仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

東京都に関連のある仕事人
1989年 生まれ

しょうひんきかくかいはつ商品企画・開発
かめちゃん(かめちゃん)
子供の頃の夢: 保育士
クラブ活動(中学校): バスケットボール部
仕事内容
市場が求める新商品を生み出す
自己紹介
楽しいこと、笑うことが好き。のんびりやでおっちょこちょいだけど負(ま)けず嫌(ぎら)い。

※このページに書いてある内容は取材日(2015年03月25日)時点のものです

新作デザートの企画(きかく)・開発

新作デザートの企画・開発

私(わたし)が勤(つと)めているドンレミーという会社では,コンビニやスーパー向けのデザートを製造(せいぞう)・販売(はんばい)しています。その中で,私(わたし)は,商品の企画(きかく)・開発の仕事をしています。作るだけではなく,お客様に選ばれるデザートはどのようなものが良いかという調査(ちょうさ)から商品を形にするまでを担当(たんとう)しています。新商品の開発は,味や商品の構成(こうせい)を考えながら何度も試作品を作り,毎週会議にかけ,仕事の仲間や営業(えいぎょう)の人と話し合いを重ねて,より良い商品を作っていきます。つねにお客様を喜ばせたい,笑顔にしたいという気持ちを大切にして商品開発に取り組んでいます。ドンレミーの2大人気商品は「プリンアラモード」と「しあわせバナナクレープ」です。

商品のチェックと新商品開発への道

商品のチェックと新商品開発への道

私(わたし)は,朝8時半ころに出社して社内の掃除(そうじ)をします。食品を扱(あつか)う仕事は,衛生面(えいせいめん)が大切ですから,必ず掃除(そうじ)から一日が始まります。その後,工場から毎朝届(とど)く商品を検食(けんしょく)します。検食(けんしょく)とは,味,見た目,重さ,大きさなどが,開発した商品と違(ちが)いが無いかをチェックすることです。問題があればすぐに工場と連携(れんけい)をとって対処(たいしょ)します。その後,担当(たんとう)する商品開発の仕事に入ります。私(わたし)は,毎日の仕事内容(ないよう)が決まっているわけではなく,例えば1週目は外に出て調査(ちょうさ)をしてきたり,2週目はその情報(じょうほう)を元に皆(みな)で会議したり,3週目は試作品を営業(えいぎょう)社員に食べてもらったりして新商品につなげていきます。終業時刻(じこく)は18時ですが,その日の状況(じょうきょう)によって,夜遅(おそ)くなることもあります。

社内の高いハードルを越(こ)えてお客様に届(とど)く商品

社内の高いハードルを越えてお客様に届く商品

新商品を企画(きかく)した場合,社長や他の職員(しょくいん)も納得(なっとく)しなければ,商品として世に出ることはありません。同時に提案したものを工場で商品化するにはどのようにすれば良いか,製造担当者(せいぞうたんとうしゃ)とも話し合います。時には説得しなければならないこともあります。皆(みな),長い経験(けいけん)がありますからね。その人の心を動かすにはどのようにすれば良いかを考えます。しかし,それらを突破(とっぱ)しなければ,お客様の心に響(ひび)く商品を作れるわけがありません。私(わたし)は入社してすぐに高崎(たかさき)の工場に配属(はいぞく)され,4ヶ月間製造(せいぞう)を経験(けいけん)しました。今思えば,その4ヶ月は新商品を開発するためには,とても貴重(きちょう)で不可欠(ふかけつ)な経験(けいけん)でした。ドンレミーのデザートは,人の手で一個(こ)一個(こ)ていねいに作っているので,新商品も柔軟(じゅうなん)に対応(たいおう)して作れる環境があります。工場での製造(せいぞう)知識(ちしき)があると,商品の企画(きかく)も考えやすいと感じています。

商品が発売されたときにやりがいを感じる

商品が発売されたときにやりがいを感じる

自分が手がけた商品が,発売されたときに一番やりがいを感じます!発売したときに嬉(うれ)しくなって,スーパーなどにも見に行ってしまいます。旬(しゅん)のフルーツをどのようにデザートに活かすかを考え,どうやって価格(かかく)内に収(おさ)めるかに悩(なや)み,プレゼンや会議で厳(きび)しい意見をもらい,何度も試作を重ね,工場でのテストを通過(つうか)してやっと発売された商品が棚(たな)に並(なら)んでいるのを見ると誇(ほこ)らしい気持ちになります。その商品を家族や友人が食べて,「おいしかったよ」と言われるとすべての苦労が吹(ふ)き飛(と)びます。発売できなかった商品も,再度(さいど)見方を変えてアレンジを加えたり,一部材料を変更(へんこう)したりして別の商品に生まれ変わることもあります。考えたものがすべて無駄(むだ)になるということはありません。

