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- 東京都に関連のある仕事人
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1969年 生まれ
出身地 東京都
藤田 博子 -
子供の頃の夢
商社の社長
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クラブ活動(中学校)
バトントワリング部
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仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
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出身高校
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出身大学・専門学校
- 【このページに書いてある内容は取材日(2024年08月09日)時点のものです】
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鮫島 純子
新一万円札の顔である渋沢栄一の孫娘、鮫島純子さんが記した人生論です。読むと、すべてのことを素直に受け入れられるようになり、穏やかで温かな気持ちになれます。とてもよい本なので、友達にプレゼントすることもあります。
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D・カーネギー
悩みやストレスへの対処方法が具体的に書かれている本で、落ち込んだときに読む本です。「悩んだら忙しい状態に身を置くこと。考える暇がなければ悩まない」というアドバイスに感銘を受け、実践するようにしています。
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ニックネーム未設定
(北海道 中2) -
ニックネーム未設定
(静岡県 中1) -
ニックネーム未設定
(静岡県 小6) -
ニックネーム未設定
(岡山県 小6) -
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(東京都 小6) -
ニックネーム未設定
(東京都 小6)
- ※ファン登録時の学年を表示しています
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お店
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藤田 博子 -
仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
上質でおいしい肉を日本中に届ける、精肉店「肉のたかさご」を経営
私は、東京都中央区佃で「肉のたかさご」という精肉店を運営する、肉のたかさご株式会社の代表取締役社長を務めています。肉のたかさごでは、牛肉、豚肉、鶏肉といった精肉はもちろん、自社工場で作った加工肉、手作りの総菜や弁当も販売しています。平日の昼食どきは弁当を買い求めるお客さま、夕方は総菜や精肉を買い求めるお客さまでにぎわっています。週末には、遠方から買いに来てくれるお客さまもいらっしゃいます。
店の名物である「東京やき豚」と「黒毛和牛ローストビーフ」は、一年中販売していますが、年末年始に召し上がる方が多く、毎年12月下旬になると店の前には1~2時間待ちの大行列ができるほどです。そのため、年末は大忙しで、息つく暇もなく働き続けています。
商品をたくさんの方にお届けしようと、当店では店での販売のほかに、百貨店の食料品売り場での販売と、インターネットでの通信販売もしています。そのため、日本のさまざまな地域のお客さまが商品を買ってくれています。
そんな商品の販売を支えるのは、店の販売スタッフのほか、肉のトリミング(余分な脂肪などを取り除き、整える作業)やカットを担当する肉職人、「東京やき豚」、「黒毛和牛ローストビーフ」を作る職人、弁当や総菜を作る調理スタッフ、通信販売業務を担当する事務スタッフたちです。合計21人の社員の力を最大限に引き出すための職場環境を整えたり、会社の売り上げを伸ばすための戦略を考えたりするのが私の仕事です。 -
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藤田 博子 -
仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
売り上げを上げるために話し合いを繰り返す日々
私は毎朝8時半に出勤して、まず前日の売り上げを確認します。売り上げの上がり下がりを見て、その原因がどこにあるかを分析します。そして、どの時期にどのくらい製造量を増やすとよいかや、どの時期にどんな新商品を出すとよいかなどを考えます。その後、来ているメールに返信したり、社員から寄せられる相談に乗ったりします。
日中は来客が多く、原材料の仕入れ先の業者と価格の交渉をしたり、広告代理店に効果的な広告の出し方を相談したりしています。職場でお昼ご飯を食べるときはサッと済ませますが、店の運営に協力してくれる取引先や、いろいろな意見をくれるアドバイザーと会食をすることもあります。夕方からは、社内で新商品を作るための話し合いをすることが多く、アイデアを出し合ったり、調理スタッフの作った新商品の試作品をみんなで試食したりします。自席に戻ってまたメールの返信をしたり社員と打ち合わせをしたりして、帰宅するのは夜8時ごろです。
毎日あっという間に一日が過ぎていきますが、とても充実した日々を送っています。 -
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藤田 博子 -
仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
思いがけない大量注文に大苦戦した苦い思い出
肉のたかさごは、テレビや雑誌、ラジオなどのメディアに取り上げられることが多く、たくさんの人に店のことを知っていただく機会になっています。それはとてもありがたいことなのですが、一度、大失敗をしてしまったことがありました。
あるとき、有名なテレビ番組で当店の「東京やき豚」が紹介されると、生産がまったく追い付かない数の注文が入ってしまったのです。当時はウェブページから大量の注文が入るということがなかったため、予約受付数の制限をかけていませんでした。そのため、放送から2時間で入った3000件もの予約のすべてに、「希望日に商品をお届けします」という自動返信メールが送られてしまったのです。
さらに、ウェブページにアクセスが集中しすぎてシステムはダウンしてしまうし、注文の電話は深夜まで鳴り続くし、店の前には大行列ができるしと、大変な日々が始まりました。そこから2か月間は、私も社員たちも、朝から晩まで毎日働き通し。それでも当店の製品は1本1本、職人の手作りのため、商品の発送は遅れてしまいます。そのためお詫びの連絡をし続けました。そして社員も疲弊している中、大量の商品を無理に急いで作った結果、いつもの味をお客さまにお届けすることができなかったのです。
