仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
出身地 東京都

びようし美容師
高山(たかやま) 行雄(ゆきお)
子供の頃の夢: 床屋か花屋
クラブ活動(中学校): バスケットボール部
仕事内容
自己紹介
美容(びよう)一筋(ひとすじ)でまじめ。スタッフからもまじめだと言われる。時間ができたときは美容室(びようしつ)に飾かざる花瓶(かびん)や花などを買いに行きます。ショッピングも好きで、洋服にはこだわりを持っています。

※このページに書いてある内容は取材日(2015年03月25日)時点のものです

美容師(びようし)と経営者(けいえいしゃ)の二足のわらじ

美容師と経営者の二足のわらじ

美容室(びようしつ)を開業して38年目になります。開業当時は男性(だんせい)オーナーが出始めたころでした。私(わたし)の美容室(びようしつ)はスタッフ4,5人でスタートしましたが,今は40名ほどのスタッフと3店舗(てんぽ)の美容室(びようしつ)を経営(けいえい)しています。王子に2店舗(てんぽ),川口に1店舗(てんぽ)あります。私(わたし)は王子2丁目にあるサロンに出勤(しゅっきん)し,美容師(びようし)の仕事をしています。お客様の中には,高校生のときに初めてカットに来られ,今では小学生のお子さんを連れて来られる方もいらっしゃいます。20年~30年の長いお付き合いの方が多いですね。もちろん,男性(だんせい)のお客様もいらっしゃいますが,8割(わり)くらいが女性(じょせい)のお客様です。経営者(けいえいしゃ)の立場としては,スタッフの教育やリクルートも行っており,地方へ出張(しゅっちょう)して人材確保(かくほ)に走り回ることもあります。

お正月や卒業式のシーズンが忙(いそが)しい

お正月や卒業式のシーズンが忙しい

朝は9時半前には美容室(びようしつ)に来ます。店は10時オープンなので,それまでに機材や消耗(しょうもう)品などを整(ととの)え,お客様を迎(むか)える準備(じゅんび),朝礼を行います。パーマは18時まで受け付け,カットのみだと19時まで受け付けて20時には終了(しゅうりょう)するようにしています。1週間の内では土・日が忙(いそが)しく,1年では3月・7月・12月が忙(いそが)しいですね。ヘアスタイルに関連したメニューだけでなく,着付けやネイルも行っているので,特にお正月や卒業式シーズンは忙(いそが)しくなります。美容師(びようし)は国家資格(しかく)で,試験は筆記と実技(じつぎ)があります。実技(じつぎ)試験はワインディングという髪(かみ)の毛(け)にロッドを巻(ま)いてパーマをセットするもの,オールウェーブセッティングといってピンを使ってウェーブを作るもののどちらか一つとレイヤーカット,衛生面(えいせいめん)での取(と)り扱(あつか)いの3種類が必要です。

コミュニケーションが大切

コミュニケーションが大切

働いている時間が長いので,肉体的につらいこともあるかもしれません。一般(いっぱん)の会社と違(ちが)い,昼休みも決まっておらず,お店の混(こ)み具合によっては,昼休みが遅(おそ)くなってしまうということもあります。そこで,昼食は若(わか)いスタイリストから順番にとるように配慮(はいりょ)しています。お客様の前でお腹(なか)が鳴ることもありますが,そういうときは正直に「まだ食事していないので」と言いますよ。サービス業の宿命ですね。しかし,肉体面よりも私(わたし)が感じる大変さは,人間関係だと思います。若(わか)い人たちは誰(だれ)にも相談できずに悩(なや)みを抱(かか)えてしまうこともあるでしょう。それを解決(かいけつ)するために,できるだけコミュニケーションをとるよう意識(いしき)していますし,コーチングという自己(じこ)実現(じつげん)を図る勉強会も行っています。

お客様の感動が自分の感動

お客様の感動が自分の感動

お客様が感動してくれたときに美容師(びようし)としてのやりがいを感じます。お客様が違(ちが)う自分を発見してくれたときは,格別(かくべつ)に嬉(うれ)しいですね。今までチャレンジしたことのない髪型(かみがた)にして,それが思っていた以上に似合(にあ)っていると喜んでくださると勧(すす)めて良かった,やって良かったと思います。美容師(びようし)としては,「自分の思った通りのスタイルになった」,「かわいくなった」,「ここへ来ると安心してまかせられる」そんな言葉をいただいたときが,最高に幸せです。通常(つうじょう),お客様には担当(たんとう)のスタイリストがついて対応(たいおう)しますが,私(わたし)の店では,「どんなスタッフにも気軽に自分の要望を伝えられる」とお客様から好評(こうひょう)を得ています。そういうスタッフに成長してくれたことにも静かな喜びを感じています。

