麻薬取締官(まやくとりしまりかん)の仕事内容

麻薬取締官の仕事内容
麻ま薬やく取とり締しまり官かんは、麻ま薬やくや覚かく醒せい剤ざいといった違い法ほう薬物の取とり締しまりや鑑かん定ていなどを行う国家公こう務む員いんです。麻ま薬やく取とり締しまり官かんは、厚こう生せい労働省の地方厚こう生せい局きょく麻ま薬やく取とり締しまり部ぶに所しょ属ぞくしており、特別司法警けい察さつ職しょく員いんとして、薬物犯はん罪ざいに関する捜そう査さ権けん限げんを持っています。全国に約300名(2025年8月現げん在ざい)の麻ま薬やく取とり締しまり官かんがいます。

薬物犯はん罪ざいに関する捜そう査さでは、薬物の不正使用や密みつ売ばいなどに関する情じょう報ほうを集め、被ひ疑ぎ者しゃの逮たい捕ほや取調べを行います。海外の密みつ売ばい組そ織しきが船などを使って日本に密みつ輸ゆする場合は、各国の捜そう査さ機関や海上保ほ安あん庁ちょう、警けい察さつなどと連れん携けいして捜そう査さを行います。鑑かん定ていでは、押おう収しゅうした薬物の分ぶん析せきや、薬物使用歴れきを知るための毛もう髪はつ分ぶん析せき、薬物使用者などの特定を目的としたDNA型がた鑑かん定ていなどを行います。また、病院などの医い療りょう機関で使用されている医い療りょう用よう麻ま薬やくが適てき正せいに使用・保ほ管かんされているか指し導どう・監かん督とくをしたり、薬物乱らん用よう防ぼう止しの啓けい発はつ活動を行ったりもします。

麻ま薬やく取とり締しまり官かんは「薬物犯はん罪ざいを許ゆるさない」という、強い正せい義ぎ感かんが求められる仕事です。長時間の張はり込こみや地道な情じょう報ほう収しゅう集しゅうなど、粘ねばり強づよく捜そう査さを行うための忍にん耐たい力りょくも必要です。そして、薬物犯はん罪ざいを専せん門もんとしているため、薬に関する知ち識しきは欠かせません。そのため、麻ま薬やく取とり締しまり官かんの半数以上が薬やく剤ざい師しの資し格かくを持っています。

麻ま薬やく取とり締しまり官かんになるには、麻ま薬やく取とり締しまり部ぶの採さい用よう試験に合ごう格かくする必要があります。採さい用よう試験を受けるには、国家公こう務む員いん採さい用よう一いっ般ぱん職しょく試験に合ごう格かくするか、薬やく剤ざい師しの免めん許きょを取しゅ得とくする必要があります。薬やく剤ざい師し免めん許きょを取しゅ得とくするには、薬学部のある大学で学び、薬やく剤ざい師し国家試験に合ごう格かくする必要があります。

「麻薬取締官」の仕事内容と共通点がある職業

「麻薬取締官」の仕事人インタビュー(麻薬取締官の仕事内容・麻薬取締官になるには)

水上 翔也(仮名)
麻薬や覚醒剤などの違法薬物を取り締まる。