それからというもの、「二度と同じあやまちを繰り返してはならない」と反省し、その後は受注量をコントロールするために、自社のウェブサイトに高性能なシステムを導入したり、インターネット通信販売に特化した会社のサービスを利用したりするようになりました。おいしいものを作り続けるため、従業員が働きやすい環境、おいしい商品を作れる環境を整え、さらにおいしさを進化させていくことに専念し、お客さまの信頼を取り戻していったのです。
当店のモットーは「おいしさの喜びをチリバメル」です。商品を通してお客さまを幸せな気持ちにすることが、肉のたかさごの社会での役割と考えます。お客さまが「おいしかったよ、ありがとう」と言ってくれることは何よりの喜びです。現在も社員全員が一丸となっておいしい商品を作り、お客さまに届けられるよう、毎日、頑張っています。 -
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藤田 博子 -
仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
肉のたかさごがおいしい商品を作れる理由
おいしい商品を作るために、私たちはいろいろな工夫をしています。まず、すべての商品の要となる肉の仕入れは、肉ひと筋30年以上の当店の目利きの肉職人に任せています。肉のたかさごのお客さまが求めているものは品質が高くおいしいお肉なので、当店の肉職人の目にかなわないものは仕入れないことに決めています。
また、肉のたかさご名物の「東京やき豚」と「黒毛和牛ローストビーフ」は独自製法で1本1本、丁寧に手作りしています。「東京やき豚」には70年継ぎ足している秘伝のタレを使っており、またローストビーフに使用するスパイスは、私と、会長である父の一子相伝の秘伝のスパイスで味付けします。
しかし、味を守るということは、ただ同じことを繰り返すことではありません。もっと商品がおいしくなるように、新しい調味料での試作をするなど、よりおいしい商品作り、味の進化に日々、努めています。その進化があるからこそ、味を、おいしさを、守れると考えています。
忘れてはいけないことは、商品作りを気持ちの上で流れ作業にしてはいけないということです。当店では日々、商品を何百、何千と作っていきます。しかしお客さまが買うのはそのうちのたった一つの商品です。「お客さまは、一つの商品を買うために長い行列に並んでくださっている。そして、手に取った一つの商品で、次にもう一度買うかどうかが判断される。お客さまの気持ちに応えるためにも、常連さんになっていただくためにも、一つ一つの商品に思いを込めて作らなくてはいけない」。私は、そう社員に伝え続けています。 -
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藤田 博子 -
仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
父の跡を継いで店を守ることを決意した会社員時代
私が肉のたかさごに入社したのは23歳のときです。短大を卒業してから一般企業に就職した私は、楽しく順調な日々を送っていました。しかし、ある日、当時社長だった父が病気で緊急入院し、医師から手術が必要だと告げられたのです。すぐに治る病気ではなかったので、しばらく仕事はできません。体調を崩しながらも店のことを心配する父の姿を見て、「私がお父さんの代わりに店を守る」と決意しました。そう決めた翌日、勤めていた会社に退職願いを出し、2週間後には店の仕事をするようになったのです。
そのとき、どうして思い切った決断ができたかというと、子どものころから両親が働く姿を見続けていたからだと思います。両親はずっと忙しい生活を送っていたので、一緒に夕飯を食べることや、休みの日に旅行に行くことはほとんどありませんでした。忙しすぎて、私の誕生日が忘れられてしまうこともありました。でも、私たち家族を養うために働き続けてくれる両親に日々、心から感謝していたので、親が困っているのであれば私が立ち上がろうと、自然に思えたのです。父が退院して復帰するまでは、社員のみなさんに手助けしてもらいながらお店を運営していました。
それからは、店の運営のこと、肉のこと、経営のことを勉強して、43歳のときに父の跡を継ぐかたちで社長に就任しました。 -
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藤田 博子 -
仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
明るくおてんばで毎日を楽しんでいた子どものころ
子どものころの私は、明るくて活発で目立ちたがり屋でした。何でも楽しみたいと考えていたので、学芸会で披露する劇では主役に立候補したり、音楽会では独唱をしたりすることもありました。
小学校では生徒会の会長を務めていたため、学校行事で児童や保護者の前で挨拶をすることが多かったです。将来の夢は商社の社長でした。商社が何をするところかよくわからなかったのですが、「かっこいい」という印象をもっていたのです。
中学生になるころには、「すてきな人に出会ってお嫁さんになれたらいいな」と考えるようになりました。退屈に感じる授業では、先生に歌を披露して時間稼ぎするようなこともしていたので、やんちゃな一面もあったと思います。
今、振り返ると、子どものころは毎日楽しく、のびのびと生活していたように思います。 -
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藤田 博子 -
仕事内容
すべての従業員にとって働きやすい職場をつくり、お客さまに“おいしさの喜びをチリバメル”ことが私の仕事です。
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自己紹介
どんなに困難なことが立ちはだかっても、持ち前の明るさと朗らかさで乗り越えています。趣味は、茶道、オペラ鑑賞、温泉旅行で、感動したり癒やされたりする時間を大切にしています。
やりたいことが見つからなくても、焦らず目の前のことに打ち込もう
子どものころにやりたいことを見つけ、大人になってその仕事に就けたらとてもよいと思います。
しかし、やりたいことが特になく、たまたま内定をもらった会社で仕事をしている人は、案外多いものです。
子どものころにやりたいことが見つからなくても心配することはありません。一生懸命、目の前の勉強や仕事に取り組む姿は必ず誰かが見ています。そして、今まで知り合わなかったような人との出会いがあったり、もっとよい経験を積ませてあげようと手助けしてくれる人が現れたりするものです。
初めは好きなこと、やりたいことではなくても、一つのことをまじめに続けていけば、見聞が広がり、自分が興味を引かれることや、新たに挑戦してみたいと思えることに出合えます。
ですから、やりたいことが見つからなくても焦ったり、落ち込んだりせず、今、できることに一生懸命取り組んでみてください。人は、日々、小さな判断を繰り返しています。その判断の基準が前向きならば、必ずや自分に合った場所へと少しずつ進んでいるのです。
私も、肉のたかさごの商品をより多くの方にお届けして、食べた人が「おいしい!」と笑顔になってくれるよう、引き続き、一生懸命仕事に取り組みたいと思います。 -