅たくローンによって、お客さまが憧あこがれのマイホームを購こう入にゅうして喜よろこんでくださることが、働く上での大きなモチベーションになっています。
現げん在ざいは直ちょく接せつお客さまの声を聞く機会はあまりありませんが、過か去こに経けい験けんした店てん舗ぽでの相談・契けい約やく業ぎょう務むでは、多くのお客さまから感かん謝しゃの言葉をいただきました。また、「本当に住じゅう宅たくローンを組めるのか?」ととても心配されていたお客さまが、無事に全ての手続きが終わったときにホッとした穏おだやかな表ひょう情じょうをされるのを見るたびに、「いい仕事ができたな」とうれしい気持ちになりました。企き画かくを担たん当とうしている現げん在ざいも、住じゅう宅たくローンを実じっ際さいに利用されるお客さまの気持ちを想そう像ぞうしながら業ぎょう務むにあたっています。
ローンは、正しく使えば人生を豊ゆたかにしてくれるものです。例えば、貸たい与よ型がたの奨しょう学がく金きんや教育ローンを利用し、充じゅう実じつした学生生活を送ることができる人もたくさんいるでしょう。住じゅう宅たくローンも同じように、多くのお客さまの夢ゆめの実じつ現げんに役立つものだと思っています。

さまざまな意見を尊そん重ちょうしつつ、自分の意見もしっかり言う

さまざまな意見を尊重しつつ、自分の意見もしっかり言う

どのような仕事も、全て一人で進めることはできません。上司や同じチームの人、他た部ぶ署しょの人と協力する必要があります。その際さいに大切にしているのが、他人の意見をよく聞いて尊そん重ちょうしながら、自分の意見もしっかり持つことです。特に社内では、役やく職しょくのある社員、上司や年上の先せん輩ぱいと意見が違ちがったとしても、自分の考えをきちんと説明することを心がけています。
部ぶ署しょや立場が違ちがうと、思いや考え方が異ことなることはよくあります。しかし、それが悪いことだとは決して思いません。対立するのではなく、いろいろな意見を聞いて自分の視し野やを広げてみると、それまで見えていなかったことに気づき、いい答えを思いつくことが多くあるからです。
例えば私わたしは、住じゅう宅たくローンをご案内中の個こ人じんのお客さまに、定期預よ金きんや投とう資し信しん託たくなどの運用商品、医い療りょう保ほ険けんや学がく資し保ほ険けんなどの一いっ般ぱん的てきな保ほ険けんもご案内したい場合に、個こ人じんのお客さま向けの商品を担たん当とうする別部ぶ署しょの担たん当とう者しゃに、お客さまへのアプローチ方法を相談することがあります。いろいろな意見が出ますが、「お客さまによりよい提てい案あんをしよう」という気持ちはみな同じです。じっくり話し合うことで連帯感が生まれ、部ぶ署しょをまたいで連れん携けいする体たい制せいが整っていくのだと感じています。

