仕事人

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長野県に関連のある仕事人
1962年 生まれ
金子かねこ 礼次郎れいじろう
子供の頃の夢: スキー関係の仕事
クラブ活動(中学校): バスケットボール部
仕事内容
学校給食用のパンの製造(せいぞう)菓子(かし)パン,食事パンの製造(せいぞう)販売(はんばい)
自己紹介

※このページに書いてある内容は取材日(2016年12月02日)時点のものです

パンはコツコツ作る

パンはコツコツ作る

パン屋の1日は,朝4時から始まり,パンを作ったり,販売(はんばい)をして夕方6時に終わります。1日に作っているパンの数は日によって違いますが,約1000()くらいです。その中には三つの中学校の給食も(ふく)まれています。例えば,ある日は地元の飯綱(いいづな)中学校のために678()のパンを作り,また別の日には(となり)の地区の豊野(とよの)中学校に880(),というように,給食用にもたくさん作っています。
パンを作る時の工程(こうてい)は,①小麦粉をミキサーに入れてまぜる,②台でこねる,③パンの形にする,④発酵(はっこう)する,⑤焼く,⑥冷ますという流れです。パンを作るのに7時間かかります。
1日に8種類の生地から10種類のパンができます。パンは作り置きできません。コツコツ作らないといけないので,お休みはありません。働いている人は4人なので,とても大変です。特に冬以外はお客さんがたくさん来るので,パンを作るのはとても(いそが)しくなります。人気のパンは,あんパン・ぶどうパン・フランスパンですが,食パンもおすすめです。

衛生面(えいせいめん)に気をつかっています!

衛生面に気をつかっています!

(わたし)がパンを作るときに気をつけていることは衛生面(えいせいめん)ですね。給食のパンは生地が多いので材料から気をつかっていて,ウイルスや異物(いぶつ)混入(こんにゅう)に気をつけています。作るのが大変なパンはフランスパンです。でも,それぞれのパンに特徴(とくちょう)があるので,どのパンにも手間がかかります。
おいしいパンを作るには,やっぱり基本(きほん)が一番大事ですね。普通(ふつう)のことを普通(ふつう)にやる。そうでないと,毎日同じパンを作っていると,ちょっとずつ味や(しつ)が変わっていってしまいます。だから新しいことをやってみて,だめだったらすぐにもとに(もど)す,基本(きほん)(もど)ることが大切だと思います。
新作のパンは,あれとこれを組み合わせたらいいんじゃないかと思ったものを試して作ってみます。結果が良かったら,新作のパンにしています。

買ってくれた人に喜んでもらいたい!

買ってくれた人に喜んでもらいたい!

うちのパン屋は,今年で創業(そうぎょう)50年になります。もともとは,埼玉(さいたま)出身で菓子(かし)職人(しょくにん)だった父が,JAの支所(ししょ)に出したパン屋が始まりでした。その後,JAの支所(ししょ)のすぐ近くに店を(うつ)しました。
(わたし)は,高校まではスキーをしていて,店を()ごうと思っていたわけではありませんでした。将来(しょうらい)のことを考えた時,一番身近だったパン屋になった,という感じですね。知り合いに(たの)んで,東京で5年間修行(しゅぎょう)をし,飯綱(いいづな)町に帰ってきて働き始めました。パン屋になるためには,特別な資格(しかく)はありません。ただ,工場に一人,衛生士(えいせいし)免許(めんきょ)を持った人がいないといけません。
パン作りで大変なことは,掃除(そうじ)だと思います。異物(いぶつ)混入(こんにゅう)などを(ふせ)ぐため,(いそが)しくても毎日やらないといけませんから…。
パンを作る時は,やっぱり買ってくれる人に喜んでもらえるように,後悔(こうかい)させないように,と思ってやっています。お客さんに「買わなきゃよかった」なんて思われるのは(いや)ですからね。買った人が喜んでくれると(わたし)もうれしいです。

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取材・原稿作成:飯綱町立飯綱中学校