<原木市場>の仕事 東京都日の出町佐さ々さ木き 巧たくみさん(多摩木材センター) 原木市場は,山で伐ばっ採さいされた原木が売り買いされる市場です。「多た摩ま木材センター」は,東京都西にし多た摩ま郡ぐん日の出町にある,東京都で唯ゆい一いつの原木市場。この市場で売買されるのはスギやヒノキが主で,取り引きされる量の約9割わりはスギとヒノキが占しめます。その他に,モミ,マツ,サワラ,ナラ,カラマツなども扱あつかいます。 この市場では,毎月2回,10日と25日に,原木が売り買いされる市が開かれます。市の日は,原木を買いに来た製せい材ざい業者の人たちで「せり」を行います。せりでは,一番高い値ね段だんをつけた人が,その原木を買うことができます。1回の市では,だいたい6000本くらいの原木が,取り引きされています。 トラックで市場に運ばれて来た原木は,ホイルローダーやフォークリフトを使って仕分けします。仕分けをするときには,原木の種類や長さ,太さなどから,原木の価か値ちを見み極きわめることが大切です。仕分けされた原木は,ピラミット型の山になるように積んでおいて,市のときにはその山ごとに,原木が売り買いされます。
キラリ仕事人 「山から伐り出されてきた原木を,品質や大きさごとに並べて売る」 木材市場業 佐さ々さ木き 巧たくみさん あしたねインタビュー 寄付協力:株式会社ファミリーマート 協力:林野庁/公益社団法人国土緑化推進機構/NPO法人共存の森ネットワーク イラスト:平田 美紗子(林野図書資料館)