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- 東京都に関連のある仕事人
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1989年 生まれ
出身地 東京都
西村 宏堂 -
子供の頃の夢
歌手、芸術家、声優
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クラブ活動(中学校)
バドミントン部、アニメイラスト部
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仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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自己紹介
ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
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出身高校
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出身大学・専門学校
パーソンズ美術大学(ニューヨーク)、メイクアップ・デザイナリー(ロサンゼルス)
- 【このページに書いてある内容は取材日(2023年12月12日)時点のものです】
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美輪明宏
お金持ちや美人は幸せそうに見えるかもしれませんが、どんな人の人生もよいことだけではなく、また逆に、今、自分の人生がつらいと思っていても、悪いことばかりではない、ということに気づかせてくれます。この本を読むと、人のことをうらやましいと思わなくなり、人に施しもしたいと思えるようになりました。面白おかしくて読みやすい本です。
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ニックネーム未設定
(山梨県 中3) -
ニックネーム未設定
(愛知県 小6) -
ニックネーム未設定
(京都府 小5) -
ニックネーム未設定
(愛媛県 小6) -
moon
(茨城県 小6) -
だいちゃん
(山梨県 中2)
- ※ファン登録時の学年を表示しています
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オフィシャルHP
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特集ページ
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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自己紹介
ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
私はハイヒールをはいたお坊さん。人はみんな自由で平等であることを伝えている
私は僧侶で、アーティストで、LGBTQ当事者として、「誰もが平等に、自由に生きていいんですよ」と多くの人に伝える活動をしています。LGBTQとは、性的少数者のことで、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)に、性的少数者全体を指すクィアと、性的指向がまだわからなかったり、あえて決めていなかったりする状態を指すクエスチョニング(ともにQ)の頭文字を取った言葉です。私は、戸籍上は男性ですが、性自認(自分で認識している性、心の性)は男性ではなく、自分のことを「男性でも女性でもない」し、「男性でも女性でもある」と思っていて、同性愛者であることも公言しています。
僧侶としてお経を唱え、メイクをして、ハイヒールもはき、キラキラしたイヤリングもつけています。僧侶になる前は、「こんな私が僧侶になっていいのだろうか」と悩んだこともありました。でも、「華厳経」というお経の中には、「着飾ることは悪くありません」「ボロをまとっていては、誰も話を聞いてくれませんよ」という教えもあります。観音様が冠をつけてとても豪華な装いをしているように、私もおしゃれをして人前に立ち、「他人と違うことは悪いことではないんだ」「自分らしくしていいんだよ」というメッセージを多くの人に届けたいと思っています。