「人の役に立つ仕事をしたい」という思いから銀行員に

「人の役に立つ仕事をしたい」という思いから銀行員に

子どものころから漠ばく然ぜんと、「将しょう来らいは人の役に立ち、感かん謝しゃされる仕事をしたい」と思っていました。大学時代に就しゅう職しょくについて具体的に考えるうちに、「会ったことのない不特定多数の人に対してではなく、目の前の人に寄より添そって悩なやみや不安を解かい消しょうする仕事が合っているのではないか」との思いが強まっていきました。
また、将しょう来らい、結けっ婚こんや出産などを経けい験けんしても、ずっと働き続けたいという希望もありました。現げん在ざいは女じょ性せいが結けっ婚こん・出産後も活かつ躍やくし続けられる環かん境きょうが多くの企き業ぎょうで整ってきていますが、当時は出産したら退たい職しょくする女じょ性せいが多い企き業ぎょうもありました。しかし、さまざまな企き業ぎょうの就しゅう職しょくセミナーに参加する中で、特に金きん融ゆう業界には女じょ性せい活かつ躍やくを推すい進しんしている会社が多いことを知り、銀行員という職しょく業ぎょうに興きょう味みを持ちました。
銀行員としての知ち識しきは、入社してから養いました。業ぎょう務むに必要とされる資し格かくも多数あり、金きん融ゆう商品を販はん売ばいするのに必要な国家資し格かく「証しょう券けん外がい務む員いん」や、金きん融ゆう業ぎょう務むの30種類以上のジャンルのスキルレベルを証しょう明めいする「銀行業ぎょう務む検けん定てい」のほか、「生命保ほ険けん募ぼ集しゅう人にん資し格かく」「損そん害がい保ほ険けん募ぼ集しゅう人にん資し格かく」「宅たく地ち建物取とり引ひき士し」「ファイナンシャルプランナー」などを、20代のころに地道に勉強して取しゅ得とくしました。
その後、学生のころから希望していたように結けっ婚こんと出産を経けい験けんし、産休(産前産後休業)・育休(育児休業)を経へて業ぎょう務むに復ふっ帰きしています。現げん在ざいは仕事と1歳さい半の娘むすめの子育てを両立させるために、8時40分から16時40分までの時短勤きん務むをしています。

スポーツに打うち込こみ、努力を続けて成長した学生時代

スポーツに打ち込み、努力を続けて成長した学生時代

私わたしは幼よう少しょうのころから体を動かすことが大好きで、活発な子どもでした。小学校では体育の授じゅ業ぎょうや放課後の校庭開放が楽しみで、よく友達とドッジボールで遊んだことを覚えています。また、親の勧すすめもあり、4歳さいから小学6年生までの8年間はクラシックバレエを習っていました。その後、中学校と高校ではバドミントン部に所しょ属ぞくし、週の6日間は練習するという日々を送り、大学時代から社会人にかけてはヨガを10年以上続けました。
スポーツの面おも白しろさは、練習すればたとえ少しずつだったとしても上達したことを実感できるところだと思います。バドミントンをやっていたときは、「試合に出るメンバーに選ばれた」「試合で勝てるようになった」といった変化で自分の成長を自覚し、喜よろこびを感じていました。また、昔から好きなスポーツを見つけたら、同じスポーツを何年も続けていることが多く、「自分は、コツコツと努力して突つき詰つめることが得とく意いなんだな」と気づくこともできました。
私わたしのこの性せい格かくは、現げん在ざいの仕事にも生かされていると思っています。入社以来、私わたしは住じゅう宅たくローンに長く携たずさわっていますが、仕事に飽あきたことはありません。

好きなものを見つけ、やり抜ぬく力を身につけよう

好きなものを見つけ、やり抜く力を身につけよう

これから大人になるみなさんには、自分に合う職しょく業ぎょうを探さがすためにまず、好きなことにたくさん出合って楽しんでほしいと思います。得とく意いな科目やスポーツ、趣しゅ味み、どんなことでもいいと思います。もしも、「好きなことが見つからない」という人がいたら、目の前に少しでも面おも白しろそうなことがあったら、気軽にチャレンジしてみることをお勧すすめします。いろいろなことをやっていくうちに、自分が熱中できることが見つかるはずです。
そして、好きなことが見つかったら、それをやり続けて、楽しさを深めていってください。そうすると、自分の得とく意い分野がわかるようになります。例えば私わたしは、幼よう少しょう期きにクラシックバレエをやっていたことから「柔じゅう軟なん性せいには自信があるな」と考えて、大人になってからヨガを始めました。
また、一つのことをやり続けていく中では、ときにはうまくいかずに、挫ざ折せつしそうになることもあるかもしれません。でも、そんなときに大事なのが、諦あきらめずに根気強くやり抜ぬくことです。何かに夢む中ちゅうになって粘ねばり強づよく頑がん張ばった経けい験けんは、大人になってから絶ぜっ対たいに役立つはずです。

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取材・原稿作成:佐藤 理子(Playce)・東京書籍株式会社/協力:株式会社りそな銀行