新しいことには挑戦(ちょうせん)したい

新しいことには挑戦したい

私自身(わたしじしん)は,伝統(でんとう)や今までの考え方をあまり変えたくないという部分がありますが,仕事では,なるべく新しいことには挑戦(ちょうせん)したいと思っています。社内では広報(こうほう)や新卒の採用(さいよう)活動もやっています。全部が私(わたし)にとっては新しい経験(けいけん)で,いつもなんらかの発見があります。今までやったことのない商品を考えたり,それが実際(じっさい)に工場でできるのかを検討(けんとう)したりしています。最近では,女子大生と協力して,体に良い豆乳(とうにゅう)を使ったスイーツも開発しています。おいしいのは当たり前,他に何かメリットがほしいというのが最近の傾向(けいこう)です。そのメリットをフルーツにするのか,まったく別の視点(してん)で考えるのかも私(わたし)の挑戦(ちょうせん)です。

あったらワクワクするもの,それがデザート

あったらワクワクするもの,それがデザート

大学生のときに始めた喫茶店(きっさてん)のアルバイトで,初めてデザートというものに興味(きょうみ)を持ちました。そこで,アイスクリームやフルーツなどが盛り付(もりつ)けられてパフェになっていく様子に目が釘(くぎ)づけになりました。私(わたし)は,甘(あま)いものが大好きで毎日のようにデザートを食べており,パフェ作りの楽しい気持ちを活かしたいとも思っていました。人間にとって,デザートは主食ではありませんから,無くても平気ですが,あったらワクワクしますよね。ケーキを食べている人たちを見るとみんなニコニコしているので,これこそみんなを笑顔にできるものだ!とひらめきました。それでデザート業界に足を踏(ふ)み入(い)れ,今の私(わたし)があります。

興味(きょうみ)の原点は茶道部とみんなの笑顔

興味の原点は茶道部とみんなの笑顔

小さい頃(ころ)は,人見知りなのに外交的で外で遊ぶのが大好きな子どもでした。放課後は校庭や近所の公園などで友達と遊んでいました。季節ごとの木々(きぎ)の緑や空気の匂(にお)いが好きで,いつも外で遊んでいましたね。家の中でゲームなどもしなかったので,あまり室内で遊んだ記憶(きおく)がありません。中学のときにはバスケットボール部に入り,とにかく走り回っていました。高校生になると茶道部に入り,放課後は友達と買い物に行ったり,食べ歩きをする機会が増(ふ)えました。ケーキや和菓子(わがし)に深く興味(きょうみ)を持つようになったのもこの頃(ごろ)かもしれません。自分や家族,友人の笑っている顔が好きだったので,みんなを笑顔にするために,たまにケーキなどを作っていました。

あきらめないでやってみよう!

あきらめないでやってみよう!

私(わたし)の好きな言葉は,ウォルト・ディズニーの『ディズニーランドは永遠(えいえん)に完成しない。世界中に夢(ゆめ)がある限(かぎ)り進化し続ける。』というものです。あんなに大きなものを残しても満足しないということ,それは誰(だれ)の人生にも置(お)き換(か)えられることだと思います。あきらめてしまったらそこで成長もしないし,前にも進めなくなります。やってみたいことがある,前に進もうという気持ちがあれば人として成長していけますから,何でも好奇心(こうきしん)を持ってやってみてほしいです。私(わたし)の場合は,こんなものを作ったらお客様は喜ぶのではないかなあ,という思いが最初に頭に浮(う)かびます。こんなものは作れないなとは考えません。皆(みな)さんもあきらめないでやってみよう!

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PHP研究所
ウォルト・ディズニーが残した言葉の数々を一冊の本にまとめたもの。学生の頃からウォルトの言葉が大好きで、悩んだときや立ち止まったときに読み返し勇気をもらいました。夢をあきらめずに信念を貫いた彼だからこそ今もなお世界中に夢を届けている人なのだと思います。夢を持っていたり前に進もうという気持ちがあれば、人としても成長すると教えられた本です。

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取材・原稿作成:株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所/東京書籍株式会社/協力:城北信用金庫