仕事人

社会にはいろいろな仕事があるよ。気になる仕事や仕事人をたくさん見つけよう!

愛媛県に関連のある仕事人
出身地 愛媛県
かふぇてんしゅカフェ店主
松本まつもと 理絵子りえこ
子供の頃の夢: 音楽の先生
クラブ活動(中学校): ブラスバンド部
仕事内容
デザートを作り、カフェを経営する
自己紹介
好奇心こうきしん旺盛おうせいで気になることは何でもしてみないと気がすまない。休日は映画えいがを観たり、温泉おんせんに行ったりする。

※このページに書いてある内容は取材日(2012年03月19日)時点のものです

カフェを経営けいえいしています

カフェを経営しています

わたしは母と二人でカフェを開いています。木曜日から日曜日の週4日営業えいぎょうしており,お店の仕事は全てわたしと母の二人で分担ぶんたんしています。仕入れや調理・接客せっきゃく等,様々さまざまな仕事がありますが,わたしがデザートの担当たんとう,母がランチの担当たんとうです。お店にはちく90年の古民家を使っていて,まるでおばあちゃんの家のような味わいがあります。寒い時は火鉢ひばちをたくさん置いてあたたかくしたり,季節毎に模様もようえをしたりして,店内の雰囲気ふんいきを大事にしています。またお店では,母が趣味しゅみ陶芸とうげいで作ったお皿やカップなどを使っています。この雰囲気ふんいきが好きで来てくださるお客様もいらっしゃるので,これからも変えずに守っていきたいですね。

前の日から仕込しこみをしています

前の日から仕込みをしています

お店は自宅じたくねているので,朝起きてすぐに仕事を始めます。わたしはまず,庭と部屋の中の掃除そうじをします。母はその間にランチ(お昼ご飯)の準備じゅんびを始めます。わたし掃除そうじが終わると,デザートの準備じゅんびうつります。デザートは,焼き上げまでを前日に終わらせているので,当日はかざりつけなどの仕上げの作業をしています。11時になると,お店の営業えいぎょうを始めます。お客様が来られたら,席にご案内して,お茶と手ぬぐいの温かいおしぼりをお出しします。それから注文をおうかがいし,ランチやデザートを準備じゅんびして配膳はいぜんします。平日はランチのお客様が多く,ランチの後にデザートを注文されて,2~3時間ゆっくりごされる方もいらっしゃいます。休日は一気にむということはなく,お客様が来られる時間はばらばらですね。14時ごろになると,お店も落ち着いてくるので,軽く休憩きゅうけいを取り,次の日の仕込しこみを始めます。食材の買い出しもこの時間です。17時にお店をめ,それから洗濯せんたくかたづけ,仕込しこみの続きをします。仕事が全部終わるのは,だいたい19時から20時くらいになります。

しゅんの野菜や果物を使ったデザート作り

旬の野菜や果物を使ったデザート作り

お店で出しているデザートはだいたい7種類用意しています。シフォンケーキを3種類,プリンが2種類。後は,チーズケーキとガトーショコラです。他にも,季節に合わせて,その時のしゅんの野菜や果物を使って作っています。自信作はソラマメとくりのペーストを使ったモンブランです。あっさりとしたあまさで,ランチの後でもおいしく食べられるとお客様にも好評こうひょうでした。ケーキ以外に,クッキーなどの焼き菓子がしも作っています。また,バレンタインなどのイベントがある時期は,ずにお菓子かしを作ることもあります。いろんな種類のお菓子かしを焼くので,時間がかかるんですよ。でも,出来た商品をおわたしする時にお客様がとても喜んでくださるので,こちらもうれしくなりますね。