LGBTQ活動家として、さまざまな学校や企業、団体のイベントでお話しすることが多く、これまでにニューヨーク国連人口基金本部やイェール大学、スタンフォード大学、増上寺などで講演を行っています。また、国内外のテレビや雑誌、Webメディアなどから取材を受けたり、SNSで自らメッセージや動画を発信したりするほか、2020年には、他人とは違うユニークな私の体験談や考え方を綴った『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』という本を出版しています。その後、この本は7か国語に翻訳されて世界にも広がりました。 -
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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自己紹介
ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
メイクアップのデモンストレーションや指導のほか、アートプロジェクトにも
アーティストとしては、アメリカでメイクやアートを学んだ経験やスキルを生かして、「どんな人も自分のよさを輝かせることができる」ことを伝えるのが仕事です。例えば、美容専門学校の学生やLGBTQのコミュニティにメイクアップの指導をしたりしています。その際も必ず、LGBTQの一員として、「性別も人種も関係なく、みんなが平等」ということは、お伝えしています。
また、全日本仏教会の「レインボーステッカー」のアートプロジェクトに、デザイナーとして参加したこともあります。レインボーは多様性を表し、LGBTQを象徴する色合いでもありますが、仏教にも同じように「青、黄色、赤、白、それぞれの色で輝いていることが素晴らしい」という意味のお経があります。そこで、「すべての人がそれぞれの個性で輝き、幸せに生きることを仏教は願っています」という気持ちをステッカーで表現し、賛同してくれる寺院の門や玄関に貼ってもらって発信したいと考えたのです。レインボーと、信仰のシンボルである合掌のマークを組み合わせたデザインを考え、スペイン在住のクリエイティブデザイナーでLGBTQ当事者である友人とともに完成させました。
このレインボーステッカーのプロジェクトについては、ステッカーが貼ってある寺院の場所がわかるWebサイトを作ってくださった方がいたり、ステッカーと同じデザインのぬいぐるみを作って私に送ってくださった方がいたりと、たくさんの反響があり、とてもうれしく思いました。 -
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
人々から尊敬されてきた僧侶。理解されづらいLGBTQ。この二つを混ぜるのが役割
僧侶、アーティスト、LGBTQ活動家。どの自分も分け隔てなく大切にしていますが、一般的に見たらそれぞれのイメージがかけ離れているかもしれません。昔から僧侶は人々からは尊敬される存在だったと思うのですが、男性がメイクをすることやLGBTQには、「理解できない」「普通じゃない」といった偏見がまだまだあります。私の役割は、これらをミックスさせて自分の生き様を伝えていくことだと感じています。
誤解なく正しく伝えるために私は、「勉強や練習を怠らないこと」と、「知見のある人からアドバイスをいただくこと」を実践しています。例えば、人前で上手に話すために、受け答えを何度も練習したり、きれいに発音をするための声の出し方のトレーニングをしたりしました。また、自分より経験のある人に会ったときには、自分から「アドバイスはありますか?」と必ず聞くようにしています。
私の発信したメッセージが誰かの未来を明るくするなら、それが私の一番のやりがいです。今までで特にうれしかったのは、ブラジルの男の子から届いた「メイクやネイルをやりたいけれど、宗教上の理由から禁止され、母親からも反対されていました。でも、あなたのメッセージがきっかけで母親といろいろ話をし、理解してもらうことができました」という言葉です。 -
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
母のワンピースを着て、ディズニー・プリンセスになりきっていた子ども時代
子どものころから自分のことを女の子だと思っていて、幼少時代には「こうちゃん、女の子よ」と堂々と言っていました。ディズニー作品に登場するプリンセスたちが大好きで、中でも『リトル・マーメイド』のアリエルはお気に入りでした。特に熱中した遊びは、母のワンピースやスカートを着てディズニー・プリンセスになりきる「プリンセスごっこ」です。女の子の友達にも教えてあげて、一緒にスカートをひらひらさせていました。
また、好きな曲をつなぎ合わせて構成した自作ミュージカルを、家でよく披露していました。観客は母です。「このミュージカルは特別なものだから、絶対に見てください」という気持ちをこめて、チケットも作ったんですよ。劇中には、プリンセス以外にも、おばあさん、先生など、登場人物がたくさん出てきます。演じているのは私一人なので、役が変わるたびに衣装を変えて、曲中で役の説明をしながら踊るという内容でした。人前でパフォーマンスすることや、自分のアイデアでお話を作ったり、衣装を考えたりすることが得意で、準備や練習も進んでやっていました。