お客様をいかに大事にするか

お客様をいかに大事にするか

美容師(びようし)としては,お客様をいかに大事にするかということですね。それは自分だけではなく,ここで頑張(がんば)っているスタッフにもいえることです。みんな普通(ふつう)の会社員より勉強しているのではないでしょうか。スタッフは,閉店後(へいてんご)や定休日にも,さまざまな勉強会に参加しています。グループ発表やコンテスト出場などの発表の場があるので,スタッフは講習会(こうしゅうかい)に行ったり,コンテストの準備(じゅんび)をしたりと自分磨(みが)きに余念(よねん)がありません。そうして徐々(じょじょ)にキリッと引(ひ)き締(し)まった顔に変わっていきます。言葉使いや挨拶(あいさつ)は徹底(てってい)していて,朝礼では笑顔を出す練習をしています。心からの笑顔でお客様をお迎(むか)えし,感謝(かんしゃ)するということが,サービス業としてなくてはならないものです。

尊敬(そんけい)できる先生との出会いが心の支(ささ)えに

尊敬できる先生との出会いが心の支えに

私(わたし)は,6人兄妹の内4人が女性(じょせい)でしたらから,普段(ふだん)から鏡に向かう女性(じょせい)は見慣(みな)れていました。姉たちは,毎朝鏡に向かっていましたし,夜会巻(ま)きなども自分でセットしていましたが,そのような姿(すがた)を見ているのは,嫌(きら)いではありませんでした。自分の中に女性(じょせい)的な部分が多いのかもしれません。大学卒業後に美容(びよう)学校に1年通い,インターン生活(職場(しょくば)体験)を経験(けいけん)したあと,国家試験を受けて美容師(びようし)になりました。今は違(ちが)いますが,当時は女性(じょせい)ばかりで男性(だんせい)の美容師(びようし)なんていませんでした。美容(びよう)学校の担任(たんにん)の先生がお店を出されたので,手伝うようになりました。その先生が尊敬(そんけい)できる素晴(すば)らしい方でしたから,挫折(ざせつ)せずに美容師(びようし)という仕事を続けられたのだと思います。

やんちゃでバスケ好きの子ども時代

やんちゃでバスケ好きの子ども時代

小さい頃(ころ)は,わんぱくでやんちゃということに尽(つ)きると思います。友達とも暗くなるまで外で転げ回って遊んでいて,じっとしていることはありませんでした。中学に入ると少しは落ち着くようになり,バスケットボール部に入部して,まじめに毎日練習していました。高校でもバスケを続け,インターハイにも出場しました。子どものころからのまじめさと,一つのことを続けられる粘(ねば)り強(づよ)さが美容師(びようし)としての私(わたし)を形成する土台になったのかもしれません。
ところで,ずっと地元にいると,どこの誰(だれ)だかすぐに分かってしまいますからね。今では孫が近くの公園で遊んでいて,じぃじがどんな仕事をしているか知っています。

「こうなりたい!」という夢(ゆめ)を持って

「こうなりたい!」という夢を持って

「こうなりたい!」という夢(ゆめ)を持つのがいいのかなと思います。今は夢(ゆめ)を持っているという子どもが少ないように感じるので,何でもいいからなりたいものがあるといいですね。それに向かって勉強しようという気持ちになるのが大事なことです。親や先生から言われたからやらなくては,ということではなく,自分から何かしようという気持ちが湧(わ)いてくるといいですね。私(わたし)たち大人も,皆(みな)さんに分かりやすく教えたり,いろいろなことに興味(きょうみ)を持ったりするように道を作ってあげなければなりませんね。 夢(ゆめ)を持ち,目標を持って毎日を過(す)ごしていけば,気がついたときには人に必要とされる人間になっているはずです。

ファンすべてを見る

(東京都 小6)
(静岡県 小6)
(千葉県 小5)
(大阪府 小6)
(静岡県 中2)
(滋賀県 小6)
※ファン登録時の学年を表示しています

私のおすすめ本

スティーブン・R・コヴィー
人から影響を受けるより、与えるという考え方が書いてある本なのですが、元アメリカ大統領のビル・クリントンは「すべての従業員がこの本を読めば、劇的に生産性があがるだろう」とコメントを寄せています。自分自身の習慣や考え方を見つめ直し、経営者としても個人としてもポジティブに物事を判断するクセがつきました。

もっと知りたいこの仕事人

どんな職場?
取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社/協力:城北信用金庫