お客様の笑顔が一番のやりがい

お客様の笑顔が一番のやりがい

仕事の一番のやりがいは,やっぱりお客様の笑顔ですね。お客様から「おいしい」や「ありがとう」の言葉をいただくと,このお店を始めて良かったなあと思います。このお店はあまり宣伝せんでんをしていないので,お客様は常連じょうれんの方が多いですね。みなさんもう顔見知りなので,お店でゆっくりくつろいでいただけます。自分のお店のテーマである「おばあちゃんの家やお友達の家に遊びに行く感じ」を実現じつげんできていたらうれしいです。それに,常連じょうれんの方がわたしのお店を紹介しょうかいしてくださったり,お友達を連れてきてくださったりすることも多いので,ありがたいなあと感じています。こういう人のつながりも,この仕事の魅力みりょくですね。遠くの町から時間をかけてきてくださるお客様もいるので,来て良かったと思っていただけるようにこれからも頑張がんばりたいです。

地元の無農薬野菜を使っています

地元の無農薬野菜を使っています

わたしのお店では,地元で無農薬栽培さいばいされた野菜を料理に使うことにこだわっています。お客様には,体に良い物を食べていただきたいですからね。普段ふだん,野菜は近くの直売所で買うことが多いのですが,知り合いの農家さんから仕入れることもあります。たまに近所のおばあさんが「この野菜は無農薬だからお店で使って~」と持ってきてくださることもあるんですよ。ランチにはそういう新鮮しんせんでおいしい野菜をたくさん使っています。また,野菜中心の献立こんだてにしているのは,お店に来てくださるお客様が女性じょせい中心だからです。お客様の年齢ねんれいは,お子様連れのわかいお母さんからご年配の方まで幅広はばひろいですね。どの世代の方もおいしくお食事をしていただけるように,健康に配慮はいりょしたメニューを心がけています。おすすめのメニューはロールキャベツです。たくさんの方に食べていただきたいですね。

接客せっきゃく担当たんとうからパティシエに

接客担当からパティシエに

わたしは以前,別の飲食店で働いていましたが,初めは接客せっきゃく担当たんとうしていました。その後,そのお店でお菓子かしを作る人がいなくなり,だれかがお菓子かし作りの仕事をしなくてはいけなくなりました。「パティシエ」の仕事を始めたのは,その時,挑戦ちょうせんしてみようかな・・・と思ったことがきっかけです。それまで趣味しゅみでしかお菓子かしを作ったことがなかったので,お店のレシピを見て試行錯誤さくごしながら,何度も練習して売り物になるケーキを作れるようになりました。最初は大変でしたが,だんだんケーキが作れるようになると,とても楽しくなっていきました。そんなころ,母が料理を作るのが上手だったので,いつか二人でお店を出せるようになればいいね!とよく話していました。そして,ある時この古民家に出会い,雰囲気ふんいきがとても良かったので,ここで自分のお店を開くことに決めました。たくさんのめぐり合わせがあって,このお店を開くことができたのだなぁと思います。

好きな物にとことん熱中!

好きな物にとことん熱中!

子どものころは人見知りをするところもありましたが,れてしまうとだれとでも仲良くしていました。のんびりした子どもだったのですが,好きなものにはとことん熱中してしまうタイプで,推理すいり小説にはまった時は時間をわすれて読んでいましたね。他にも,イベントを企画きかくすることが好きで,先生のお誕生日たんじょうび会をこっそり計画してびっくりさせることもありました。イベントは大人になってからも好きで,以前働いていたお店では,カルチャースクールの企画きかく運営うんえいなどもしていました。自分のお店でも,もっと楽しいイベントをしたいと思い,現在げんざい計画中です。子どものころから好きだったことが,大人になっていろいろな場面で活かされていると思いますね。

いいところをばしてほしい

いいところを伸ばしてほしい

わたしは子どものころ担任たんにんの先生に「君はマイペースでのんびりしているけど,最後までやりげるところが良いところだ。大人になって人より速くできないことも多いかもしれないけれど,やりげることに自信を持って,頑張がんばりなさい」と言ってもらったことがあります。わたしは本当にのんびりとした子どもだったのですが(笑),わたしだけでなく,だれでも得意なこと,不得意なことがありますよね。でも,自分の良いところをばすことが,将来しょうらい,大きな力になると思うんです。まだやりたいことが決まっていない人も,そうやって頑張がんばっているうちに自分のやりたいことを見つけていけるんじゃないかなと思います。

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取材・原稿作成:西条市商工労政課・黒河陽子、編集:(c)学校ネット株式会社