ですが、小学校に入ると、自分は自分のままでは受け入れられないことに気づいて、悩み始めました。プールの授業で海水パンツをはくのが嫌だったし、学年が上がるごとに自分のことを「こうちゃん」と呼びづらくなってきたのです。 -
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
自由を求めてアメリカへ。ミス・ユニバース世界大会で各国代表のメイクも行う
中学校・高校に進学しても「自分は男の人が好きなんだよ」と言える強さがなく、特に高校に入ってからは友達をつくることもできませんでした。「自由の国、アメリカに留学したい」と思うようになり、そのために英語の勉強だけは黙々と続けていました。
高校卒業後、念願がかなってアメリカに渡り、ボストンの短期大学に入学しました。ですが、私の期待に反してアメリカ人の友達はできず、人種差別的な言葉の暴力を受けることもありました。「日本人でルックスが悪いからじゃないか」と絶望する日々を送っていましたが、あるとき、こんなニュースが入ってきました。世界規模で美を競うコンテスト「ミス・ユニバース」で、日本人の森理世さんが優勝したというのです。世界に受け入れられないのは、日本人だからじゃなかった!これを機に私は、自分の本心を少しずつ表に出すようにしたのです。2007年のことでした。
その後、ニューヨークの美術大学に編入しましたが、この学校の学長はゲイで、レズビアンの先生もいました。学生もLGBTQであることを正直に話す人ばかりで、「私は劣等じゃない!メイクすることも、LGBTQであることも隠さなくていいんだ」という解放感でいっぱいでした。
在学中にメイクアップアーティストとして働くようになり、ずっと憧れていたミス・ユニバースやミス・USAのメイクチームに参加することもできました。キラキラ輝くステージは、まるで私の夢の実現を祝福してくれているようで、天にも昇るような幸せな気持ちになりました。 -
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西村 宏堂 -
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人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
両親へのカミングアウトを経て、自分のルーツである僧侶になる修行に
父は僧侶で大学の教授、母は僧侶の資格を持つピアニストですが、小さいころから両親にお寺を継ぐことを強要されることなく育ちました。そんな両親に対して私は、自分がLGBTQだとカミングアウトすることを先送りにしていました。「同性愛者だと伝えたら、見放されるんじゃないか」という恐怖がどうしてもぬぐいきれなかったのです。
ですが、「言わなきゃ変われない」「私は変わりたい」「伝えよう!」と、心が少しずつ変化していったのです。カミングアウトを決意したのは24歳のときです。結果は私の予想をはるかに超え、二人とも私のことをすべて受け入れてくれて応援してくれたのです。この瞬間を境に、「ようやく、自由で隠し事のない私でいられる!」と本当に心が軽くなりました。
それまで仏教を毛嫌いしていた私が、僧侶になろうと考えるようになったのは、美術大学の課題がきっかけでした。韓国人のクラスメイトが兵役で2年間、大学を離れる直前に行われた発表で、彼は軍服を着て、いつもの姿からは想像がつかないほど熱の入ったパフォーマンスをしたのです。自分が韓国人であることや、大学を離れる寂しさ、不安などを受け入れ、兵役につく覚悟を決めた彼の意志がとても心に刺さりました。人生の課題に真正面から立ち向かう彼を見て、「私もずっと避けてきた仏教に向き合って、納得したうえで、嫌だと言おう」と気づいたのです。さらに、「仏教の知識を身につけたら、日本人としてもっと世界で輝けるかもしれない」とワクワクした気持ちも芽生えました。そこで、大学を卒業したら帰国して、僧侶になるための修行に入ることにしたのです。 -
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
つらい修行の最後に、先生から「仏教の教えは男女平等」との言葉をいただく
僧侶になるための修行は京都の金戒光明寺と東京の増上寺で、1回あたり約2週間、計5回を2年間かけて行われます。寒い真冬の京都で素足で雑巾がけをし、正座しっぱなしで浄土宗の作法やお経を学ぶ日々は、とても過酷でした。手がかじかんだり、足にあざができたりしたほか、声がかれて喉から血が出たり、「やる気がないなら下山しろ!」と怒鳴られたり。あまりのきつさに、体調を崩して下山する人もいました。
浄土宗の作法は礼の角度や合掌の手の高さ、声のトーンなど細かく決まっています。また、作法は男女で違いがあることや、装飾品も身につけてはいけないことも教えられ、「私は男女どちらの作法に従うべきか」「キラキラしたものが大好きな私は、僧侶になるべきではないかもしれない」などと、とても悩みました。
修行の最終日、その答えが明らかになりました。なんと、位の高い、とても尊敬されている先生が話を聞いてくださることになったのです。「作法は教えの後にできたもの。どんな人も平等に救われるという法然上人の教えが最も大切なので、作法は男女どちらのものでも構いません」「多くの人に教えを広めることができるなら、キラキラしたものを身につけても問題ありません」という言葉をいただき、それまでのもやもやした気持ちは一気に吹き飛びました。「これで私も正々堂々、僧侶になれる」と確信することができたのです。 -
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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自己紹介
ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
「私は同性愛者です」と堂々と言え、認められる社会になってほしい
これまでに私は、実に多くの方々と接することができました。国連人口基金の方、世界でLGBTQ活動をしている方などをはじめ、自分が憧れていたリーダーに次々にお会いできて、私が思っていたことをお話しして、それに共感していただけているんです。本当に、自分がやってきたことは間違っていなかったんだなと思います。
2022年12月には、NHK「紅白歌合戦」に、審査員として参加させていただくこともできました。この日に着た衣装は、父が着ていた袈裟(僧侶の服)を再利用して仕立て直したものです。両親にカミングアウトし、受け入れてもらえたからこそ、今の自分がいることを改めて実感しました。また、子どものころから憧れていた歌手や視聴者のみなさんの前で「私は同性愛者です」と堂々とお話しし、私だから言えるメッセージを届けることもできたのです。LGBTQの人たちを代表してこの場にいるんだと思うと、本当に気持ちが高まりました。
現在、私は、コロンビア国籍の男性とパートナーシップを結び、コロンビアでは国際同性結婚をしています。日本では同性結婚はまだできませんが、東京都港区では「みなとマリアージュ制度」というパートナーシップ制度が設けられており、2023年にパートナーとして登録しました。LGBTQへの差別や偏見は、徐々に取り除かれていると思います。今後、多くの人の多様性が尊重され、同性も異性も分け隔てなく、愛する人と暮らせる社会になることを期待しています。 -
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西村 宏堂 -
仕事内容
人が自由に生きられるように励ます仕事です。仏教の教えを通して人はみな平等だと伝え、また、メイクの力を使って、どんな人も自分のよさを輝かせることができるということを伝えています。
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自己紹介
ディズニー・プリンセスが、僧侶の体の中に入ったような人間です。「みんながやっているから」という理由で同じことをするのは嫌なタイプです。たとえ、500万人が左に向かって歩いていても、私は右が正しいと思えば右に向かって歩く自信があります。
私たちは劣等じゃない!周りの大人の「普通」や「常識」にとらわれないで
みなさんが大人になるころは、どのような時代になっているのでしょう。今よりもさまざまな可能性が広がっているのは確実で、偏見や古い時代のルールに縛られずに、誰もが自分がしたいと思ったことを当たり前にできるようになっているのだと思います。
だから、「これは一部の人にしかできないことだ」「普通はこうするべきだ」「これが常識だ」などといった周りの大人からの言葉は気にしないで大丈夫です。それは、その人が見てきた時代の感覚に基づくアドバイスなのであって、これからどんな時代になるかや、あなたの可能性がどれくらい広がっているものなのかは、誰にもわからないことなんです。「あなたの“普通”を、私に当てはめないで!」という精神で、自分の行動を制限することなく、自由に生きてほしいと思います。自分や、「あなただったらきっとできる」と言ってくれる人のことを信じて進んでください。
LGBTQの人たちには、劣等感を感じないで、自分自身を信じてほしいと思います。みんな、生まれたことには理由がありますし、一人一人が違うからこそ美しいのです。また、歴史的にも生物学的にも、多様性があるほうが進化しやすいという説もあります。だから、ネガティブな言葉に負けずに、自分の価値を疑わずに、自分を信じて生きてください。応援しています。 -